電子黒板



令和5年12月定例会
電子黒板
◆29番(岡崎源太朗議員)
 最後になりましたが、電子黒板についてお尋ねいたします。
 せっかくタブレットを導入したのなら、電子黒板が大変有効だと思います。黒板に書いたものが一斉に生徒の端末に送られます。児童生徒が黒板を書き写す必要がありません。授業進行をスムーズにします。電子黒板についてどのようなお考えなのか、お尋ねいたします。

◎教育部長(高橋伸治) 電子黒板を導入する考えはないかとのお尋ねでございます。
 電子黒板は児童生徒に提示する資料や写真等を映し出すことが可能です。また、資料や写真等を拡大して見せることも可能であり、さらには、電子黒板上に映し出されたグラフや写真等にペンや指によって自在に文字を書き入れることも可能です。一方、現在タブレットに導入している授業支援アプリ、ロイロノート・スクールと大型モニターを併用することにより、教室内のどこからでも電子黒板と同様の学習活動が可能となっております。具体的には、先生のタブレットから児童生徒のタブレットへの一斉配信、また、児童生徒の意見を先生が集約し、大型モニターに映し出して、クラス全体で意見を共有すること、さらには、アンケート機能を活用し、グラフ化した集計結果を映し出して、クラス全体で共有することも可能となっております。これらのことから、現在の学習環境の整備状況を鑑み、ロイロノート・スクールと大型モニターを併用する形で進めていきたいと考えております。

◆29番(岡崎源太朗議員) 呉市の地図を電子黒板いっぱいに表示させまして、みんなで呉市の未来を描いていこうじゃないかということで、子供にわいわい夢を描かせる、終わりに児童のタブレットと呉市企画部に一斉配信する、こういった授業があってもいいのではないかと思います。可能性は無限にあります。これからも整備するところがもしありましたら、電子黒板を整備していただければと思います。



令和2年度予算委員会
P258 教育振興費
◆岡崎委員 次に、258ページ、教育振興費についてお尋ねいたします。
 タブレットが導入されるようですが、武雄市ではタブレットと電子黒板で効率的な授業をしております。黒板で動画を見たり、先生が書き込んだメモを含めて一斉に生徒のタブレットに配信をしたりしておりました。電子黒板導入の考えがないのか、お尋ねいたします。

◎高橋学校教育課長 今お話にありました電子黒板は、専用のペンを使って画面に先生や子供の考えを書き込むことができるものでございます。クラス全員で考えを深めるのに非常に効果的なIC機器であるとは認識しております。現在、計画しておりますタブレットと大型ディスプレーの接続につきましては、タブレットに書き込んだ内容を大型ディスプレーに表示することができて、電子黒板と同じ活用ができると考えております。
 また、先生から児童生徒への配信とか児童生徒の意見や考えを集約していくのも、電子黒板と同じようにできる状況でございます。金額的にも電子黒板より大型ディスプレーのほうが安いということから、なるべく多くの教室に大型ディスプレーを配備していきたいと今は考えております。

◆岡崎委員 武雄市では、授業の最後5分間で理解できたかどうか、生徒がタブレットの設問に答えますと、集計がすぐに電子黒板で表になります。そこで、理解不十分な生徒には即座に先生とサポートの教師が個人指導を始めておりました。理解の確認するプリントを配って、回収してチェックして呼び出すよりも大変効果的であると思います。ぜひICTをこれからも活用していただければと思います。
 次に、タブレットなんですけれど、同じく武雄市では科学の実験などでは先生が実験する見本を動画にして前の日に配信して予習してくるようにしております。次の日の授業が始まってすぐ生徒自ら予習した実験を始めるそうなんですが、予習と時間の短縮になります。教科書を開いて予習しなさいというのは難しくても、動画を見ておきなさいは簡単なような気がします。
 ここで質問しますが、タブレットを持って帰って予習、アクティブラーニングすべきと思われますが、いかがでしょうか。

◎高橋学校教育課長 現在、導入時の段階では、児童生徒によるタブレットを家庭に持ち帰っていくということは考えておりません。しかし、将来的に家庭学習におけるタブレットの活用を視野に入れて、持ち帰りに関する運用方法等の検討は必要であると考えております。

◆岡崎委員 先生に教えていただいて復習するよりも、予習をして授業を学ぶほうが効率がいいという案もありますので、ぜひ御検討いただければと思います。