デジタル防災システム



デジタル防災システム
平成15年6月定例会
◆岡崎源太朗議員 次に、デジタル防災システムについてお尋ねいたします。
 デジタル通信の利点は、一つの通信路でたくさんの人が情報交換ができることです。また、情報を一度に多くの場所に送れます。音声と同じように画像が送れます。映像による監視ができます。災害時には非常に有効な通信手段です。合併が検討されている川尻町はデジタル化されています。デジタル防災システムについて導入する考えはないのか、質問いたします。

◎総務部長(石井久雄) 私の方からは、3項目めのデジタル防災無線システムについてお答えいたします。
 防災行政無線につきましては、従来スピーカーを通じて地域内に音声を同時放送するアナログ方式によるものが主流となっておりましたが、現在では議員御提案のように双方向通信や、あるいは画像伝送などデータ通信も可能なデジタル方式の防災行政無線も認められております。この件につきましては、平成13年度に電波法にかかわる総務省令が改正され、市町村でのデジタル同報系防災行政無線の設置が認められたところでございます。しかし、異なるメーカーの通信機器であっても相互に接続できるよう、通信制御方式や通信制御手順など互換性を持たせるための推奨規格、いわゆる統一規格が定められておりませんでしたが、本年4月にようやく公表されたところでございます。
 本市といたしましても、このデジタル同報系防災行政無線は、市民への防災・災害情報伝達手段として非常に有効な手段として認識しており、現在その導入について検討を進めております。今後、このデジタル方式の行政無線の規格やシステムをどのように構築していくのか、また行政無線の活用方策などを他都市の状況を参考にしながら研究してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。