ドナーカード



平成19年度決算委員会
☆ドナーカード
○質問 保険証がカード化され,裏面がドナーカードになっているが,議会もしくは委員会の許可は得ているのか。

○答弁 平成18年にカード化し,その際,裏面をドナーカードとしたものだ。議会の許可は得ていない。

○質問 議会の了解を得ず,勝手に行った事業であり,ドナーカードそのものの価値がその程度であるということだ。
 例えば私と市長が蒲刈に行っているとき,事故に遭ったため下蒲刈病院に搬入された場合,どちらか一方しか救えないとすれば,どちらを救うか医師は迷うと思う。その際,市長がドナーカードを持っていて,すべての臓器を提供する意思を示していた場合,市長には治療を行わず,移植の準備を進めるであろう。そのようなことから,ドナーカードを持っていれば,治療についても後回しにされることもあると思う。保険証とドナーカードを一体化するという重要なことは,議会に相談しろ。



平成20年予算委員会P317



平成19年予算委員会
ドナーカードの問題点
質問 国民健康保険証の裏が知らない間にドナーカードになっている。
たとえば二人の重傷患者が病院に運ばれてきたとする。すぐに処置しないと二人とも死んでしまう。しかし、どちらか一人しか処置できない場合、医者はどちらか選択を迫られる。そのときドナーカードが出てきたらどうなるだろうか。ドナーカードを持っていた人は治療から移植準備に回されるだろう。起こりうると思うがどうか。

答弁 国民健康保険証をカード化する際に国からドナーの推進があったので意思表示欄を設けた。

質問 くも膜下出血ですでに脳が圧迫され高度手術をしても意識が戻ることがない場合はどうだろう。少し手術を遅らせれば多くの人の命を救うことができると思えば一瞬迷わないだろうか。ところでこのように裏がドナーカードにしている自治体はどれくらいあるのか。

答弁 全国で移植表示欄があるのが12、記載予定が25,なしが2003である。

質問 全国でも例が少ない。このような事業をするときは議会の承認を得るべきだ。