クラウドファンディング


平成28年6月一般質問

*** (2)クラウドファンディング実施の可能性

質問 安心しました。私も同じ考えです。500万円納税してもらったら300万円のキャンピングカーをプレゼントする。そのかわり、どこかの自治体が500万円損をする。地元に備前焼がありながら、ふるさとと関係なくても外国製のパソコンの方が人の気を引いて換金しやすいので返礼品に使う。そのかわりどこかの自治体が32万円損をする。こんな税金の取り合いをする制度はおかしくはないでしょうか。外国の電気製品や金券などあからさまに換金目的の返礼品はふるさとを思う心と関係ありません。
 ここでこの制度の利点を生かして、正しい使い方を提案したいと思います。
クラウドファンディングというインターネットを利用した資金調達の方法があります。
 たとえば、奈良県では県内の祭りや芸能などを撮影した古い映像記録のDVD化に向けて、クラウドファンディング方式で寄付金を集める方式を提案しました。寄付者にはDVDの特典があります。
 ここにふるさと納税制度が生かせます。
 寄付金を集めやすいのは、クラウドファンディングを行政がするとふるさと納税したと見なされ、税額控除に使えるからです。つまり、市民の負担無く資金を集めることができます。
 すでに奈良県以外にも他自治体で実施しています。呉市で実施する考えはありませんでしょうか。

答弁  ふるさと納税を利用して,クラウドファンディングのように目的を絞った資金調達を行ってはどうかとのお尋ねでございます。呉市のふるさと納税制度では,活用目的や事業を指定したふるさと納税は実施しておりませんが,他都市においては,事業を指定したふるさと納税やいわゆるクラウドファンディングといった取組みを行っている事例もございます。 本市のふるさと納税制度をよりよい制度にする意味からも,活用目的や事業を指定したふるさと納税のあり方について,現在,検討をさせていただいているところでございます。また,クラウドフアンデイングについても研究して参りたいと存じますのでよろしくお願いいたします。

要望 自治体が行うクラウドファンディングはガバメントクラウドファンディングと言われています。タブレットお持ちの方はガバメントクラウドファンディングを検索していただければ、一目でわかります。
 実際に地域おこし協力隊が地域興し事業として活用したり、文化財保護や難病の子供支援で多額の多額の支援金が集まりました。犬の殺処分ゼロでは2億4千万円集まりました。犬の殺処分ゼロは累計で4億円を超える勢いです。捨てられるわんちゃんの別荘ができます。私は犬になりたい。
 地域おこし隊やボランティア団体が行政と一緒になって行うプロジェクトの、補助金に頼らない資金調達手段として大変有効でございます。行政の負担はシステム運営のためのわずかなちょっとの委託費だけです。この委託費さえも寄付金の中から充当するかしこい方法もあります。税額控除になる今のふるさと納税制度はいつまで続くかわかりません。ふるさと納税制度が制度廃止になる前に、すみやかなご検討をお願いします。
 ちなみに私個人としては平成19年から実施していないポートピアパークでのイルミネーションの復活と、尾道で開催して数万人集まったコスプレ大会・仮装大会を提案したいなと考えております。出資者に負担が無いので、すぐに資金が集まると思われます。出資者にはコスプレグッズのプレゼントにすると、殺到間違いなしです。