平成19年12月代表質問

中国からの食材の有無
 食材の6割を海外から輸入しているのが今の日本の姿です。
もし、食材と会話ができたらどうなるでしょう。たこはスペイン語を話し、野菜は中国語を話し、とても国際色豊かでしょう。
 中国産の野菜は日持ちすると定評があります。逆を言えば、保存料や防腐剤が大量に使われていることが考えられます。
体積の小さい小学生にとって、骨格が形成される時期の児童にとって残留農薬に対しては細心の注意が必要です。
 ここで質問します。中国野菜は残留農薬が指摘されていますが、今年度学校給食に中国の食材を使った実績はないでしょうか。おたずねします。

答弁 学校給食で使用する野菜、果物については原則国内産としている。しかし、食材の安定的な確保と低水準の価格を考慮して、中国産の冷凍物を使用することがある。今年度は冷凍物のアサリ、貝柱、ゆでダコ、キヌサヤをそれぞれ1回ずつ使用した。

再質問 
日本の食材の17%は中国からです。学校給食に使われるのも当然です。
福岡市で以前、小学校118校、計6万1048人の学校給食に使用された中国産の冷凍キヌサヤから、食品衛生法で定められた基準値の約6倍の残留農薬が検出されたことがありました。横浜市で356校に使われる給食用きくらげから基準値の2倍の殺虫農薬が検出されました。
福岡市は給食に使った後です。中国の安全基準、日本の検査態勢に疑問が残ります。
 最近の中国食材の問題に関するテレビ報道によりますと、髪の毛から醤油を作っているとありました。髪の毛は体の中の不要物で作られます。重金属が溜まるところです。髪の毛から醤油を作ってはいけません。
また塩の代わりに工業用の亜硝酸塩が出回っていると中国中央放送局が伝えていました。輸入したカワハギが実はシロサバフグでした。
はるさめを工業用漂白剤で漂白していました。
白ゴマをタール色素で着色して黒ゴマにしていました。
我が国の食材は安全ですという中国の番組がありましたが、説明しているおじさんの後ろの畑の野菜は農薬でピンク色でした。色彩で害虫を追い払うつもりなのでしょうか。おじさんの手はただれているようでした。
昨年、中国製のドッグフードを食べたアメリカの犬が大量死するという事件がありました。それじゃあドッグフードではなくて毒フードだとジョークがとんでいました。
似たようなことは日本でもありました。むかし、メチルアルコールを酒に混ぜて飲んでいたと聞きました。こーゆー時期はどこの国でもあるんだなーと思います。
 ここから質問になりますが、遺伝子操作食品について質問したとき、遺伝子操作食品かどうか製造元を特定できないからと、呉市は使い続けました。BSEが問題になったときの時も牛肉を呉市は使っていました。雪印が問題になっているときも雪印乳業のマーガリンを使っていました。雪印と雪印乳業は違うからいいとの答弁でしたが、回収した牛乳を再利用していたのは雪印乳業ではなかったでしょうか。
これだけ中国野菜が問題になっているのに、呉市が使い続けたのは、食材の購入システムに問題があるからではないですか。
 教育委員会学校安全課の下部組織、校長先生で組織する呉市学校給食協会が偉すぎて、教育委員会の指示が通らないのではないですか。


答弁 物資の購入にあたっては、校長、給食主任、学校栄養職員、給食調理員で組織する物資購入委員会において慎重審議の上、食材を選定しており、食材購入システムに問題はない。


再々質問 
校長先生で組織する呉市学校給食協会の下に栄養士と学校栄養職員で組織する物資購入委員会があります。校長先生は偉いとは思いますが、児童生徒の栄養に知識と責任を持つのは栄養士であり、栄養担当職員です。物資購入委員会の意見を最優先してください。たとえ検査を通過しても疑問が残るのは使わないでいただきたい。
中国では安全な日本食材が市価の25倍の値段で取引されています。
給食費が少し高くても安全な食材を求める保護者が多くいます。
曲がったキュウリや皮がきれいでないミカンがあることも、教える必要があります。
今後も地元産で安全な食材を使用されるようお願いいたします。