学力低下



平成17年予算委員会
☆学力低下
@昨年呉市の小5の学力テストの結果が公表されたが、学力低下が問題となった。
 私が小学生の頃は主要4科目6年間で、 3900時間あった。 今は2900時間だ。1000時間も少ない。学力低下するのは当然だ。
授業時間が学力低下の原因と思うがどうか。

答弁 授業時数は減っているが、内容が精選されているので問題ない。




平成14年6月代表質問
◆岡崎源太朗議員 3番目に、新学習指導要領下での学力低下防止策についてお尋ねいたします。
 今年から新学習指導要領が行われます。小学校3年生で習う漢字は、3年生では読めれば書けなくてもよいことになりました。中学1年生の数学の授業時間は、先進国中の最低で、昨年度年間105時間であります。諸外国の平均は130時間であり、シンガポールや台湾では200時間となっております。今年度指導要領改訂後は、中2、中3はさらに3割程度削減されます。主要4科目は、30年間で1,000時間減りました。英単語も削減されます。英単語が減ると、会話ができなくなります。新学習指導要領では、「基礎、基本を確実に身につけ、それをもとに生きる力を育成する」ことをねらいとしています。基礎の基本である英単語を削減することは、学習指導要領に矛盾しています。幸い「学びのすすめ」が発表され、放課後や土曜日を使った補習授業が可能となりました。この制度を最大限に活用し、放課後や土曜日の補習をすることにより、呉市の学力低下を防ぐことが重要であると思われますが、御所見をお尋ねいたします。


◎教育長(森功) (3)についてでございます。
 議員御案内のとおり、本年度から学習指導要領が完全実施され、授業時数の縮減とともに教育内容の精選が図られます。教育内容の精選により、確かに共通に学ぶ知識の量は、従来に比べて減ることになりましたが、繰り返し繰り返し、あの手この手と学習を工夫し、読み、書き、計算などの基礎、基本を確実に身につけるようにしてまいりたいと考えております。
 さらには、学ぶ意欲や学び方、知的好奇心や探求心を身につけたりすることによって、学力の質の向上を図ることができると考えております。呉市教育委員会といたしましては、1つには標準を上回る授業時数を確保すること、2つには少人数指導などの質の高い授業やきめ細やかな指導を行うこと、3つには予習、復習の徹底など、家庭における学習習慣、それからさらには読書をする習慣をつけるなどを基本に、各学校を指導しているところでございます。
 放課後、土曜日の扱いでございますが、各学校においては児童生徒の学習状況を踏まえつつ、児童生徒の選択により、発展的な学習、補充的な学習も行えるよう環境を積極的に整えているところでございます。こうした取り組みを通して、学校週5日制の完全実施のもと、確かな学力を子供たちに身につけさせることができると思っております。よろしくお願いいたします。


◆岡崎源太朗議員 次に、学力低下についてでございます。
 有色人種の国が百数十ある中で、先進国入りしたのが日本と韓国と台湾だけであろうと思います。いろんな要因があると思いますが、すべてに優先して立派な学校を建てて、基礎、基本である読み書きそろばんを教えたことが大変大きいと思います。基礎、基本はしっかりと押さえなくてはならないと思います。授業時間は減っても、基礎、基本はしっかりと教える授業をしていただきたいと思います。