市庁舎建て替え


平成23年度予算委員会

質問 庁舎、何のために建てかえられるんでしょうか。幾らかかるのかを教えてください。

答弁 まず、庁舎が何のために必要かということでございますけれども、これまでも御案内のように本庁舎が老朽化しております。それと、窓口機能が分散化をしていて、市民の方に御不便をかけていると、それから施設が古くて、なかなか高齢者の方とか障害者の方に非常に厳しい状況にもあり、高度情報化への対応がもうそろそろ限界に来ているとか、さまざまな理由がございます。もちろん、庁舎が狭隘化しているとか倉庫とか会議室とかが少なくて非常に不便になっている状況もございます。庁舎の建設費につきましては、以前お示しした150億円というのは仮の数字でございますので、そういったものは来年度の調査の中で検討してまいりたいと考えております。

質問 老朽化で、要は震度6の地震に耐えられない、耐震がないということであろうとは思います。庁舎より先にもっとやらなければならない耐震化すべき施設はまだほかにあると思います。例えば、学校施設は、400棟呉市にあるわけですが、今耐震化ができたのが49.7%、まだ半分です。全国平均は73.3%です。大ざっぱですが、震度6の地震で7,500人の児童生徒と先生が死の危険にあるわけですが、そんな中で市の職員の命を優先されるその理由を教えてください

答弁 岡崎委員が今おっしゃいました学校の耐震工事でございますけれども、確かにこちらのほうも非常に大切で、計画をつくって教育委員会のほうで進めているんだろうと思います。今の職員の命と子どもの命、どっちなのかというお話になりますと、これはどちらも命ですから大切なのは間違いありませんけれども、この本庁舎建設に限らず、子どもの命というものを判断基準にすれば、ほかの公共工事もそうですし、施策もそうですし、子どもの命と比べてどうかということに判断基準を置けば、かえってその判断基準を間違えるという危険性も私は出てくるんだろうと思います。確かに子どもの命は大切ですけれども、子どもの命と比べてどうかという判断基準は適切ではないんではないかなと思っています。

質問 去年、豊町へ行きまして体育館を見ましたら、壁がはがれて鉄骨がむき出してありました。地域の避難場所だろうと思いますんですが、避難場所そのものが安全ではないと思います。毎年言いますけれど、前、和庄小学校で、れんがぐらいの大きさのコンクリートが4階の屋上から落ちてきたことがあります。昼の掃除時間でしたから、もし数秒ずれていたら、子どもの脳みそが散っておったかもわかりません。子どもだけでなく、地域の避難場所でもあります。提案ですが、せめて全国平均73%を超えたら庁舎建設考えるべきではないかと思います。それまでは待つべきではないかと思うんですが、どうでしょうか。

答弁 学校の耐震化事業と新庁舎の整備につきましては、どちらも重要な施策だと考えておりますので、やっぱりいずれも計画的に実施してまいりたいと考えております。

質問 どちらも重要なのはよくわかっております、命がかかっておりますから。でも、優先すべきものがあるのではないかと思います。私は、自衛官の家で育ちまして、私も自衛官になりました。7,500人の子どもの命が危機にさらされておるときに、自分が安全になることは難しいなと思います。地域の避難場所でもあります。子ども、地域を優先していただければと思います。
 ちなみに、きょうは陸軍記念日であります。子孫のために命をささげてきた先人がおられたということも考えてください。



平成22年度予算委員会
質問 本庁舎3階の大きな絵の裏にひびが入っていまして、地震が来たら3階は天国の近道と思う。
昨日庁舎建設基金の条例が決まりまして、これで、大口の寄付を期待したいところです。
4年前にたった岩国の庁舎は建設費75億円のうち、50億円は米軍からのものです。
ところで、市のホームページをみてみますと、市立学校施設の耐震化状況が出ています。
399棟あるうち、耐震化したのは200棟。あと199棟、半分残っております。
おおざっぱですが、震度6の地震が来ると、児童生徒の半分は死ぬか生き埋めになる可能性があります。
このような状況の中で、庁舎建設を進められるということですが、子供の命は後回しなのでしょうか。お答えください。

答弁 校舎、屋内運動場などの学校施設は、児童生徒等が1日の大半を過ごす活動の場であるとともに、非常時には地域住民の応急避難場所としての役割を果たすものであることから、その安全性を確保することが極めて重要と考えております。国においても、学校施設の耐震化は積極的かつ速やかに取り組むべき重要事項として位置づけております。

質問 災害復旧は消防局、自衛隊、消防団がやりますのでご安心ください。
命令一過、たとい身の危険が感じられるところでも市民の生命を守るため、任務を粛々と遂げて参ります。
 矢祭町の役所は建物が傾いていて、玄関の片方は開きません。しかし、学校は平屋で立派です。矢祭町の子供が成人して役場を訪れたとき、涙が止まらないでしょう。矢祭町出身で町外に出た人はふるさと納税すると思います。
学校の耐震化がすべて終わるまで、積立金は待ったらどうでしょうか。

答弁 これまでも御説明させていただきましたように、本庁舎の建設事業費は多額となります。その約3分の1を基金で積み立てる必要がありますので、来年度からお願いしているものでございます。

質問 地震で崩壊する校舎を残したまま本庁舎を建て替える。子供の命より市職員の命を優先する。市民がなんというでしょうか。
市役所という漢字は私役所にすべきですね。