学校評議員の拡充



学校評議員の拡充
平成16年6月定例会
◆17番(岡崎源太朗議員) 次に、学校評議員の拡充についてお尋ねします。
 埼玉県志木市では、学校評議員制度を改め、PTA役員や地域住民10人で構成する地域立学校経営協議会制度をつくりました。先進都市では、学校評議員に現役のPTAを入れているところがあります。学校の問題はPTAが一番詳しいと思われます。学校評議員の構成員の中にもPTAも入れるべきと考えます。そこで、現在の呉市の学校評議員の仕組みと構成員、成果をお尋ねします。
 また、PTAや教育に意欲の高い方の参加を容易にするため、各学校の学校評議員の数をふやす考えはないのか質問します。

 続きまして、(3)の学校評議員の拡充についてでございます。
 学校評議員制度につきましては、学校教育法施行規則第23条の3に「学校評議員は校長の求めに応じ、学校運営に関し意見を述べることができる」と規定されております。その性格上、学校評議員会を構成し意見を出すというものではなく、法律におきましてもそこまで求めてはございません。呉市では、平成13年度に試行期間を設け、平成14年度から本格導入しているところですが、各学校ごとに1名から2名の学校評議員を置き、校長の求めに応じて意見をいただいております。
 学校評議員の人選につきましては、今現在PTAで活躍されている方につきましては、役員会等の場で御意見をいただく機会が多くありますので、評議員としてお願いしておりませんが、元PTAや自治会長、民生児童委員、大学関係者など、多方面にわたる人材が校長から推薦され、教育委員会が委嘱しているところでございます。
 この2年間の取り組みの中で、校長からは「学校を外から見ていただいて、中からでは気づかない点を教えてもらえた」「企業経営の視点が参考になった」「子供たちを地域ぐるみで育てる意識が高まった」などの意見が出され、学校評議員からは「学校の情報を得て、学校の目指していることがよくわかった」「学校と地域の連携が深まった」などの意見が出されています。呉市教育委員会といたしましては、こうした意見を参考にしながら、学校評議員数を含め、より一層学校評議員制度の充実を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

◆17番(岡崎源太朗議員)
 次に、学校評議員について、これは要望ですが、校長と保護者が話し合う機会が全くないわけではありませんが、貴重な意見が反映されるシステムをつくりたいわけです。ぜひいろんなシステムづくりを御検討お願いします。



平成16年予算委員会
学校評議員の拡充
 学校評議員の構成員の中にPTAも入れるべきだ。
 そこで現在の呉市の学校評議員のしくみと構成員、成果を質問する。
 またPTAや教育に意欲の高い方の参加を容易にするため、各学校の学校評議委員の数を増やす考えはないか。
答弁 学校評議員は学校評議員会を構成し意見を出すというものではなく、法でも定められていない。
 PTAで活躍されている方は役員会等の場で意見を出すことができるので評議員の依頼はしていない。
 いろいろな意見を参考にしながら学校評議員数を含め、いっそう学校評議員制度の充実を図って参りたい。

げんたろう 校長と保護者が話し合う機会がないわけではない。貴重な意見が反映されるシステムが作りたいのだ。検討を要望する。