減塩
平成29決算特別委員会
◆岡崎委員 主要な施策の成果等に関する説明書の68ページ,減塩について尋ねる。週刊誌やテレビでは,長寿日本一として長野県のことを取り上げているが,実は,長野県は食塩摂取量がトップである。
平均寿命を考えると,おいしい減塩食をすべきではなかったのではないか,
◎原垣内福祉保健部副部長 塩分の摂取量と健康寿命の関係については,まだ分析の途中であるため,長野県の現状も参考にさせていただければと思う。
◆岡崎委員 塩分をとると血管はもろくなり,脳卒中にかかりやすくて長野県も4位ということである。
ただし,塩分をとると体温が上がり,病気にかかりにくくなるらしく,生のサケと塩をかけたサケのどちらが先に腐るかということや,海の水は飲めるが沼の水は寄生虫や菌がいるため飲めないなど,塩というのは菌が殺す作用もあり,悪霊も退散させる作用まである。今回すべきだったのは,血圧の高い方や血管の弱い方は当然減塩すべきであるが,病気にかかりやすい方や生命線が短い方は,適正な塩分をとるように分けるべきではなかったかと思うが,そのような考えはなかったのか。
◎佐々木健康増進課主幹 確かに塩分は必要だが,高血圧だけでなく,特定疾患やがんなども深い関係があると言われ,塩分のとり過ぎにより胃がんも多くなるとも言われているため,やはりとり過ぎはどうかと思う。
◆岡崎委員 塩は,私のような糖尿病にも悪いようであり,O− 157にも効果がないとのことだが,若干,国民健康保険を圧迫しているのではないかという思いであった。 余り言い過ぎると塩をまかれるかもしれないので,以上で終わる。
平成27年度予算委員会
187ページ、健康づくり推進事業についてお尋ねします。この予算書に、おいしい減塩食で健康生活推進事業の実施等と書いてあります。これ読みますと、何となく減塩食にすると健康な生活ができて長生きする分にとれるんですが、このとおりなんでしょうか。お尋ねします。
厚生労働省等の発表でいきますと、減塩をすることによって健康づくりになるとされておりますし、健康日本21でも目標値1日8グラム、日本高血圧学会では6グラム、それから世界保健機関のほうでは5グラムという数値を出して、それを目指していくと健康になるんだということで発表されておると認識しております。
去年8月7日の週刊ほにゃららという雑誌なんですが、記事を要約しますと、長寿の県といえば長野県、男女長寿トップ、特に男性は5年連続トップだそうでございます。このときに食塩摂取量は、摂取量のトップが男性が全国2位、女性が1位だそうです。あれっ、塩をとるほうが長生きをするふうにとれるんですが、それも自然環境ですとかストレスですとか医療設備ですとか、ひょっとしたらDNAもちょっと違うかもわかりませんが、どうもこの記事だけ読みますと、塩をとったほうが長生きしている感じなんですが、いかがなんでしょうか。
長野県が平均寿命が日本一になったということで、いろいろ発表されておられます。昭和40年代、脳卒中の死亡率がワースト1位だったということで、長野県はそのころ、今では一般的な言葉になっていますピンピンコロリ、ピンコロ運動をするということで活動されました。そのときの二つの大きな目標が、一つが野菜を食べようキャンペーンです。もう一つが減塩運動、この二つの運動をされました。1980年、女性が15.9グラムとっておられたんですが、2010年には10.7グラム、5.2グラムの減塩を30年かけてされたんですね。その結果、日本一になったと認識しておりますので、減塩のこの運動が効果があったと発表されているところだと認識しております。
生のサケと塩漬けのサケが置いといたら、どっちが早く腐るんでしょうか。塩は、菌にとっても保護膜がないので大敵なんです。菌が寄ってこない。病気にはなりにくいんです。ただ、塩をとりますと当然血管が弱くなりますんで、先ほどおっしゃられた脳の血管が切れたりとかはあるんですが、病気にはなりにくいし、恐らくこれが長寿になるんだろうと思います。ということから、減塩食は高血圧には効果がありますが、短命で不健康になると言うべきなんじゃないかと思うんですが。先ほどおっしゃいましたようにPPK、元気で長生きしてぱたっと倒れる、そのためには塩もいいのではないかと思います。ぜひ、長野県を研究していただきたいと思います。終わります。