ボール遊び公園
平成28年3月定例会
◆(岡崎源太朗議員) ところで、先ほど公園の要望と苦情の質問をさせてもらいましたが、私が聞く中にボール蹴りとキャッチボールの問題がございます。学校は、管理の面から土日、祝日に校庭で許可なくボール蹴りをしたり、キャッチボールができません。なので、道路か神社か公園でボール蹴り、キャッチボールをすることになります。1990年代から事故が発生した場合の責任回避のために、管理者が公園でのボール遊びなどを全面的に禁止し始めました。野球のボールだけでなく、やわらかいゴムボールなども一律に禁止されておるようです。そのために、今の子どもは父親世代が楽しんだ三角ベースなどを知りません。
ここでお尋ねします。
呉市の公園が呉市に幾つあって、ボール遊び全面禁止の公園が幾つあるか教えてください。
◎土木部長(下山義夫) 現在、呉市内には土木部で所管する公園、広場が390施設あり、そのうち多目的広場などキャッチボールができる施設は広公園、焼山公園、安登公園などおおむね14施設で、残り376施設は面積等の関係から原則として球技は禁止しているところでございます。ただし、ここに言う球技の原則禁止とは、小さなお子さんがやわらかいボールを使って遊ぶことまで禁止しているというわけではございません。公園の利用に当たっては、互いに他の公園利用者や近隣に迷惑をかけないこと、そして何より誰もが安全に安心して利用できることが大切であるという趣旨で球技を禁止しているところでございます。
◆(岡崎源太朗議員) フェンスを高くするとか、区分けをするとかで、キャッチボールができる公園を拡大できないかと考えるんですが、名案はございませんでしょうか。
◎土木部長(下山義夫) 名案はないかとの御質問でございますけれども、球技を原則禁止しておりますのは、幼児公園や児童公園など面積が狭小な、いわゆる街区公園でございます。これらを利用、用途別に区分することは難しいのではないかと考えております。また、区分することによりまして、公園で行っている地域の行事等にも支障が生じてまいります。したがいまして、各御家庭から多少遠くはなるかもしれませんけれども、キャッチボールをすることのできる多目的広場など、これら先ほど御紹介申し上げました14施設は、各地域にある程度点在しておりますので、そちらを御利用いただけたらと思っております。
◆(岡崎源太朗議員) 呉市のような平地の少ないところでは、知恵を絞って工夫することと思い切った英断が必要になるのではないかと思います。ボールで家のガラスが割れないように、フェンスは高くしていただきたいと思います。幼児にボールが当たらないように、樹木などで公園のすみ分けをしていただければと思います。また、使っていない市有地とか遊休地、これは上下水道局とか港湾にもあると思いますけれど、安全な遊休地がありましたら、開放していただければと思います。また、校区外に行かなくても済むように、学校の校庭を開放していただければと思います。