平成19年12月代表質問
学校ボランティアの現状
公立学校が減少している中、教員の採用が増加している傾向があります。
学校教員の中途退職が増えているのも一つの要因と考えられます。
中学校が荒れていることと、落ち着きがない小学生に精神的に追い込まれての退職が増えていると思われます。
このような中で、子供の健全育成を心から望む有志の方々のボランティアが各学校で進んでいます。
毎日花を生けてくださる方。登下校時間に学校の周りを掃除してくださる方。下校時に腕章をはめて安全確保をしてくださる方。本の読み聞かせをしてくださる方。など多くの方がボランティア協力していただいています。
ここでおたずねします。おおよそで結構ですが、どれくらいの方が現在学校ボランティアに参加しているのか教えてください。
(2)学校支援ボランティアの活動推進について
本来、学校は知識を教え育てることであり、荒れた生徒をなだめたり、しつけをしたりするところではありません。しつけは親の責任であり、子供の周囲が社会の秩序、ルール、生きる知恵をきびしく教えてきました。しかし、社会が多様化し、核家族が進む中、基本的なルールさえも学校がしなくてはならない面しばしばあります。
このような中、適正な学校運営をするには外部からの協力が必要不可欠です。
呉市内には学校教育に貢献したいけれど、方法と手段がわからない方も多くおられると思います。
他市では学校ボランティア交流集会に参加希望者を呼んで、今の取り組み状況や活動内容をみてもらい、学校ボランティア会員を増やしているところもあります。
自分に何ができるか、どんな人どこの団体ががこの輪に加わっているかを知ることは、手伝っていただく大きなきっかけになると考えます。
先進市は学校ボランティア証明カードやボランティアの部屋を準備し、会員拡大をしているところもあります。
学校支援ボランティアの活動推進について考え等あれば教えてください。
答弁 学校ボランティアについては、地域の歴史や伝統芸能、華道、茶道、あるいは野菜作りや米作り等のと指導、読書活動等多岐にわたって協力していただいているが、総数は把握していない。
活動推進については平成12年にきらりすと制度を創設し、長年の経験や地域での様々な活動で培ってこられた知識、技術を持っておられる個人や団体にきらりすととして登録いただいている。
今後ともたくさんのボランティアの方がより参加しやすい体制作りに向け、他市の情報も収集研究して参りたい。
再質問
きらりストのように卓越した技能を、後世を担う青少年のために生かしたいと思う方も多くおられます。特に秀でた技能はないが、草刈りをしたり、図書の整理をしたり、何らかで学校の手助けができればと願う人もいます。
ボランティアさんの後ろ姿を見せること以上の教育があるでしょうか。
無償の愛、見返りのない奉仕こそ、人を正しい方向に導きます。
その教育的効果は計りしれません。
今後ともボランティアの方が参加しやすい環境整備を推進いただきますようよろしくお願い致します。