ドローン



令和7年12月一般質問
行方不明者の捜索    消防警防課
【質問】高齢者が崖の下で見つかったことがあります。おそらく散歩中に崖の上の歩道脇の転落防止のコンクリートに腰掛けて、何かの拍子に下に転落して骨を折って動けなくなったと思われます。その崖は何度も消防団員が上から見おろしたところですが、崖がふくらんでいて転落場所はちょうど陰になって上からは見えなかった場所です。他人の敷地内や高い壁で見えない死角があります。上空から見れば発見可能です。

行方不明者が発生した場合。ドローンによる捜索はしていただけますか。

【答弁】 呉市消防局におきまして,令和7年12月15日から災害用ドローンの運用を開始する予定でございます。ドローンの活用につきましては,水難,山岳事故における要救助者の捜索,火災発生時における延焼状況の確認そして各種災害発生時における上空からの被害状況の把握などを想定しています。
 行方不明者の捜索につきましても,警察等の関係機関と協議し,ドローンの活用が有効と判断される場合は,積極的に運用してまいります。

【提案】体温があれば、赤外線で草むらの中でうずくまっていてもすぐに発見できます。松茸を取りに山に入って、転落して足が骨折して動けなくなることも想定されます。松茸の城は秘密なので家族も場所知らない場合があります。人が立ち入らないような場所はドローンにより捜索をお願い致します。熊を赤外線ドローンで発見する取り組みが各地で行われています。赤外線ドローンは有効であると考えられるのでよろしくお願いいたします。


令和5年12月定例会
ドローンの配備
◆29番(岡崎源太朗議員) 私は岡崎源太朗でございます。時間がないので、早速質問に移らさせていただきます。
 今年9月、天応町でドローンを使った訓練をさせていただきました。偵察ドローンの赤外線機能で被災者を発見して、即座に被災者の位置情報を消防団員の端末と大型ドローンに送りました。この時点で消防団員は救助に出発し、大型輸送ドローンは、AEDと担架の輸送を開始いたしました。実際には、まず食料品とトランシーバーを運ぶことになるのではないかと思われます。このとき、担架をドローンが運ぶのは日本で初めてということで、多くのマスコミの方が来られました。偵察ドローンは赤外線でございますので、木の葉の陰でも、ジャングルの中でも発見することができます。また、5年前の西日本豪雨で困ったのは、町内で透析の方がおられました。あしたまでに透析ができなければ、ひょっとしたら亡くなってしまうという状況であったんですが、土砂崩れのクレアラインを救急車が無理して駆けつけていただきまして、難を逃れました。救急車が駆けつけることができなければ、お亡くなりなっておったかも分かりません。今ならポータブル透析器とモバイルバッテリーを輸送ドローンで運ぶことができます。
 ここで質問させていただきます。
 消防局でドローンを配備する計画はございませんでしょうか。お尋ねいたします。
 ここで質問席に移動いたします。

◎消防長(澤田信一) ドローンの配備についてお答えいたします。
 近年、ドローンの有用性は、多分野にわたり幅広く認知されております。消防局におきましても、災害現場において非常に有効であると認識いたしております。一方で、その安全性や機体の購入及び維持にかかる費用、また、操縦士の養成など、多くの課題がございます。現在、この場でお示しできる具体的な導入計画はございませんが、これらの課題を解決するため、既に導入している他都市の現状を調査し、検討しているところでございます。

◆29番(岡崎源太朗議員) ありがとうございました。今年の7月でございますが、海で泳ぐ方を赤外線ドローンで撮影させてもらいました。赤外線で見ますと、黒い海の中を黄色い人形が泳いでいるという姿が映っておりました。一目瞭然でございます。陸海空、赤外線なら容易に人と動物を発見できます。御高配のほどよろしくお願いいたします。



令和2年度予算委員会
P246非常備消防費・消防団活動費
◆岡崎委員 246ページ、消防費の中から、非常備消防費、消防団活動費についてお尋ねします。
 今回タブレットが配備されるということで、ここにドローンがあったら、恐らく最強のアイテムになるのではないかなということを思っております。といいますのが、例えば行方不明捜索で多いのが、崖下の転落です。恐らく、高齢者が疲れて崖の上に座って、そのまま後ろに倒れて転落してしまうということなんですけれど、消防団も捜索のときに崖の上から見たりするんですが、なかなか肝腎なところが見えなかったりするんです。後から死体が発見されて、あんときまだ生きとったのにのうと聞かされたら、すごいショックなんですね。
 また、夜釣りをする人が寒いからワンカップ飲んで、海に小便するときにそのまま転落する人が多いみたいなんです。消防団は翌朝から海岸に立って、海を捜せ言われるんですけれど、なかなか陸から見えないんですね。そういったときにも、ドローンがあったら早いだろうなと思います。山林火災におきましては、広範囲になるから全体を把握してないと危険なんです。そういったことから、ここで質問なんですが、消防団活動としてドローンの予算というのは、この中に入っているんでしょうか。

◎久志岡消防総務課長 近年、各分野において無人航空機、いわゆるドローンの導入が進んでおり、空の産業革命とも言われ、広く活用されております。災害現場における迅速で広範囲な情報収集のため、ドローンは非常に有効な手段の一つであることと認識しております。その反面、購入費用や機体のメンテナンス費用、操縦士の養成、飛行時間の短さなど、ドローン導入には多くの課題もございます。現時点におきまして消防団への配備は考えておりませんが、引き続き技術の動向や先進的な活用状況等を注視しながら調査研究してまいりたいと思います。

◆岡崎委員 例えば、消防団の中にはいろんな資格を持った人もおりますので、中には魚雷を積んだ飛行機を運転する人もおったりします。参考までに、一昨年の災害で、うちの町内は水没いたしました。その際に、2階の窓に物干しざおか釣りざおでパンをくくりつけて届けよう思ったんですけれど、屋根が邪魔して、あと50センチで届かないということがよくあったんです。独り暮らしの高齢者が窓までちょっと出てきてくれたら届くんですけれど、それが高齢者にはなかなかできんことで、すごい苦労した覚えがあります。声が届くのに薬が届けられないというのは非常に悲しいんです。広島市は、災害時にドローンの契約をしておるそうでございまして、一昨年もドローンのボランティアで呉に来てほしいとお願いしたんですけれど、うちの町内はJRが走っておるんで許可が間に合わなくて、実際には駄目だったんです。今、広島県はドローン特区になっておりますので、ぜひこれを生かして配備を考えていただければと思います。終わります。


平成28年12月一般質問
◆17番(岡崎源太朗議員)  政府のGDP600兆円成長戦略の中にドローンがあります。広島県はドローン特区です。
 呉市は海岸線が長くて、遠方からも釣りに来る方がおられます。冬の寒いときに釣りをしていて、余りにも寒いんで酒を飲んで小便をしたくなって海岸に行ったら、ふと海に引き込まれるといいますか、転落して行方不明になることがあります。こういったときに消防団に捜索依頼が来るんですが、岸壁から見て探しなさいと言われるんですが、なかなか難しいものがございます。
 ドローンの中には着水して水の中をカメラで監視できるものがあるそうでございます。東京消防庁ではドローンを使った訓練をいたしました。被災地に薬やおむつなどの生活用品30キログラム程度を運ぶことができます。南相馬市は消防団にドローンを配備しているそうでございます。
 災害対応でドローン導入を考えてみてはいかがと思いますが、市の見解をお尋ねします。

◎消防局副局長(中西賢一) 災害対応でドローン導入を考えてはどうかとのお尋ねでございます。
 災害時におけるドローンの活用といたしましては、例えば人が近づくことのできない危険な場所の状況把握や情報収集、こういったものができること、また物資の運搬が可能であるなど、その活用範囲は広く、大変効果的であると考えております。
 実際に平成26年に発生しました広島市の土砂災害の現場では、土砂の崩れた渓流の測量に使用され、渓流を立体化し土砂の流出量などを計算したということも聞いております。
 しかし一方で、ドローンの運用につきましては、有人機との運航調整が必要であることや、あるいは電波障害により操縦不能になる可能性、また操縦ミスやバッテリー切れで墜落する危険性など安全上のリスクが指摘されているところでございます。
 こうした中で、現在国が災害対応を前提としたドローンの試作機を開発したり、先ほど議員御案内のように、先進都市が試行的運用や、あるいは実証実験を行っていると聞いております。こうした国や先進自治体の状況並びにドローンに係る法令や国の通知などを注視しつつ、民間機関の活用も含め、今後ドローン活用のあり方について調査研究してまいりたいと考えております。

◆17番(岡崎源太朗議員) 大分で2歳の子の行方不明事件がありました。岩場に座っていたということで、ドローンがあったらすぐに発見できたのではないかなということを思わさせてもらいます。
 私が岩国米軍基地にいたとき、戦闘機が滑走路に墜落したことがありました。ドンという音がして猛烈な煙がそのとき上がったんですが、5分もしないうちに2機のヘリコプターが上空に上がってスピーカーで上からどんどん指示を出し始めました。英語でテキサスなまりがあったんでよくわからなかったんですけれど、戦争をしている国は違うなということをこのとき思いました。
 上空から指示を出すほうが的確であろうと思います。規模の大きな災害時にはドローンが最適であろうと思います。

(2)農薬散布への対応 農林水産課
◆17番(岡崎源太朗議員) 次に、以前、下蒲刈町、倉橋町で松枯れの農薬空中散布をしたら頭痛や吐き気で困る人がおられました。そこで、地上散布だけを提案したところ、松の上部まで農薬が届かなくて、かなりの松が枯れてしまいました。大変申しわけありませんでした。
 ドローンで地上からは届かない上部のところに松枯れ防止の農薬散布をすれば、拡散は少なくて高所に安全に農薬散布ができると思うんですが、いかがなものでしょうか。

◎産業部長(種村隆) ドローンは、産業分野におきましてもさまざまな面での活用が期待されており、農薬散布での活用が注目されております。議員御提案の松くい虫防除に係るドローンの活用は、小型で機動力があることから、地上からでは届かなかった場所にも確実に散布ができ、作業効率が向上すると、こうしたことも考えられます。
 その一方で、どの程度の飛散が想定されるか、こうした安全面、また費用などの課題の検証も必要でございます。
 したがいまして、今後他都市の活用事例等を参考に研究してまいりたいと考えております。

◆17番(岡崎源太朗議員) 広島県はドローン特区なので、他県に先駆けて開発許可が進むと考えられます。
 情島は、朝刊が昼に届くそうでございます。薬や郵便物の離島への輸送は、ドローンにすべきだと思います。
 国土交通省が離島のドローン宅配の基準を今作成しておられるそうでございます。ドローンの今後の研究を御提案申し上げます。



平成28年6月一般質問
***6.ドローンの活用について
質問 (岩国米軍基地の話)岩国米軍基地内にいたことがある。強烈な爆発音がしたので、外に出てみると煙が上がって戦闘機が基地内に落ちたようでありりました。驚いたのは5分も経っていないのに上空ではヘリコプター2機が旋回して指示を出していたことです。地上から消火活動を指示するより、上空から指示する方が的確であるのは言うまでもありません。さすが戦争をやっている国は違うと思いました。
 緊急時、災害時に上空から見た映像で判断することが人命を救うことになります。
 山あり、海ありの呉市はドローン映像を見ると美しいです。ぜひ観光に活かしたくおもいます。行方不明老人捜索や災害で使えます。
 ドローンを活用する考えはありませんか。

答弁 ドローン(無人航空機)の活用につきましては,既に新庁舎の完成時に活用し,呉港上空から見渡す画像とともに市のホームページで配信しております。今年度も,四季折々の呉の原風景を順次配信する予定としております。
 現在のところ,ドローンの操作は専門的な技術が必要であり,安全面の確保,維持管理を考慮いたしまして,民間にお願いしておりますが,今後は,災害発生時の活用など,先進地の事例も研究して参りたいと考えております。

要望 1階にモニターテレビがあって海山の自然の景色の映像を流していました。こんな所に住めたらいいなと思いましたら、なんと呉でした。地上から見るのと違って、10m状楠から見ると本当に呉市は美しいです。
行方不明者捜索で消防団が手伝わさせていただいていますが、捜索では毎日山を登ります。それも畑の端にいないか、川に転落していないかなど方々を見て回ります。しかし、松茸狩りで遭難した場合は、歩道を歩くわけではないので、上から見ないとわかりません。
情島は昼に朝刊が届きます。ドローンなら朝刊が朝届けられます。秋田県仙北市(せんぼく)では学校間の図書輸送に使うそうです。下蒲刈病院でただ薬を受け取るだけならドローンで運べばいいのではないかと思います。
 現金や個人情報がなければ、輸送はドローンに任せるべきと思います。
 今後の研究を願います。