防災ガイドブック
令和7年9月一般質問
***(2)防災ガイドブックの作成
仮設住宅の方が避難場所であるポートピアパーク図書館2階に避難訓練移動するときに、消防団が全体をトラロープで囲み、高齢者を先頭にして出発しました。この避難訓練の様子はたまたま天応に来られていた国会議員と国務大臣にご視察いただき、新聞にも掲載されて高く評価されました。しかし、私は失敗だと思いました。ポートピアパーク裏入り口と歩道の間に3センチの段差があり、ここで先頭の高齢者が戸惑ってしまい、全体の避難に時間がかかったからです。津波の避難の時には「てんでに走る」バラバラに走るが基本で高齢者は別に誘導員が必要です。津波の時は「てんでに避難」。避難の時はたとえ土砂降りでも「長靴ではなく運動靴」など避難の時に知っていたら命が助かる知識、生き残る知識をまとめたガイドブックが必要です。
東京都には防災ガイドマップがあります。
呉市でも防災ガイドマップを作るべきと思われますが、ご計画をお教えください。
答弁 防災ガイドブックの作成に関するご質問です。
議員ご案内の東京都防災ガイドブックは68ページの冊子で,南海トラフ地震や首都直下地震の解説,災害のリスクや災害時の行動,防災情報の取得方法など,災害に関して役立つ基礎知識が集約されています。これは戸別配布ではなく,イベントの際や都民の要望に応じて配布されているものと確認しています。広島県では,テーマ毎のパンフレットはありますが,集約型の冊子については発行されていません。
呉市におきましては,2年に1度発行する「市民暮らしのガイドくれ」に10ページの防災情報を,毎年,梅雨前に発行する「市政だより」に6ページの防災特集ページを,毎月の「市政だより」に防災上の留意事項等を提供しています。また,大雨編と地震編2種類の「避難の手引き」を作成・配布するなどして,市民の皆様に周知しているところです。
今後も,議員にご提示いただいた資料や,他都市の好事例を参考にして,内容のブラッシュアップを図り,市民の皆様に役立つ防災情報を,適時適切な方法で分かり易く提供してまいりたいと考えています。
要望 火災が発生した。旦那が倒れて重くて動かせない。こんなときは毛布の上に転がして乗せると毛布を引きずって運び出すことができます。こういったちょっとした知識が生死を分けます。分厚い防災ガイドマップでなく一目でわかるイラストで広報くださいますようお願い申し上げます。