土曜学習




平成28年12月一般質問
◆17番(岡崎源太朗議員)  土曜日の教育活動には三つの種類があります。授業として実施する土曜授業、希望者だけ授業する土曜日の課外授業、ボランティアや有志が学校や公民館でする土曜学習。呉市は土曜授業をしていません。広島市は土曜授業をしています。東広島市は全ての学校で土曜授業をしています。
 素朴な疑問なんですが、県下3番目の市で中核市の呉市は、なぜ土曜日に授業をしないのでしょうか。教育委員会の考えを教えてください。

◎教育部長(寺本有伸) 土曜日に授業を実施するためには、教職員の勤務日と週休日の振りかえが必要になります。しかし、このことに対する広島県の条例は改正されてない状況がございます。こういった課題もございますので、現時点では実施の予定はございません。

◆17番(岡崎源太朗議員) 教員が労働者になってはいないでしょうか。社会が傍観者になっていないでしょうか。親が保護者になっていないでしょうか。
 白人の人種差別に抵抗するため、75年前のきょう、6,000キロメートルも離れた軍艦に魚雷を落としました。当時誰がこのことを予想したでしょうか。チャンバラをしていた日本がたった70年で「大和」に象徴されるように世界一の技術の国になったのは、子どもは国の宝として、たくあんを食べてでも子どもには立派な教育を施してきたからではないでしょうか。
 広島市と東広島市は、土曜日授業をしています。呉市教育委員会は、オンリーワンにならなくてもいいですから、人並みの教育をしていただきたいと思います。
 次に、土曜日の授業の実現が呉市教育委員会に無理であれば、せめて有志を募って教員免許を持っている方や大学生で土曜学習をすぐにすべきと思います。文部科学省から放課後子ども教室の一環として補助がつきます。講師料が出ます。
 高崎市では、高校生がボランティアの一員として子どもたちを教えています。高校生が中学生に教える体験をすることにも大きな教育的効果があるのではないでしょうか。高崎市では、「移住促進に期待の声」の見出しで新聞に載りました。
 質問します。土曜学習をすべきと思いますが、市の考えをお尋ねします。

◎文化スポーツ部長(上東広海) 土曜日学習をボランティアなどの有志を募って実施してはどうかとのお尋ねでございます。
 先ほど地域子どもふれあい教室の現状について御答弁させていただきましたように、現在運営ボランティアを確保することが非常に難しいこと、また呉市においては他の施策が充実してきていることなどから、現在のところ土曜日学習の実施については考えてございません。

◆17番(岡崎源太朗議員) 国の補助があることもぜひ考えていただきたいと思います。
 ちなみに、教えるほうはボランティアになります。保険には入りますが、スポーツクラブ同様に多少厳しくなるかもわかりません。しつけからになろうかと思います。



平成20年予算委員会 P265
学事費
◆岡崎委員 じゃあ同じく土曜日の補習を例えば京都市はされるんですが、土曜日の補習、基礎・基本を定着させるために土曜日の補習をするという考えはないでしょうか。

藤井学校教育課長 土曜日の補習につきましては、今後いろいろな部分を研究してまいりたいというふうに考えております。

岡崎委員 わかりました。今言いましたように、既に高校受験の際に呉市、広域ならばいいんですが、この周辺、広島市は2学期制、東広島も2学期制ということになりますと、呉市だけが授業時数で差がついてしまうということで、ぜひ、今お考えないと思われたんですけどぜひ方向転換をお願いしたいと思います。



平成16年予算委員会
 次に、基礎基本の定着が今言われておりますが、土曜日の午後を補習に使うわけにいきませんでしょうか。長岡市ではフレッシュ補助教員制度がありまして、教員免許がありながら教員に採用されない人材を土曜日の補習に来ていただいております。1校ではなく複数校まとめて授業をしておられるそうでございます。土曜日の補習をする考えはございませんでしょうか。

◎礒道学校教育課長 地域の方々による学校教育への協力というところでございますが、ある中学校においては、放課後、地域の元教員の方が中学校3年生を対象に補習に当たっているところでございます。
 また、土曜日につきましては、中学校では部活動、対外試合等々やっておりますが、小学校においては、あるところにおきましては、おやじクラブの活動であるとか、クラブ活動であるとか、そういったものと同時に学校図書館の開館と、児童生徒あるいは地域の方々への開館というところをやっております。
 土曜日の補習については、いまだ行っておりません。

◆岡崎委員 学力向上のためぜひ御高配をお願いいたします。