電子市役所



令和2年12月代表質問
3.電子市役所について
(1)デジタル課の設置
(2)デジタル専門官の配置
(3)ポータルサイトの設置



3.電子市役所について
***(1)デジタル課の設置
【質問】次に、国は「デジタル社会の実現」を目指しています。具体的な取り組みとして、@役所に行かずともあらゆる手続きができる。A地方に暮らしていてもテレワークで都会と同じ仕事ができる。B都会と同様の医療と教育が受けられる の3つを掲げております。
 国と歩調を合わせることが、テレワーク企業の誘致につながると思われます。そのためにはデジタル課を新設することにより、国とリンクすることが必要と思われます。
 今年度から企画部に情報政策室が設置されましたが、現状についてお聞かせ下さい。

【答弁】本市では,今年度,企画部情報統計課の課内室として,情報政策室を設置いたしました。
 情報政策室は,行政事務のデジタル化の推進をはじめ,ICT(情報通信技術)の活用により,誰もが利便性を実感し,質の高い暮らしができるよう,総括的に本市の情報政策の推進を担っている部署であり,正に本市におけるデジタル化の旗振り役になると考えております。
 今後は,デジタル庁の取り組みをはじめとする国の動向を注視しながら,本市において,どのような形でICTを行政サービスに導入するのが効果的かつ適切かを見極めるとともに,更に重要性の増すデジタル化の流れに適宜対応していくため,必要に応じて中心となる情報政策室の人員体制を含む機能強化を図りながら,本市の情報政策を推進してまいりたいと考えております。

***(2)デジタル専門官の配置
【質問】デジタル社会はコピーやハッキング、ウイルスなどにも警戒しなければなりません。破壊されたデータの修復が必要になることがあるかもしれません。また情報通信の技術は日々著しく進歩し、高度化・複雑化しています。
 行政においても、これらに関する高度な知識をもった外部の人材を活用していく必要があると考えます。現在、呉市でも情報政策アドバイザーを配置していますが、その現状についてお聞かせ下さい。

【答弁】本市では,平成30年度から,ICT施策の推進に関する顧問を設置しており,情報政策アドバイザーとして,庁内の情報関連施策について助言等をいただいているところです。
 本顧問は,ソフトウェア開発・販売の上場企業の代表取締役社長として技術開発・会社経営に従事され,現在はAIを活用した研究などを続けておられる方で,経営の第一線を退かれたことを機に,顧問に就任いただいたものです。
 今後も引き続き,顧問の有益な助言をいただきながら,高度な知見を要する専門的課題に対応して参りたいと考えております。
 なお,情報セキュリティの確保につきましては,最新のセキュリティ対策機器を多層的に設置し,外部からの侵入を防止しており,今後も引き続き,高度なセキュリティ対策の維持確保に努めて参ります。

***(3)ポータルサイトの設置
【質問】先日11/25の新聞報道で、東広島市で、無料通信アプリのLINEを活用し、市民が個々のニーズに応じた市からの情報を受け取ったり、手続きしたりできるポータルサイトを来年4月に開設するとの報道がありました。
 いまや老若男女を問わず利用しているLINEの活用は、とても有効な情報発信手段だと思います。呉市で導入する考えは無いかお尋ねします。

【答弁】現在,国内での利用者が 8,400万人(人口の約 67%,R2.6月時点)とも言われる LINE は,情報発信ツールとして非常に有効であると認識しております。
 本市においては,各種イベントや新型コロナウイルス感染症対策などについて,本年9月からLINEを活用した情報発信を行っています。
 議員ご案内の,利用者を特定した情報発信や様々な行政手続きが行えるポータルサイトとしてのLINEの機能拡充については,今後,行政手続のデジタル化を進めていく中で,費用対効果を含め,情報政策アドバイザーとも相談しながら,研究していきたいと考えております。





平成28年度予算特別委員会
岡崎委員 次に移ります。155ページ、ICT施策推進事業についてお尋ねします。
 新しい市役所になりました。恐らくシステムもいろいろ変えられたのではないかと思います。今までのシステムですが、オペレーションシステムはオープンソースをリナックス、通信プロトコルはTCP/IP、データベースはウエブシステム、全体的にはサーバーシステムではなかったと思います。庁舎が移ってデータベースがサーバールームに集約されて、サーバーシステムが2台といったところかと思うんですが、いかがでしょうか。

森下情報統計課長 各システムのデータの統合でお答えさせていただきます。
 窓口支援システムの構築時に総合窓口に必要となる共通統合データベースを構築しております。関係各課は業務に必要なデータを利用できる仕組みになっております。今後も効率化を図る上で共通統合データベースの有効利用をしていきたいと考えております。

岡崎委員 データが共通されたということで、言いたいことが、税金と料金が一元化できないかと思います。といいますのが、先ほどおっしゃいましたように、個人データはサーバールームで恐らくリレーショナルデータベースで一元化されておると思います。それを年金担当課だとか税務担当課だとか上下水道局がサーバーから取り出して使用しておるのではないかと思うんですが、それぞれ集金担当がいて、整理担当や、滞納担当の方がいらっしゃると思うんですが、ならいっそ一元化して収納、滞納、請求というのを一つにまとめたらどうなんかと素人考えするんですが、いかがでしょうか。

P.70 ◎答弁 森下情報統計課長

◎森下情報統計課長 今の請求とか収納、そういったものをまとめてということになりますと、またそれ用のまとめるものが要ることになりますので、今は関係各課がそのデータを利用してやっておるという状況で、今後そういう必要性が出てきたらまた検討をしていきたいと思っております。

岡崎委員 縦割りがあるので、すんなりとはいかないと思うんですが、ぜひ一元化していただいて、そのフォーマットも一元化していただいて、何をいつ払ったらいいのかをまとめて請求していただいたら、市民にとっては助かると思います。
 同じようなことで、統合型GISシステムというのがございます。道路担当課と固定資産税担当課、上下水道局の情報を地図の上で一元化できたら、非常に効率的なのではないかと思うんですが、この統合型GISシステムについて見通しを教えてください。

森下情報統計課長 現在、庁内で統合型GISを使用して職員は業務をしておるという状況でございます。いろんな情報を入れるわけですけれども、なかなか地図に入り切らない、そういった部分もありますので、今後必要性があれば、効率性も含めて研究をしてまいりたいと思っております。

岡崎委員 はい、わかりました。一つにまとめるほうが効率化すると思いますので、よろしくお願いします。



平成26年 3月定例会 予算特別委員会
◆岡崎委員 新庁舎が来年12月に完成します。ハードウエアがよくなるんでしたら、ソフトウエアも更新すべきではないかと思われます。呉の今のコンピューターシステムは、オープンソースで通信プロトコルはTCP/IP、ウエブシステム、ただオペレーションシステムとデータベースが若干共通でないということをお聞きしたんですが、方向性がありましたら教えてください。

◎森下総務企画部主幹 新庁舎におけますコンピューターシステムの変更でございますけれども、主なものとしては、現在稼働しております庁内LAN、これの再構築を行います。また、サーバー室を設けまして、現在点在しておりますサーバーを1カ所に集約して、高いセキュリティーのもと、整備をいたします。また、ワンストップサービスを目指します総合窓口へは、窓口業務をサポートする窓口支援システムの導入、また各業務システムのデータの連携を円滑に行うための共通基盤の統合データベース、これを整備いたします。

◆岡崎委員 サーバーを集中させることと、データベース、恐らくソフトウエアも共通されるであろうと思います。アナログ時代は、書類は持って運ばなければなりませんでした。音声は電話で送れるんですが、映像を送るには同軸ケーブルという太いケーブルを使っておりました。しかし、デジタルになりまして、書類、写真はPDFとかにして、動画もデジタル変換すれば、今電話や無線で送れることが可能になりました。市民からもメールや写真を動画で送れたりすると便利になると思われます。
 仕事面におきましても、メールとかクラウドが大いに活用できたら大変に効率化されると思うんですが、それならいっそプロバイダーを呉市が取得したらどうかと思います。例えばメールはアット呉みたいな感じでなったらどうかと思うんですが、そういった考えは来年度どうでしょうか。

◎森下総務企画部主幹 プロバイダーを取得されてはどうかということでございますけれども、現在インターネットの接続サービスが提供されている地域につきましては、さまざまな民間の通信事業者がさまざまなサービスを提供しております。そういった中で、呉市がプロバイダーとなって事業に参入することについては、現在のところは考えておりません。

◆岡崎委員 わかりました。立派な新庁舎ができるそうでございますので、ぜひ中身も充実して、市民に便利な市役所にしていただきたいと思います。



平成24年9月代表質問
市役所業務の電子化について
(1)電子市役所
 では、次の項目、市役所の電子化についてお尋ねいたします。
 新庁舎建設が議論されています。市民に便利な市役所にするためには、中身を充実させることです。これを機に、市役所を電子化する電子市役所を目指されてはどうかと思いますが、市庁舎建設にあわせてコンピューターシステム変更等の予定があれば、お考えを教えてください。


総務企画部参事(西岡伸一) 庁舎建設にあわせてコンピューターシステムの変更はするのかというお尋ねでございます。
 住民票、税、福祉など、大もとになる業務システムの間のデータ連携を効率よくするために、共通基盤システムの導入をする予定でございます。また、総合窓口の業務をサポートするシステムの導入も考えております。さらに、各階へ設置しているサーバー、これ80台ありますけれども、これをセキュリティーの確保と経費の削減を図るため庁舎の1カ所に集約し、まとめて管理する予定でございます。


岡崎源太朗議員 以前は、呉市のホームページを見ようと思いましたらパソコンを起動しなければなりませんでした。でも、今は携帯電話やスマートフォン、タブレット端末でも見ることができるようになりました。また、最近のテレビはインターネット回線にも接続できるものが多くなってまいりました。ごみ出しカレンダーをテレビで確認する、そのような時代がいずれやってくるのではないかと思います。市の情報が自宅のコンピューターや携帯で確認できて、いろんな手続をコンピューターでできるようにする、いわゆる電子市役所を今後目指していくべきと思われますが、御見解をお尋ねします。


総務企画部参事(西岡伸一) 現在、自宅のパソコンからできる手続としては、オークアリーナや総合スポーツセンターなどの予約、図書館の貸出予約、ふるさと納税、出前トークなどの申し込みがあります。しかし、議員御指摘の電子市役所にはまだまだだと思っております。今後は、さらにインターネットを通じてできる手続をふやし、行政サービスの向上を図ってまいりたいと考えております。
 また、これからは、市民の利便性の高い住民票など証明書自動交付機の設置やコンビニでの証明書交付や公金納付などについても研究をしてまいりたいと考えております。


岡崎源太朗議員 そこで、要望といいますか、提案でございますが、24時間住民票がとれるようになりますと、これまた大変便利になるのでございまして、消防署はまちの真ん中にございまして、駐車場がそろっておりまして、屈強の消防職員が警戒しておりますので、ぜひ証明書自動交付機の消防署設置もお考えいただければと思います。