IT専門官
平成18年度予算委員会
IT専門官
◆岡崎委員 次に、下の方でIT施策推進事業についてお尋ねします。
今インターネットを通じて省庁の情報がかなり漏れております。自衛隊の名簿とか警察の捜査情報、原子力発電所の資料も漏れておるそうであります。今度電子入札も導入されるようでありますが、セキュリティーのためにもIT専門官が呉市に必要だと思われますがどうでしょう。
◎神垣情報政策課長 IT社会、そして情報化社会におけます情報管理につきましては、委員御指摘のように、セキュリティー管理が命とも言えるものと思っております。呉市においては、情報管理やセキュリティーの対策のために、電子計算機処理による情報及びデータ保護管理規程及びパーソナルコンピューター等管理基準を設けまして、インターネットで接続でしているパソコンを初め、フロッピーディスク、MO、USBメモリー等の外部記録媒体の適切な管理運営を図るために、データ保護管理者、データ取扱責任者、パソコン等管理責任者を設置し、セキュリティー対策や各課が保有するデータの保全管理に努めてまいっております。また、委員おっしゃるように、さきのファイル交換ソフトのウィニーの使用でございますけども、私物パソコンをネットワークに接続したために発生した情報流出と聞いております。呉市の場合につきましては、庁内LANには各個人の私物のパソコンは勝手に接続できないようにネットワーク設定をいたしております。また、接続の場合には許可手続を必要としておりますので、今情報政策が把握している現状では、庁内には一台もその接続はありません。また、庁内LANのパソコンに各種ソフト、このようなウィニーを挿入する場合についても、管理者設定をしておりますので、挿入ができないようになっておるのが現状でございます。
いずれにいたしましても、そういう状況の中で、セキュリティーの対策については万全を配したいと思います。
なお、昨今の情報漏えい報道を受けまして、全職員へ改めて、情報漏えい対策の徹底についての通知を3月20日に全庁へ向けて行っております。引き続き努力したいと考えておりますので、よろしくお願いします。
◆岡崎委員 たとえインターネットにつながっておらなくても、コンピューターからの漏れ電波を超短波受信機で拾ったら情報を盗むことが可能です。電子入札のコンピューターが通路に出してあるんですけど、ちょっとどうかなという疑問もあります。ちなみに、私は無線とデジタルの国家資格者でありまして、技術屋の意見もぜひ聞いていただきたいと思います。要望です。