阿賀マリノポリス事業



阿賀マリノポリス事業
平成16年6月定例会
◆17番(岡崎源太朗議員)
 最後になりますが、阿賀マリノポリス事業について、コンテナ埠頭からリサイクル埠頭への転換についてお尋ねします。
 阿賀マリノと同じ水深7.5メートルを持つ埠頭に海田コンテナ埠頭があります。ここでコンテナ利用を主にしているのは、地元企業の1社だけです。海田埠頭の敷地の半分近くを占めているのは、鉄くずや古紙といったリサイクル資源を扱う業者です。コンテナ埠頭にしますと、ガントリークレーンやトランスファークレーンが必要になります。これだけで約50億円の設備投資が必要になると思われます。耐用年数は約17年くらいだそうです。減価償却だけでも年3億円は必要なのではないでしょうか。中国は、高成長をしていて、鉄や古紙といった原料が不足しているそうでございます。設備投資が要るコンテナ埠頭ではなく、すぐに需要が見込まれる原料積み出しのリサイクル埠頭を目指してはいかがでしょうか、お尋ねします。

◎市長(小笠原臣也) 岡崎議員にお答えいたします。
 5番目の項目で、阿賀マリノポリス事業につきまして2点の御質問がございました。
 阿賀マリノポリス地区は、物流需要の増大とか、あるいはコンテナ化等の輸送革新に対応した内貿ターミナルとして現在整備を進めておりまして、平成17年度には埋立工事を完成させる予定でございます。埋立面積は、約46.4ヘクタールとなっておりまして、そのうち埠頭用地約7.1ヘクタール及び背後の港湾関連用地約15.6ヘクタールとしてコンテナ及び一般貨物のいずれも取り扱えるよう計画しておるわけでございます。
 コンテナ埠頭でなくてリサイクル埠頭を目指したらどうかという御質問でございますが、お尋ねのリサイクル事業を含めまして幅広く利用されるように、現在ポートセールス活動を行っているところでございまして、早期に投資効果を反映できるよう努力をいたしております。したがいまして、お尋ねのコンテナ用のクレーン等の上物整備につきましては、ポートセールスの状況や貨物の動向を見ながら必要に応じて整備に取り組む考えでございますので、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。

◆17番(岡崎源太朗議員)
 それと阿賀マリノポリスのクレーンの件でございます。もしコンテナクレーンを整備されるのであれば、タイヤマウント式にすればレール施設と給電設備が不要になります。せめてタイヤマウント式にして設備投資を抑えるべきと思いますが、どのような考えがあるかお尋ねいたします。

◎港湾部長(佐藤俊幸) それでは、先ほどのクレーンの件でございますけども、タイヤマウント式の方が安いのではないかと。確かにタイヤマウント式は格安といいますか、通常のクレーンに比べて安くできますので、もしやるようなことがあれば、固定した考えは現状持っておりませんので、実態に合わせていろいろやっていきたいと思っております。
 次に、マリノ大橋の負担でございますけども、これは臨港道路ということで現在取り組んでおりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

◆17番(岡崎源太朗議員)
 では、今度はコンテナ埠頭についてですが、これも要望で終わりますが、コンテナ埠頭に少しでも疑問がありましたらぜひリサイクル埠頭の転換もお考えいただきたいと思います。コンテナ置き場よりもテレビや冷蔵庫の解体といった国の制度にのっとったリサイクル企業の阿賀マリノ誘致があってもよろしいのではないかと思います。環境に優しいまち「リサイくれ」と呼ばれるようになることを願いまして、私のすべての質問を終わります。ありがとうございました。



平成17年3月定例会予算特別委員会
◆岡崎委員 次に、263ページ、阿賀マリノについてお尋ねします。17年度末に完成する予定でありますが、あと幾らぐらいかかるのかお聞きしたいんですが。CFS上屋は、これはそう高くないと思うんですが、舗装が私の計算では70億円ぐらい、ガントリークレーンとトランスファークレーンで50億円ぐらいかかるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

◎佐藤港湾部長 大変な計算、ありがとうございます。
 さきの予算の補正のときにもほかの委員さんに申し上げましたけども、6月に出したいと思っておりますので、しばらくお待ちいただきたいと思います。

◆岡崎委員 じゃあ、もう少し我慢しますが。ただ、問題なのは、ポートセールスされるときに価格を言わなくてこういった交渉をされますと、土地取引法違反になるんじゃないかと思うんですが、こういった、一体幾らぐらいで今話をされておられるんでしょうか。

◎佐藤港湾部長 仰せのとおりでございまして、価格は提示いたしておりません。幾らぐらいだったら買われますかというお話を逆にこちらの方が聞いております。何か法に違反するかというお話ですけども、別に売るわけでも、向こうがお金を出して買うわけでもございませんで、何も現金は動いておりませんので、私は法に触れないと思っております。よろしくお願いします。



平成16年予算委員会
コンテナナ埠頭からリサイクル埠頭に
げんたろう 阿賀マリノと同じ水深7.5mをもつ埠頭に海田コンテナ埠頭がある。ここでコンテナ利用をしているのは地元企業の1社だけだ。海田埠頭の敷地の半分近くを占めているのは鉄くずや古紙といったリサイクル資源を扱う業者だ。
 コンテナ埠頭にするとガントリークレーンやトランスファークレーンが必要になる。これだけで約50億円の設備投資が必要になる。耐用年数は約17年だ。減価償却だけでも年3億円は必要になる。
 中国は高成長をしていて鉄や古紙といった原料が不足しているそうだ。
 設備投資がいるコンテナ埠頭ではなく、すぐに需要が見込まれる原料積み出しのリサイクル埠頭を目指してはどうか。

答弁 平成17年度には埋め立てを完成させる予定だ。
 どのようにするかはポートセールスの状況や貨物の動向を見ながら必要に応じて整備に取り組む。




平成14年度決算委員会
阿賀マリノ埋め立て
☆マリノ埋め立てに595億円。
マリノ大橋は104億円。
 舗装とガントリークレーンとかでまだ相当かかると思うが、あとどれくらいかかるか。

★まだ未定である

☆このうち防波堤、緑地帯を含めて国と県の補助金はいくらか。

★国が95億円だ。県の補助はない。
(マリノ大橋は含まれていないと思います)

☆残りが市民の負担となるが、30年くらいで償還できるのか。(600億位?)

★返済期限は平成24年だ。

☆海田コンテナヤードは県が500億円で作った。水深は7.5mだ。
県の地域企画課の資料を見ると、「海田は水深が浅く、グローバルゲートとしての港湾整備は十分とは言えない。」と言っている。阿賀マリノは同じ水深だ。
輸送艦おおすみも着岸できない。
(災害の物資輸送で使えません)
 水深7.5mでは外貿埠頭としては足らないのではないか。(国際用)

★内港用で設計している。

参考 え〜国内用? 国際貿易に使えないものに700億円以上もつぎ込むのは間違ってないでしょうか。今のところ返済のめどはありません。返済まであと10年。専門家は7.5mをナナハンと言ってバカにしています




平成14年度予算委員会
☆マリノポリス
 国の補助を除いた呉市民の負担額はいくらか。

答弁 500億円だ。

☆この借金を税金でなく、取り扱い貨物の儲けで払うと支払いに何年かかるか。

答弁 取り扱い貨物の儲けで払うというものではない。

☆神戸港は15mバースだ。水深7.5mでは5千トン貨物船がやっとではないか。

答弁 最大5千トンだ。

要望 採算はとれない。水深がないので自衛隊基地への転用も出来ない。事業の中止も考えに入れていただきたい。

参考 地震で崩壊の危険学校校舎は175棟あります。地震がきたら、コンテナ埠頭は子どもの死体置き場になります。学校建て替えは250億円。マリノの半分の予算で出来ます。どちらを優先すべきでしょうか。




平成12年度決算委員会
阿賀マリノ埋め立て520億円


質問 この地区で、何人雇用があるか。

答弁 46haの土地に1000人の雇用が予想される。

再質問 2億7千万円あれば老人ホームが建つ。520億円あれば200軒の老人ホームが建ち、2万人が幸せになる。土地を自衛隊にあげて、中通りに老人ホームを建てた方が呉市の活性化と、人口増になる。補助金に振り回されるのではなく、「老後を呉市で過ごしたい」と言われるような人を幸せにする政策をすべきだ。

参考 コンテナ埠頭を造って高速道路を使って関西に貨物を運びます。呉市の産業発展につながるかどうかは疑問です。地震で崩壊の危険学校校舎は175棟あります。マリノの半分の予算ですべての校舎を安全に出来ます。 子どもを危険にさらしたままコンテナ置き場を作るのは大反対です。