福祉施設と公営住宅
平成29年 3月定例会 予算特別委員会
◆岡崎委員 すこやかの1階なんですが、すこやかの1階は市の行事では使っているんですが、市民は使いません。中通、本通、中央で自治会館というのがありませんで、マンションには自治会館とかというのがあるんですけれど、東中央に行きましたら2軒ほど自治会館はあります。前は中央公民館の小部屋というのがあったんですが、今はなくなりました。すこやかセンター周辺で言いますと、寺本公園の斜面の自治会館というのはあるんですが、狭いし階段の途中なんです。すこやかセンターの1階を自治会に貸していただいたらいいとは思うんですが、そしたら地域の方喜びますし、使用料収入も入るようになるんですが、いかがでしょうか。
◎采岡保健総務課長 現在、すこやかセンターは市役所の本庁と同様に市が直接使用します公用財産に位置づけられております。市が主体的に行う事業で使用している施設でございます。すなわち、地方自治法上の公の施設になっておりませんので、使用料を徴収して貸し出すことはできない状態となっております。
◆岡崎委員 何とか変更して、できるようでありましたら考えていただければと思います。
また、同じように図書館の3階にも会議室がありまして、ここはテレビドラマに出てくるような立派な会議室なんですが、ただここで運動しますと読書の邪魔ですから、会議限定になるとは思いますが、こういったところも自治会に貸してもらうという、何か方法というのはございませんでしょうか。
◎田中中央図書館長 御指摘のとおり、中央図書館にも会議室ございます。3階に3室ございますが、これもすこやかセンターと同じように、呉市図書館が直接使うために用意しておる施設でございまして、例外的に読書推進活動に、市が直接でなくてボランティア団体とかにも使用いただけるように貸付料の設定はしておりますけれども、あくまで貸付対象は読書推進活動に限定させていただいておりますので、御理解願います。よろしくお願いします。
◆岡崎委員 自治会にとりましては、今ごろいきいきサロンをやったりとか、いろいろ集まることが多うございますので、何とかいろいろ変更ができるようでありましたら、お願いしたいと思います。
西消防署4階にも講堂というのはありますが、ここはまちの真ん中で駐車場もあるんですが、ただエレベーターがありませんので、ここでAEDの訓練をするつもりだったのが本当にAEDを使うようになっちゃいけませんので、ただ新消防署ができましたら、講堂とトレーニングルームという設備も高齢者に開放していただければと要望します。
平成16年6月代表質問
D福祉施設と公営住宅のありかたについて
熊野町に今月、西部地域健康センターがオープンした。このセンターはお年寄りのデイサービスセンターと子育て支援センターと放課後児童クラブの複合施設だ。午前中はお年寄りがリハビリの風呂に入る。そのうち放課後になってにぎやかな子どもたちが風呂に入ってくる。お風呂の中や多世代交流室でお年寄りと子どもがゲームやサークル活動をして交流する。迎えの車が来るから仕方なく風呂に入っていた。そんなお年寄りが子供との交流で毎日が楽しいと聞く。お年寄りが子どもの面倒を見るので職員の数が少なくすむそうだ。苗代町に老人ホームと幼稚園を併設している民間施設があるが、お年寄りは元気に子供は素直に育っている。
この西部地域健康センターの隣には県営住宅が建設される。テレビ電話と緊急通報装置が設置され、非常時にはすぐに隣の健康センターから駆けつけるそうだ。
高齢者福祉施設と放課後児童施設と公営住宅を併設することで、多世代の交流が行われる。戦後核家族によって失われたつながりを取り戻すことに効果があると思うが、複合福祉施設と公営住宅の併設について可能性を尋ねる。
答弁 宮原地区の土地利用計画で、市営住宅ゾーン、若者と高齢者居住ゾーン、福祉施設ゾーン、街区公園ゾーンの基本計画を策定している。百目田アパートは知的障害者、精神障害者のグループホームと身体障害者の住宅を設置する。市営住宅の建設の際は福祉面を考慮に入れた施設を計画してゆく。
平成13年6月代表質問
◆(岡崎源太朗議員) 最後に、福祉施設と公営住宅のあり方について質問いたします。
熊野町に今月、「西部地域健康センター」がオープンしました。このセンターは、お年寄りのデイサービスセンターと、子育て支援センターと、放課後児童クラブの複合施設です。午前中にお年寄りがリハビリのお風呂に入ります。そのうち放課後になって、子供たちが風呂に入ってきます。お風呂の中や多世代交流室で、お年寄りと子供がゲームやサークル活動をして交流します。迎えの車が来るから仕方なく風呂に入っていたそんなお年寄りが、子供との交流で毎日が楽しいと言います。お年寄りが子供の面倒を見るので、職員の数が少なくて済むそうでございます。苗代町に老人ホームと幼稚園を併設している民間施設がありますが、お年寄りは元気に子供は素直に育っています。
この西部地域健康センターの隣には県営住宅が併設されます。テレビ電話と緊急通報装置が設置され、非常時にはすぐ隣の健康センターから駆けつけられます。
高齢者福祉施設と、放課後児童施設と、公営住宅を併設することで、多世代の交流が行われます。戦後、核家族によって失われたつながりを取り戻すことに効果があると思われますが、複合福祉施設と公営住宅の併設について可能性をお尋ねします。
質問は以上です。御清聴ありがとうございました。(拍手)
◎市長(小笠原臣也) 岡崎議員にお答えいたします。
幾つかの項目で御質問がありましたので、私は、第5番目の項目の福祉施設と公営住宅のあり方についての御質問にお答えしようと思いますが、その前に、先ほど1番目の朝鮮人英霊顕彰碑について御質問がありました中で、「100周年の祭り騒ぎよりもこういうことをやるべきだ」と言われたのは、誠に私は残念に思っております。100周年の意義については、これまでも議会においてたびたび申し上げてまいりまして、呉市がこれまでたどってきたいろいろな苦難の歴史も含めて思い出して、そして先人の人が大変苦労されたことも感謝をしながら、さらにこれからの100周年に向かってどういう呉市をつくっていくか、お互いに元気を出していこうと、そういう意義のある記念事業を展開しようと思って、今多くの市民の方々の御参加をいただいて、そういう方向に向けて努力をしておるわけですね。それを単なるお祭り騒ぎというように見られておるということは、非常に私は多くの人が残念に思うんじゃないかと思いますので、ぜひ認識を改めていただくようにお願い申し上げたいと思います。
それで、5番目の福祉施設と公営住宅のあり方についての御質問にお答えしますが、岡崎議員の挙げられた事例のように、世代間の交流や効率的なサービスの提供といったような観点から、いろいろな施設が併設されるとか、あるいは一体的に運営されるということは大変望ましいことだというふうに思います。これまでいろいろな施設は、どうかといいますとどうしても国の縦割り行政でつくられてまいりますし、設置時期の違いもありまして、ばらばらに設置、運営されるというのが通常でございますけれども、最近では、そういうことではいけないという反省もありまして、例えば学校施設の中に保育所、老人福祉施設、あるいは社会教育施設をつくっていくとか、あるいは老人福祉施設相互の併設であるとか、一体的運営であるとか、複合のメリットを生かすような方向になってまいっております。
そこで、直接お尋ねの福祉施設と公営住宅の併設の可能性についてでございますが、実は、平成8年の公営住宅法の改正によりまして、併設は可能になっておるところでございます。これは、デイサービスセンターなどの福祉施設の併設を推進することで、高齢者等が安心して暮らすことのできる住環境の促進に寄与することを目的としているところでございます。
現在、宮原地区の土地利用計画の中で、市営住宅ゾーン、若者と高齢者居住ゾーン、福祉施設ゾーン、街区公園ゾーンを配置した基本構想を策定したところでございます。そのうち、市営住宅ゾーンでは、平成15年度に完成予定の1号棟64戸におきまして、住宅施策と福祉施策が連携したシルバーハウジング20戸を建設する予定となっております。このシルバーハウジングはバリアフリー化された住宅で、専門家の方が高齢者の日常生活を支援し、入居者がより安心して暮らせる住宅を供給しようとするものでございます。
また、ことし10月完成予定の百目田アパート5号棟70戸におきましては、地域社会の中で数人で共同生活をする知的障害者及び精神障害者のグループホームを1階に、また、身体障害者用の住宅を4戸、それぞれ設置することにいたしております。
これは、他の都市に先駆けてグループホーム対応の住宅として建設いたしておるものでございまして、今後とも市営住宅の建設の際には、福祉面を考慮に入れました住宅を提供してまいりたいと考えておりますし、その他の施設にいたしましても、岡崎議員御指摘のような視点も視野に入れまして検討してまいりたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
それと、これは最後の項目でありますが、先週小学校殺人事件が起こりました。件数的には凶悪犯罪は減っていますが、衝動的や目立ちたいがための理由のない無差別殺人が起こっております。昔はどの地区にも「じじい」と呼ばれる存在がいて、家の前に座って地域を監視していました。見慣れない人物を見かけると「よそもんが来ちょる」、銀行員を見ると「ネクタイがうろちょろしとる」、役場の車を見ると「お上が上から物を言いに来やがった」と、常に目を光らせていました。悪人を見かけると、たとえ間違いなく勝てない相手であっても杖を振り回して立ち向かっていきました。これによって、地域の安全と秩序が保たれてきました。しかし、核家族の広がりは「じじい」の存在を否定しました。子供を守るには、「じじい」にかわって多くの目が子供に関心をもって見張る環境を都市計画からつくらなくてはなりません。学校施設と放課後施設と都市公園に隣接して福祉施設や公営住宅を建設することで、児童の心の成長と安全が保たれます。宮原、和庄から焼山、熊野にかけて痴漢や不審人物が出ていますが、模倣犯を防ぐために、保護者にこれらのことは公表されていません。全体ではかなりの数になると思います。死角をつくらないためにも、公共施設の有機的配置を今後とも強く望みます。これも要望です。
以上3点、繰り返しになりますので質問ではなく要望にして、再質問を終えさせてもらいます。ありがとうございました。