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平成28年3月定例会
◆(岡崎源太朗議員)  次に、呉市のNPO法人呉サポートセンターくれシェンドが、呉街角アルバムというスマホアプリをつくっておりまして、呉市内の懐かしい写真とかを紹介しております。銀座デパートの屋上の乗り物ですとか、はとぽっぽ公園とかです。できればこのアプリの写真に市史編さん室所蔵の写真を追加して、閲覧者がふえますと、観光客増にもつながると思いますが、民間団体と協力していただく考えはございませんでしょうか、お尋ねします。

◎文化スポーツ部長(末重正己) 本市の市史編さん室が所有する写真を活用することについてお答えいたします。
 本市では、呉市に関する写真を現在8万点余り収集、所蔵しております。これらの写真は、市民の財産であり、市民を初め広く利用希望者に対して提供してきているところでございます。その提供件数及び写真点数は、平成25年度は25件503点、平成26年度は35件184点、平成27年度は現在までに37件336点となっております。所蔵写真には個人提供の写真なども含まれており、提供者の了解が必要なものが一部ありますが、できる限り民間団体の活動等に協力していきたいと考えております。

◆(岡崎源太朗議員) 以前は、路面電車が走っておりました。大きな映画館がありました。スケートリンクもありました。ディスコもありました。中通は人があふれておりました。野呂山の山頂にも学校がありました。写真を見たら、呉市は何と大都会だったのかなということを思います。ルネサンス呉と言いたいんですが、写真を見て、ぜひ昔を取り戻していただければと思います。
 ここで、「呉の魅力・お宝90選」の本が3冊ほど今ありますが、よくまとまっていて、これを読みますと、呉には何と美しい眺めがあるんだろう、歴史があるんだろうと感動させてもらいます。
 ところで、この「呉の魅力・お宝90選」は、他市から見れるように電子化されているのでしょうか、お尋ねします。

◎企画部長(小松良三) 「呉の魅力・お宝90選」の電子化についてお答えいたします。
 呉市では、市制110周年を機にスタートさせましたくれ絆プロジェクトの一環といたしまして、平成25年度から毎年テーマを決めて「呉の魅力・お宝90選」を発刊しております。呉のさまざまな魅力やお宝を再発見し、市民みんなで共有し、次世代に受け継いでいく取り組みを推進しているところでございます。
 この本に掲載されている呉市のお宝につきましては、現在呉市ホームページ上におきまして「呉の魅力・お宝90選」フォトバンクを設けまして、お宝の写真を掲載し、公開しております。

◆(岡崎源太朗議員) 既に電子化をされておるということで、本当にありがとうございます。ただ、ページだけでも膨大なものになっておると思います。スマホは、位置情報が使えます。今いる場所から距離限定で検索できるようになれば、近くの観光名所が検索できて、観光客がついでに近くを見ていこうという足を延ばすことになりますし、宿泊もふえるかもわかりません。
 また、ARという技術がございまして、スマホをかざしますと、既になくなっている建物がさもそこにあるかのように昔の写真とかCG映像が現実とかぶって見られる技術がございます。旧庁舎も解体されるそうですが、例えば本庁舎を道路向こうから携帯をかざしたら懐かしい旧庁舎が見られるようになれば、呉市ゆかりの方が訪ねてこられるのではないかと思います。若干これは開発費がかかるんでありますが、よろしくお願いしたいと思います。