遠隔医療
平成31年 予算特別委員会
◆岡崎委員 私の腕時計は、24時間、血圧だとか脈拍を計測して、そのデータを携帯に送ってくれるんです。ちなみにですけれど、災害復旧のとき1日4万歩ぐらい歩いておりまして、ただ医者からは運動不足ですねといつも言われるんですが、何が言いたいかと申しますと、今はバイタルデータというのが簡単に計測できて、それを簡単に保存ができる時代になったんです。一旦病院にかかって治療を受けますと、定期健診というのがあります。元気なんですけれど、何時間も待たされて診察は5分ということがあったりするんですが、そういったことから、例えば公民館にそういったバイタルの測定器を置いておって、時間があるときに医者にデータを見て判断していただく、こういった遠隔診療というのが今後導入できないかということで、導入のお考えがないのか、調査するお考えがないのか、お尋ねします。
◎橋本病院事業課長 スマホを使った遠隔医療の実施ということで、人工知能、AIですか、保健・医療分野の活用も国のほうも検討しているようでございます。今現在、スマートフォンを使った遠隔医療は、実際に離島とか山間部、また安定期にある慢性疾患の患者において、一部のみ利用されている状況でございます。
当院といたしましては、あくまで医師が診断するのが原則でございますので、医師の判断を仰いで検討していきたいと思っております。
◆岡崎委員 例えば鳴門市なんかは、ケーブルテレビがあり、各家庭にそういったセンサーがあって、ずっと全島民を見張っておるらしいんです。
厚生労働省としても、こういったこと、遠隔診療を推進しております。ただ、問題なのが、単価が低いということで、一般の病院には広まりにくい。ですから、公立病院がやるべきではないかなということを考えております。
ただ、最近、すごくいいセンサーがございまして、小便器に小便かけますと、アンモニアですとか塩分とかヘモグロビンの濃度がわかったりとか、においセンサーがあって、大変失礼なんですけれど、においによって病気が事前にわかったりする。こういったものを公民館とかに置いていただいとったら、公民館に行くだけで健康チェックが事前にできるというメリットもありますので、ぜひ今後お考えいただきたいと思います。
次に、先ほど出てしまったんですけれど、AIというものも何とか、世界的な動きでありますので、考えてもらいたいと思います。AIによる自動画像診断というのがございまして、最新のものでしたら、例えば目の動きから認知症を発見することができるそうでございまして、ただ、私としたら困るのは、多分私も認知症って判断されるかもわかりませんし、議員の立候補するときの要件で、診断されたら、これだけで当落が決まってしまうようになるかもしれないんですが、こういったAIというものを今後取り入れようとかという考えはございませんでしょうか。
◎橋本病院事業課長 先ほども言いましたように、当院で活用できるかどうかというのは今後検討する課題だと思いますけれど、あくまでも医師の判断を仰ぎたいと思います。
◆岡崎委員 例えば免許の返納をするときの判断基準にもなると思いますので、ぜひ今後検討していただければなと思います。
ちなみに、例えば救急車なんかでも、この時期の大体この時間になりましたらこの地域から119番かかりやすいのでこの辺に待機してほしいとかというアドバイスも、今ごろAIがするそうでございます。いずれこういった答弁もAIがされるようになるんだなとは思うんですが、我々もAIに負けないよう質問を考えてまいりますので、よろしくお願いいたします。
平成30年度予算委員会
岡崎 155ページ、有線放送管理運営費についてお尋ねします。
有線放送利用拡大でお知恵をいただきたいと思います。
豊と豊浜は各家庭に同軸ケーブルが行っておりまして、この有線放送網を使って、例えば遠隔診療というのが取り組めないかなと思います。端末を置きましたらテレビ電話で診察ができるですとか、病院に行かなくても診察が可能になるのではないかと思いますが、こういった応用する考えがないか、お尋ねいたします。
森下企画部副部長 豊浜、豊のケーブルテレビを使った遠隔診療でございますけれども、遠隔診療につきましては、医療機関が近隣にないというところでは大変に有効かとは思いますけれども、現在のケーブルテレビの回線状況、こちらが幹線のほうが光ケーブルではあるんですけれども、各施設とか各家庭へ引き込む支線、これが同軸ケーブルになっておりまして、例えば大容量のデータであるとか高画質の画像であるとか、そういったものを送信することになりますと、回線状況に大幅な改修が生じてくる、あるいは今の遠隔診療に関するシステムであるとか、あとは利用者側のほうのカメラがついた通信機能、そういったものが必要になってくるということがありますので、なかなか今の時点ではそれを実現することは困難であると考えております。
岡崎委員 通信体系に関してはテレビが映るんで、全然問題はないかと思うんですが、ただ遠隔医療が進まないのが、民間が取り組むには定数にならないという問題がありまして、民間にはなかなか広まらないそうであります。ところが、呉の場合はケーブルテレビ網がありますし、イントラネットがありますし、接続できる公立病院があることで条件的にはそろっておりまして、有利なのではないかなということを思わさせてもらいます。
ついでに、先ほどもAI、人工知能が取り入れられたら、コンピューターというのは色を16万色に分けて判断できますんで、人間の目で見て判断できないような顔色が悪いですとか、頬が1ミリこけたとか、目が濁ったとか、こういったことから今までにない診療ができると思います。
それと各自宅に端末をわざわざ置かなくても、公民館か自治会館ぐらいでもいいんじゃないかと思います。最近は、便器に小便をかけましたら糖が幾らですとか、たんぱくが幾らですとかという計測するセンサーがありますので、ぜひハイテクでもって楽で安心な医療を進めていただければと思います。
平成25年度予算委員会
衛生 P181地域医療事業 テレビ電話で医療
岡崎 では、181ページ、地域医療事業、内容としてはテレビ電話で医療をできないかということでございます。一度治療にかかりますと、元気になっても定期的に健診しないといけませんで、問診と顔色を見て血圧ぐらいははかれるのが普通ではないかと思います。こういったぐらいの内容なら何とか在宅でできないかなということを申させてもらいます。鳴門市とかケーブルテレビがあるところでは、英会話みたいな端末をテレビのほうに置きまして、自宅にてテレビカメラと血圧計で健診したことになる装置があるんですが、呉市も豊とか豊浜にはこういった方式が使えるのではないかと思います。せっかくケーブルテレビがあるのなら、ぜひ利用して在宅で健診が受けられるようにできないでしょうか。
木本福祉保健課長 確かに山間地域や離島、こういった要は無医地区、あるいは医療機関が遠くにあるようなところ、こういったところにおきましては、委員仰せのテレビ電話やインターネット電話を使った健康相談、こういったものでは有効な場合もあるかと思います。ただ、診察して薬を処方するといった医療行為につきましては、やはり医師と向き合いまして触診等を行った上で受けることが望ましいと考えております。また、豊とか豊浜地区につきましては、医療機関がそれぞれ3カ所ずつ、計6カ所ございまして、外来受診をしていただいたり、往診も活用していただきながら、現状では対応していければと考えております。
岡崎 はい、わかりました。病院に行くと元気そうな方を見かけることがあります。定期健診の方もいらっしゃるのではないかと思います。在宅で問題がなければ、その方も助かりますし、本当に大変な方も、周りも助かると思いますので、研究だけでもしていただければと思います。