AIの取り組み



令和7年予算特別委員会
◆岡崎委員 予算書157ページ、情報政策費の真ん中辺でAI、RPAの活用についてお尋ねいたします。
 RPAにつきましては、随分、効果があったということをお聞きしておるんですけれど、AIにつきましてどのように活用されているか、効果があったかをお尋ねいたします。

◎向井行政改革デジタル推進第2課長 生成AIの活用でございますが、本市におきましては令和5年12月から生成AIのガイザーを導入させていただいております。ちょうど1年が過ぎましたので、全庁的に職員にアンケートを昨年11月に実施しております。その内容といたしまして、主な生成AIの活用としましては、文章作成また要約、文章の校正とか企画する際のアイデア出しなどに活用されております。
 事業効果といたしまして、今回調査した内容としましては、職員にどのような使い方をしているかという質問で回答があった内容でございますが、約200項目の回答がございまして、削減効果としましては230時間以上の業務時間の短縮につながったということをアンケート結果で確認しております。実際、これが年間ベースということで今回アンケート調査はしておりませんが、これ以上の大きな効果があったということで、職員の業務の効率化、また業務の効率化につながった時間をまた新たな業務や市民サービスの向上につながり、また職員の働き方改革につながっているということを認識しているところでございます。

◆岡崎委員 職員におかれましては、AIとRPAの効果によりまして業務の改善と市民サービスの向上につながったということで、本当にありがとうございます。
 ついででございますが、今度は市民からの問合せにもどうかAIを用いていただければと思います。いわゆるチャットボットの提案なんです。といいますのが、私、自治会長とか資源回収をやっておりましたら、いろんな問合せがあります。着物は資源回収に出せるんじゃろうかとかという問合せがあったりするんですが、資源とごみ出しに関しましては、今はアプリ「さんあ〜る」というのがあって、自動的に答えてくれるんですが、それ以外にも猫の死体が道路にあるけれどどうしたらええんじゃろうかとか、危険家屋、あれをどうしたらええとか、いろんな問合せが市民から入ってくるんですが、そういった市民からの問合せをAIチャットボットが答えていただいたらすごく助かるし、市民も楽になるんですが、チャットボットにつきましてお考えというのがございましたら教えてください。

◎向井行政改革デジタル推進第2課長 チャットボットの運用でございますが、現在、本市におきましてはチャットボットの運用等は行っておりません。また、令和7年度の新年度予算においても予算計上はしておりません。
 なお、今年度からBPRということで全庁的な業務改革に取り組んでいるところでございます。こうしたBPRの取組の中で業務フローを見直して、市民サービスの向上、また業務の効率化を図る取組を進めておりますので、そういった際に市民目線に立った形で、市民により便利な形でデジタルツールの導入も検討しておりますので、チャットボットを含めて、どういったツールがよいのか、また検討してまいりたいと考えております。

◆岡崎委員 チャットボットを導入した市は、年間200件の問合せが5,000件ぐらいに増えたりしているんです。といいますのが、チャットボットというのは携帯から簡単に24時間問合せができますんで、そういったアクセスが伸びるということもありますし、チャットボットは最初はなかなか答えられないんですけれど、どんどん知識を吸収して、どんどんえらくなって回答率が高くなりますので、ぜひ前向きに考えていただければと思います。
 そのときに、もう一つ要望ですけれど、テキストにテキストで答えるのでは味気ないので、バーチャルキャラクターというのもお考えいただければ、クレならハチ、ナナ、ハナタンみたいなバーチャルキャラクターもぜひチャットボットと一緒によろしくお願いいたします。要望で終わります。



令和4年12月一般質問12月8日
3.生活情報アプリについて
(3)AIチャットボットの導入
【質問】AIが市民からのネットでの質問に自動応答するチャットボットを導入している市も増えてきました。アクセス数が大幅に伸びるそうです。
 呉市でもAIチャットボットを導入してはいかがですか。

【答弁】
ご紹介いただいたAIチャットボットとは,パソコンやスマホの画面上で利用者の質問に対して,AIが最適と判断した回答を会話形式で自動応答するシステムで,ホームページや専用アプリ,LINEと連携するものなど,様々な形態のものがございます。
導入のメリットとしましては,利用する市民は「24時間365日いつでも気軽に問い合わせができる」ことや「窓口での待ち時間が不要である」ことが挙げられます。また,行政においては「問合せニーズを定量的に把握できる」ことや「問合せ対応を機械が代行することで,時間や人材をより一層市民に寄り添った業務に振り向けられる」といったことが挙げられます。
しかしながら,現状は複雑で多岐に渡る質問には的確な答えが得られないなどの課題があり,他都市の事例では,「市の特定のホームページや窓口の電話番号に誘導するのみ」といった通常のWeb検索との違いが見受けられないものもございます。
いずれにいたしましても,デジタル技術の進化は日進月歩であります。AIチャットボットにつきましては,導入事例を注視することによって,最新の技術レベルを確認しながら,どのような分野での利用が適しているか,真に市民サービスの向上につながるか,費用対効果はどうかといった,様々な要件を検討し,導入可能性について研究してまいりたいと考えております。

【提案】AIチャットボットは学習して進化します。できるだけ早く導入して頂きたく、今回質問しました。AIチャットボットは笑われるような質問とか、何が質問したいか本人にもわからない質問にも丁寧に答えてくれます。24時間一年中いつでも答えてくれます。質問の傾向で市民が何に困っているかが調査できます。
 導入について迷われているようでしたら是非AIにお尋ね下さい。



令和2年度予算委員会
ICT推進事業
◆岡崎委員 おはようございます。よろしくお願いします。
 それでは、予算書160ページ、情報政策費の中から、ICT施策推進事業についてお尋ねします。
 このICT施策の中にAIがあると思うんですが、来年度のAIの取組状況というのを教えてください。

◎砂川情報統計課長 AIについての取組ということでございますけれども、現在のところ、本市の業務におきましてAIの導入の具体的な取組については事例がない状況でございます。今後も専門家の御意見などもお聴きしながら、費用対効果も見極めつつ、導入については検討していきたいと思います。

◆岡崎委員 AIが偉いなあと思うのが、AIが人の目を見たら痴呆があるかどうかというのが分かるそうでございまして、ただ、議員に対してはちょっと脅威でございます。うっかり痴呆があると判定されましたら、当落がそれで決まってしまう、議会がAIに支配されるのではないかと思っています。さいたま市では、1,500時間かかった仕事が僅か数秒で終わったそうでございまして、事務処理が圧倒的な速さで終わるようでございます。また、ごみ出しの質問ですとか子育ての質問に24時間対応していただけることができ、設備投資が実は要りません。呉市にホストコンピューターがあるわけではないので、費用対効果、設備投資も要らないということから、ぜひ御検討いただければと思います。



平成30年12月代表質問
***4.人工知能(AI)と業務自動化ソフト(RPA)の導入について
*****(1)業務自動化ソフト(RPA)の導入
 最後に人工知能(AI)と業務自動化ソフト(RPA)の導入について質問します
(例)さいたま市ではAIの導入で1500時間かかっていた保育所の入所調整が数秒でできた。大阪市議事録作成にAIを導入しています。  
国はAI病院を2022年までに10カ所につくるそうだ。

*****(情報政策課)(RPA)
【質問】熊本県宇城市では職員給与、住民移動など6業務で業務自動化ソフト(RPA)を実施予定です。大津市でも導入予定です。
業務自動化ソフトRPAをどう思うか。導入の考えはないか。

【答弁】少子高齢化により労働人口が減少する中で,限られた人員でも質の高い行政サービスを提供していくため,各自治体では更なる業務効率の向上が求められており,RPAによる行政事務の自動化については,全国的にも注目が高まってきております。
 RPAの技術は,機械で自動的に出来ることは機械に任せることにより,職員の事務負担を軽減するとともに,処理の正確性を高め,業務の効率化とスピードアップが図れるというものですが,業務時間の短縮などによる,事務効率の向上により,働き方改革推進の面でも,期待が大きいものと考えます。
 RPAの導入については,全国的に見ても,まだ実証実験的な段階の事例が多くを占めております。
 今後,どのような業務が自動化できるか,費用対効果が見込める事務などについて,先行事例や,これからの他自治体における取り組みの状況,国の動向等を勘案し,専門家等のご意見を伺いながら,導入について研究して参りたいと思っております。

【提案】総務省がAI導入を支援し、事務事業を自動化するRPAに、20年度まで2年間に50地域ずつ補助する。ここは国の付託を受けて、補助を受けてRPAを導入すべき。呉市はこれから復旧に人材がいるとき。機械でできるところは機械に任せて、復旧の方に人材を回していただきたいです。国には復旧のためと理由をつけてこの2年間補助事業50地域の枠に入れてもらいたい。

*****(子育て支援課)
*****(2)人工知能(AI)の導入
*****(ア)子育て相談
【質問】渋谷区は,子育てに関する問い合わせをAIが対話形式で自動応答している。会話ではなく,携帯で困りごとが相談できることで好評を得ている。時間の壁,心理的な壁を取り払うことができる。このような仕組みをどう思うか。

【答弁】渋谷区では,平成29年2月にLINEからの子育て情報の配信を開始し,同年8月からはLINE内でAIを活用した自動応答サービスを提供している。
 このサービスは,知りたい情報のキーワードなどを入力するだけで,即座にAIが最適な答えを選んで回答し,LINE上での会話と変わらない感覚で情報を入手することができる仕組みである。
 子育てに関する情報について,曜日や時間を問わず,気軽に問い合わせができる仕組みは,子育て家庭にとって心強いものになると考えている。

【質問】取り組む考えはないか。

【答弁】子育てに関する相談には,どこへ行けば相談ができるのか,どう手続きをすればよいのかなどのある程度答えが決まっている問い合わせだけではなく,自分の話を聞いてほしい,悩みを理解してほしいなど,職員がひとり一人の悩みに寄り添いながら直接対応した方がよい相談もあると認識している。
 こうしたことから,今後のAIの進歩や発展について,調査しながら研究していきたい。

【提案】乳児が夜中に泣き止まないことがあって誰にも相談できずに母親も泣いてしまうことがあります。こんなときはホワイトノイズを聞かせたり、車に揺られると寝静まることがあります。乳児には蜂蜜を与えてはいけないとか禁止事項があります。ちょっとした不安、疑問をあやしながらとか病院の中で携帯で尋ねることができます。昔からの知恵をAIが答えるだけで解決することがあります。相談に乗ってくれるだけで安心します。

*****(住宅課)
【質問】糸島市は移住コーディネートにAIの実証実験をした。呉市は山あり海あり島がある。移住者のあらゆるニーズに対応できる。対話しながら探すより、パソコンや携帯でゆっくりあらゆる物件を検索しながら自分に合った物を見つけていただきたいと思います。AIによる移住マッチングシステムは人を介さずとりあえず探すことができるすばらしい仕組みであると思いますが、このようなしくみをどう思うか。

【答弁】糸島市のシステムは移住希望者がシステムに「車を持っている」「海の近く」な どの属性を入力するとそれを分析し,移住希望者が好むと思われる候補地をシステムが提示するもの。
 東京などの都市圏で高まりつづある田舎ぐらしへの機運を実際の移住につなげるための移住希望者への的確な情報発信とフォローアップ体制の強化は必要。
 そのため,担当の職員を配置し,首都圏での定住フェアなどに力を入れるとともに,移住希望者が手にとることができるパンフレットの作成やホームページ等での情報発信を行ってきた。
 職員が移住希望者のニーズにあわせ,個別の案内も行っており,呉市について漠然としたよいイメージを抱いている方に対し,的確な情報提供を行っている。
 移住を検討する人の大半は,インターネットでの情報収集をもとに移住の判断をしており,実際に窓口を訪れた人であっても,インターネットでの情報収集を同時に行なっている人は多く,AIを含めた情報通信技術は非常に重要な位置を占めていると考えている。

【質問】呉市としては,この移住マッチングシステムに取り組む考えはないのか。

【答弁】東京近郊からの移住先として,広島の人気が高まっている。東京のNPOが昨年行った移住希望地ランキングで,長野,山梨,静岡と首都圏近隣が上位を占める中,広島は2016年から2年連続4位と健闘。移住を推進する県がいち早く東京に相談対応の職員を派遣したことが奏功したとみられる。
 今年度,県はより多くの移住希望者にアピールしようと,県の移住支援サイト内にAIを使って様々な相談に応じるシステムを県が予算化している。一方で,人と人が直接向き合ってこそ伝わることもあると考える。
 今後は,県と連携を図り,それぞれの良い点を活用していけるよう研究を続けていきたい。

【提案】情島にはほぼプライベートビーチがあります。野呂山山頂は美しい自然の中で、猪肉・土筆・松茸・栗があります。他の地域には無い魅力があります。キーワードで検索すると呉市にヒットするようにお願いします。

*****(環境部)
【質問】 横浜市ゴミの出し方をAIが答える。発泡スチロールは可燃ゴミか有害ゴミか。剪定ゴミでも長い枝はどうしたらいいか。太い幹は出せるのか。24時間365日問い合わせができれば住民は助かる。このようなしくみをどう思うか。

【答弁】

【質問】取り組む考えは無いか

【答弁】

【提案】横浜市のゴミの出し方種類で、「旦那」と入力したら「・・・忍耐力を鍛えてみたら、どうかな」と回答があった。呉市が導入しても「岡ア議員」と入力したら「産業廃棄物です」と答えないようにはしてもらいたい。
 福山市・東広島市は民間と研究会立ち上げました。
 今回の質問の情報源は全国表彰された議会図書室の優秀なスタッフと携帯のAIです。全国の事例を集めてくれました。
 ご安心下さい。経済産業省のようにいずれ呉市の答弁書はAIが作成するようになるかもしれません。
 政府は6月にまとめた未来投資戦略で、AIやRPAなどを全国300地域で導入する目標を掲げています。
 国の呼び掛けに応え、機械ができることは機械にやっていただき、職員と市民が楽に幸せになる政策をされることを祈念して質問を終わります。