道徳教育






平成29年 3月定例会 予算特別委員会
 平成30年から小学校で、平成31年から中学校で、道徳教育が正式科目として始まります。平成29年度は教科書採択ですとか、副教材の準備等があると思いますが、スケジュール等を教えてください。

◎多幾山学校教育課長 道徳の教科化に伴う教科書の採択につきましては、小学校が来年度の採択、中学校は再来年度、平成30年度の採択となっております。

◆岡崎委員 次行きます。
 道徳の授業のために、県は教員を増員してくれますんでしょうか、それとも加配が要るのでしょうか。ちなみに、人権教育では7人の加配がいたことがございます。これは平成30年度予算になるかもしれませんが、道徳加配が必要になるということになれば、来年度準備が必要になると思うんですが、加配はいかがでしょうか。

◎多幾山学校教育課長 道徳の時間につきましては、現在教科ではありませんが、原則担任が指導しております。そういったことから、教科になることで加配が措置されることはありません。

◆岡崎委員 ということは、担任の先生が勉強のために県主催の道徳教育の研修会とかに出られると思うんですが、どうでしょうか。

◎小川学校安全課長 これまでも出ておりましたし、これからも出て行きます。

◆岡崎委員 今消防団の訓練とかで中学校の体育館を借りたりしておりますが、訓練終わって、夜9時に鍵返しに行きましたら、先生方がまだ6〜7人も残っておられることがあります。何とかの宅配よりひどいんじゃないかと思いますが、こんな状態で本当に担任の先生が研修に行けるのかと疑問に思います。そもそも先生が働き過ぎなのではないでしょうか。研修に集中できるように、全体的にもっと加配をふやしてはどうかと思うんですが。
 ところで、来年度平成29年度、全体で加配は何人の予定になるのか、教えてください。

◎多幾山学校教育課長 全体といいますのは、市、県、学校にとっては両方あろうかと思いますけれども、基本的には市の常勤加配はおりませんので、市の非常勤講師の加配、これは今年度も小中学校合わせて24名、同様の予算計上をしております。
 県の加配につきましては、現在来年度のことについては最終的なものまで至っていませんので、今年度の実情で簡単に数を申し上げますと、常勤の県の加配教諭については、小学校が61名、中学校が27名でございます。また、県費の非常勤講師については、小学校が52名、中学校が15名という状況が今年度の加配状況でございます。

◆岡崎委員 わかりました。大変頼もしい限りであると思います。
 ただ、担任におかれましては、大変な負担がかかっておるのではないかと思いますので、教材づくりはぜひ担任でない加配にしていただければとお願いいたします。
 道徳教育におかれましては、教科書だけでなく副教材も恐らく必要になってこようかと思います。副教材は呉市ならではのものをぜひつくっていただきたいと思います。きょうは陸軍記念日です。副教材に教育勅語を入れていただきたいと言いたいところですが、時節柄これはやめておきまして、いじめをなくすために命の教育、宗教的情操教育の肝要をぜひ取り入れていただければと思います。