安全な水道管



令和6年決算特別委員会
ポリエチレン管
◆岡崎委員 以前、豊町でポリエチレン管を使っていたりとか、音戸町でステンレス管を使っていたりとかあったと思うんですけれども、令和5年度で塩ビ管と鉄管以外で、ここにはこんなのを使っていますというものがありましたら教えてもらいたいのと、まさかないとは思うんですけれども、今、石綿管とコールタール管が残っていないかどうか、お尋ねいたします。

◎増木技術部副部長 水道管路で申し上げますと、まず、メインがダクタイル鋳鉄管というものを主に採用しております。それと、沿岸部とかに対しては、水道配水用ポリエチレン管。また、橋梁添架とかその橋渡しの管などは、鋼管あるいはステンレス鋼管を採用しております。コールタール管、それから石綿セメント管については、現在残っておりません。

◆岡崎委員 ありがとうございます。
 ポリエチレン管にしろ、ステンレス管にしろ、耐震性があるんです。昔、呉は地震がないだろうと思われておったんですけれども、今回震災がありまして。それと、もう一つが塩ビ管だったらビスフェノールAとかが出ます。環境ホルモンに対してもいいので、可能でありましたら避難場所付近は、今後交換することがあったら、ポリエチレン管あるいはステンレス管等に替えてもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。

◎増木技術部副部長 ビニール管に関しましては、基本的に法定耐用年数40年で、実際に使用可能なものも、40年くらいだと考えております。ですから、ビニール管の更新時期が来ましたら、適切にダクタイル鋳鉄管あるいは配水用ポリエチレン管に交換していきたいと考えております。

◆岡崎委員 ありがとうございます。ぜひ、ポリエチレン管をよろしくお願いいたします。



令和6年決算特別委員会
鉛管
◆岡崎委員 個人の給水管なんですけれども、鉛管をまだ使っている家があるかも分からないんですけれども、大ざっぱでいいので、どれぐらいあるのか把握しておられたら教えてください。

◎角井営業課長 鉛管については、令和5年度末におきまして、水栓数が4,150個残っております。

◆岡崎委員 昔は水が甘くなるとかと言われておったこともあるんですけれども、間違いなくこれは病気につながると思いますので、取り替えるように周知していただきたいと思いますし、取り替えるのが難しかったら、朝の10リットルぐらいは花にあげるとか道路にまくとかという周知をしてもらいたいんですけれども、どうでしょうか。

◎角井営業課長 委員がおっしゃられたとおり、取替えについては、お客様のほうで取替えを行っていただく必要がございますので、ホームページ等でお知らせをしておりますように、何かの機会があれば、取り替えていただくというのはもちろんなんですけれども、積極的に取替えを行っていただく。そして、朝一のお水とか、長期間水道を使用していなくて、その後に使われるお水等については、バケツ1〜2杯ぐらいの水を飲料水以外で使っていただいたりする周知もホームページではしております。今後も、もっと積極的に周知のほうを行っていくようにしたいと思っております。

◆岡崎委員 鉛管を使っておられるのは、恐らく市内のマンションとかではなくて、ちょっと古い家かも分かりませんので、ホームページというよりは、何か紙媒体でお知らせをいただければなと要望いたします。


令和4年予算特別委員会
◆岡崎委員  給水管について少し教えてください。
 鉛給水管を使っている家がまだあるのではないかと思います。呉市の管轄ではないんですが、何件が使っていらっしゃるか、資料がありましたら教えてください。

◎郷地営業課長 給水管における鉛管の残件数のお尋ねでございますが、令和4年1月末現在におきまして、呉市内7,120件残っております。

◆岡崎委員 鉛給水管を交換するかは個人の判断になると思われますが、使い続けると健康被害が出ると思われます。安全な水を供給する立場として、老婆心で、給水管を交換するか、朝一番の水は捨てるように何らかの方法で伝えるべきだと思います。市政だより2月号には水道局からのお知らせというのがありました。何らかで伝える方法がないのか、お知恵がありましたら教えてください。

◎郷地営業課長 鉛管の危険性についての市民、お客様への周知等はできないものかというお尋ねでございますが、私どもとしましては、今、ホームページに「鉛製の給水管取替えのおすすめ」というページを作成いたしまして、その中に「取り替えるまでの対応は」という項目、そこにおきまして、朝一番や長時間使用されなかった水道水の最初のバケツ一杯から2杯分、約10リットルの水は飲用以外の用途に使うようにしましょうということ掲載させていただいております。今のは水道使用中のお宅のことでしたけれども、水道を現在使用されてないところにつきましては、私どもが委託しております会社がつくっております水道料金調定システムというのがございまして、その水栓個別に鉛管というデータを全部登録してあります。そこで、水道使用開始の届けが出ましたら、そういったお宅につきましても、その都度個別に現地を訪問して、調査及び指導、広報等をするようにしております。

◆岡崎委員 では、お願いなんですけれど、水道局のホームページ見ることができる方はさほど多くはないのではないかと思いますので、例えば、市政だよりの余ったページがある場合とかは、その方向で考えていただければと思います。要望で終わります。



令和2年3月予算特別委員会
◆岡崎委員 おはようございます。では、5ページ、給水管についてお尋ねします。
 鉛の管、鉛管の給水管は市内に何件ぐらいあるのか、大体の件数か大体のパーセントで教えてください。

◎郷地営業課長 給水管における鉛管の残件数は平成30年度末におきまして約8,600件残っております。

◆岡崎委員 ありがとうございます。実は私は元電話工事屋で、鉛管をよく使っておりました。パイプとパイプをつなげるときは少し太いパイプをかぶせて、ハンマーでたたいたらつながるから楽なんです。外すときはトーチであぶったら溶けて外れるということで大変工事が楽だったんですが、ただ職業病といいますか、鉛の影響で若干知能が低下したんじゃないかなと思うんですが、鉛の害というのは、体がだるくなったり頭痛をしたり腎臓に影響を与えるそうでございます。また、便秘になりましたり、子供は5倍の影響を受けるそうでございます。鉛管の交換には半額、5万円まで補助される市があるそうです。ただ、古いモルタルのアパートとかで自分では交換できないというところもあると思われます。
 そこで、質問するんですが、余計なお世話かも分かりませんが、鉛管は害があることを周知して、鉛管を交換する、あるいは初水は1分間ぐらい無駄に流すようにビラを出すのが親切だと思うんですが、いかがでしょうか。

◎郷地営業課長 ビラを出したらどうかという御提案を頂きましたが、私ども現在行っております対応としましては、まずホームページに鉛製の水道管取り替えのお勧めというページを作成いたしまして、その中に取り替えるまでの対応はという項目で、朝一番や長時間使用されなかった水道水の最初のバケツ1杯から2杯、約10リットルの水は飲用以外の用途に使うようにしましょうということを掲載させていただいております。
 また、平成29年度におきまして水道使用中の約1,000件に対しまして、戸別に現地に出向きまして、戸別の調査及び広報を実施いたしました。調査及び広報は5年をめどにまたサイクルづけてやっていきたいと考えております。
 今のは使用中のお宅でしたけれども、使用をしていないところにつきましては、私どもが委託しておる会社がつくっております水道料金調定システムというのがございまして、水栓個別に鉛管というデータを全部登録してあります。そこで水道使用開始の届けが出ましたら、そういったお宅につきましてもその都度戸別に現地を訪問して、調査及び指導、広報等をしておるのが現状でございます。

◆岡崎委員 正直、私も呉市のホームページはあまり見ることがないんで、できましたら年に一回ぐらいでも水道だよりが出るときがもしありましたら、そのとき掲載していただければなという希望をいたします。鉛管を通しますと水が甘くなると言われております。でもこれは明らかに有害でありまして、寝ている間に脱水症状になるので、朝コップ1杯の水を飲みなさいというのが健康法であるそうなんですけれど、初水というのはまずは神様にお供えして、庭の植木に上げて、その後飲むようにできれば御指導いただければと要望いたします。



平成29年 3月定例会 予算特別委員会
◆岡崎委員  鉛給水管のことですが、日本水道協会の統計では、鉛給水管を347万世帯がまだ使っておりまして、広島県では5.11%という数字がありました。呉市ではおよそ何世帯がまだ鉛給水管を使っておられるのか、把握しておられたら答えてください。

◎田中営業課主幹 現在のところ1万8,000軒余りが存在すると把握しております。

◆岡崎委員 ありがとうございます。
 まだ1万8,000軒の方が使っておられるということであります。所得のある方は家を建てかえて、そのときに安全な給水管に変更されるんだと思います。特に意識の高い方は、塩ビ管では環境ホルモンのビスフェノールAが溶出するので、ポリエチレン管に交換されるんだと思います。ただ、借家住まいの方は、体に悪いと認識しつつも、使用し続けて、鉛中毒でぐあいが悪くなって、所得が減るという悪循環になっているのかもわかりません。また、自衛官が長期航海から帰ってきて、下宿の水を飲んで、ああ、呉の水は甘くておいしいのうと言うかもしれないんですけれど、甘いのは大量の鉛が溶けていることからかもわかりません。
 こういったことから、他市では鉛給水管交換費用の半分、5万円を限度に補助する市もあります。鉛給水管交換補助というのは考えておられないのか、お尋ねします。

◎田中営業課主幹 今のところは考えておりません。
 それと、先ほど建設課長が申し上げたように、道路の布設がえは平成35年までに終了するということと、もう一つは、メーター取りかえに際しては、全部鉛管は布設がえやりますので、あとは多少は残りますけれども、その部分につきましては、問い合わせがあれば随時水質検査等をして、それと広報等でやっていきたいと思っておる。今委員のおっしゃられる補助については考えておりません。

◆岡崎委員 ぜひ気がつかれましたら、工事のときに、ついでに給水管のほうも工事していただければと思います。


平成28年度予算特別委員会
岡崎委員 それでは、47ページ、給水管管理事業についてお尋ねします。
 給水管につきましては、これは個人の財産でございまして、行政ができる範囲は限りがございます。ただ、まだ日本全国で340万世帯が鉛管を使っておるのではないかと思います。昔から鉛につきましては害があるというのは誰でも知っておることでございまして、体がだるくなるですとか、脳に影響を与えるとかというのがあります。子どもは暴力的になるそうでございます。ちなみに私は柔和なんで、鉛含有量は少ないかなということを思うんですが。害を知ってはいるけれど、自分は大丈夫と大体思っていらっしゃるんじゃないかと思います。そこで、呉市で何%ぐらいの家庭がまだ鉛管使っているのか教えてください。

田中営業課主幹 今、平成27年度9月末でありますけれども、約10万軒当たりの世帯の中で1万8,500のお宅が鉛管である現状でございます。それと対策といたしましては、昭和41年に使用を中止しまして、配水管の布設工事の際には、鉛の溶けていないHIVP、現在はポリエチレン管を使用しております。それとあわせて、お客様からの問い合わせがありますと、給水台帳を照合しながら、もし鉛管があれば布設がえをお願いするとともに、もちろん今委員が言われるようなこともありますので、最初の1杯、約10リットルぐらいの水をほかのものに使われていただければ全然問題ございませんので、そういう電話の対応をしております。
 それと、これにつきまして今からどうするかということなんですけれども、広報については平成14年からホームページで記載しております。並びに、毎年1回以上、上下水道だより及び検針票がございますけれども、検針票の裏にこういったことを記載しまして、広報を努めてまいります。また、この広報につきましては、これからもずっと続ける予定でございます。

岡崎委員 本当は次の質問で聞こうと思っておったことだったんですけれど、それ除外いたしまして、本当に周知は十分しておられると思います。頭が下がります。鉛管を通したら水が甘くなるそうでございまして、甘くなるということは、恐らく化学変化を起こして溶出しておるのではないかと思います。ですから、フィルターを通しただけじゃとれませんので、うちゃあ浄水器つけとるけえ大丈夫よとかという方も中にはいらっしゃるんじゃないかと思いますが、これは大丈夫ではございませんので、市の広報で浄水器はだめですとは言えないかもわかりませんが、疑ってくださいとか疑問ですとか言っていただければと思います。
 また、いろいろ御相談があると思いますが、水道管を塩ビ、ポリ塩化ビニルはビスフェノールAが溶けて、女性ホルモンで巨乳化してしまうんで、さっきおっしゃいましたポリエチレン管に交換推進ということを、広報もっともっとしていただきたいと思う次第なんですが、この広報は、今具体的にはどういうふうにされておるか、よかったら教えてください。

田中営業課主幹 広報についてですが、具体的には公道部分とか宅地の部分とかという絵を、イラストを入れまして、こっからここまでがお客さんの区分ですよ、こっからは上下水道局負担ですよというような具体的にわかりやすい絵を入れて広報しております。

岡崎委員 イラスト入りの易しいパンフレットということで、本当にありがとうございます。お茶を飲んだら、お茶は毒出し効果があるけえ大丈夫だろうという方も多分いらっしゃると思うんですが、最近のお茶は中国製が入ったりして、中国は高濃度の鉛が入っておるということも出ておりますので、そうなりますとダブルで影響します。また水道の広報も開いたら載っているんじゃなくて、できたら1枚のビラで表も裏も大変危ないですよということを書いとっていただければ、周知が徹底する、それも、使っている家庭だけでなくて子どもさんとかほかの方も、できたら呉市全員がそういったことを周知できる形で広報いただければと思います。
 それと、もう一つだけ。これ気を悪くされたらいけないんですが、今は鉛管にしろ石綿管にしろコールタール管、一切ないかどうかだけ確認させてください。

田中営業課主幹 配水管につきまして、鉛管はもう全然ございません。石綿管についてもございません。

岡崎委員 ありがとうございました。一切ないということで心強い答弁をいただきました。呉市は、海軍が軍艦で赤道を越えても腐らない水ということで評判があった水でございます。でも、今太田川なんですかね。それはまあ置いときまして、これからも安全・安心、安定、安価な水を供給してくださいますことをお願いいたします。



平成27年度予算委員会



平成25年度予算委員会
水道管
岡崎 1点だけお尋ねします。JIS規格の水道管を使っておられると思いますが、ただ、今までに人体に有害ではないかと言われていた水道管がありました。石綿を使った石綿管、これ胃に刺さると胃がんになるそうです。人類が人工的にがんをつくり出したのがコールタールなんですが、そのコールタールを内側に塗ったコールタール管、鉛中毒の原因の鉛を使った鉛管、いずれも呉市は今まで使ってきたと思うんですが、平成18年までは豊浜で石綿管を使っておったんですが、今はこのような疑わしい管は使っておられませんでしょうか。

木下配水課長 今現在、石綿管は存在しておりません。

岡崎 鉛。

木下配水課長 鉛管についても、配水管についてはございません。
岡崎 配水管でなくても、例えば呉市でないかもしれませんが、各家庭に引っ張る管はないでしょうか。

木下配水課長 鉛製給水管ですが、呉市内に約1万9,000件の使用を確認しております。

岡崎 まだ給水管におきましては残っておるということで、水が甘くなるということから昔使われておったことが、甘くなるということは恐らく化学変化を起こしておるのだと思いますから、使われるときは水を最初たくさん流してから使われるように御指導していただければと思います。ただ、もう一つ実は塩ビ管におきましても、添加剤でビスフェノールAを使っておりまして、ビスフェノールAは溶け出すおそれがございます。ビスフェノールAは代表的な環境ホルモンなんですが、塩ビ管からポリエチレン管にかえられませんでしょうか。

中尾浄水課長 御質問のビスフェノールAでございますが、確かに水道管で一部溶出するという御指摘が過去ございました。それにつきましては、国のほうとか諸外国でも問題になっているところでございます。

岡崎 厚生労働省のホームページの中に、ビスフェノールAは乳幼児とか妊産婦は気をつけるようにと書いてございます。ビスフェノールAは女性ホルモンとして働きます。女性は巨乳になるそうでございまして、そこはいいんですけれども、男性は精子が減少するそうでございまして、どうも最近草食系男子がふえておりますし、中間層と言われるんでしょうか、そういった方もふえております。全てが塩ビ管のせいとは言えませんけれど、少しは影響があるかもわかりません。病院では点滴チューブが塩ビからポリエチレンにかわっております。ところで、豊町ではポリエチレン管を使っておるんですが、豊町で使っているんなら、呉市全域に展開はできませんでしょうか。

平本技術部副部長 平成23年度からポリエチレン管のほうも採用いたしまして、配水管も呉市内でも使用しております。

岡崎 わかりました。ステンレス管が一番、これはリサイクルできるからなんですが、ポリエチレン管でも許してあげます。呉市は、ぜひ不安をなくしまして、肉食系男子をふやして子だくさんのまちにしましょう。要望で終わります。



平成19年度決算委員会
☆コールタール水道管
○質問 石綿管、鉛管、コールタール管はないのか。

○答弁 豊浜町で石綿管が555m残っているが、20年度で解消する。平成16年度に海岸通りのコールタール管を改良したので現在のところコールタール管は確認されていない。鉛管は現在使われていない。



平成18年度決算委員会
☆安全な水道管

質問 豊町ではポリエチレン管を使っているのはなぜか。

答弁 耐震性に優れているので採用している。

質問 ポリエチレン管は欧米で実績がある。
ビニルパイプは環境ホルモンのビスフェノールAが溶け出すが、ポリエチレン管は安全である。今後も広く使用されることを要望する。
宮原浄水場の資材置き場に管の内部が真っ黒の管があったが、コールタール管ではないのか。

答弁 S42年から現在のような内面がモルタル塗装された鉄管を採用した。

質問 昔は水が甘くなると言われて鉛管を使っていた。石綿管も使っていた。
今は残ってないか。

答弁 石綿管は豊浜町の一部で残存している。
来年取り替える計画である。



平成13年度予算委員会
☆ステンレス
◆岡崎委員 次に、水道管についてお尋ねします。
 東京都や神奈川県では、水道本管と水道メーターをつなぐ管を無害のステンレスにかえています。塩化ビニール管及び硬質塩ビライニング鋼管は、環境ホルモンのビスフェノールAが溶け出して、この水を飲んでいると子供を産めなくなる可能性があります。ステンレス化を検討する考えはございませんでしょうか。


◎向田工務部長 議員仰せのとおり、東京都は昭和55年からステンレス鋼管に布設替えをしております。この目的は、現在使用しているいろいろな材料がございますけれども、呉市にもございますが、東京都は鉛管が多かったわけです。それで、漏水事故が物すごい発生したという経緯がございます。それともう一つは、地震対策のために何がいいかなということで研究された結果、ステンレスでやった方がいいと。というのが、ステンレスをU型に一部分移設するわけです。そうすると、縦方向にも横方向にも地震の震度によってある程度の効果が出てくるという判断のもとに、ステンレス鋼管で布設されたという経緯がございます。
 呉市としましても、ステンレス鋼管の使用は、昭和52年度から認めてはおりますけれども、議員御承知のとおり、給水装置は個人の財産で、個人の負担でもってやらなければならないというふうになっております。ステンレス鋼管は他の給水装置材料に比べて非常に単価が高いということでございまして、なかなか市民の方もステンレスで給水申し込みされないという実情がございます。
 それと、現在使用している硬質塩化ビニールですけれども、HIVPとかVPがございますけれども、その分につきましては、硬質塩化ビニールはそういった環境ホルモン的なものは溶出してこないというふうになっておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。


◆岡崎委員 硬質塩化ビニールの中でも、酸化防止剤として入っている可能性があるのではないかと思います。もしこの疑いがあれば、例えば小学生は直接水を飲んだりするんですが、もし疑いが考えられれば、小学校からでもどうかと思うのですが、小学校はどのような管を使っておられるのでしょうか。同じ管を使っておられるのか、それとも銅管とか、違うのを使っておられるんでしょうか。


◎向田工務部長 市内には、小学校が38校でしたかね、ちょっと数はわかりませんけれども、過去の長い歴史の中で鋼管、それからビニール管等を使用していると思います。


◆岡崎委員 熱安定剤とか、酸化防止剤とかいろいろな種類がビニール管には含まれておると思うんですが、今後、そういった問題、特に新聞にも出ておりましたけれども、点滴チューブからの環境ホルモンが今言われるほどですから、ぜひ今後とも慎重に研究のほどお願いします。要望です。