:下水汚泥活用
令和6年決算特別委員会
ケーキ
◆岡崎委員これをセメントとか、コンポストとかにリサイクルされていると思うんです。令和5年度は何にリサイクルされたのかをお教えください。
◎箱崎下水施設課長 汚泥の再利用といたしましては、脱水ケーキで搬出いたしますけれども、コンポスト化と一部セメント化の2種類で再資源化、再利用しております。
◆岡崎委員 分かりました。
実は広島市で、これを炭化して炭にして、1キロ5,000キロカロリーぐらいの燃料にしておるそうでございます。上越市ではメタンガスを発生させて発電しておるということで、まだまだエネルギーを持っておりますので、ぜひ、サーマルリサイクルというのもお考えいただければと思うんですけれども、お考えはどうでしょうか、お尋ねします。
◎箱崎下水施設課長 現在のところ、呉市にはそういう燃料化施設はございません。当然、研究しながら、そういったものの利用価値であるとか、エネルギーの価値であるとかを考えていかなければいけないとは考えております。ただ、呉市の施設は、敷地がかなり狭いということもありまして、再配置とか再構築とかといったものと整合を取りながら、検討していきたいとは考えております。
◆岡崎委員 ぜひ、サーマルリサイクルという方法もございますので、お考えいただければと思います。
令和4年決算特別委員会
◆岡崎委員 それで、下水道の処理だったら消化ガスができると思うんですけれど、こういったのはガスは有効利用されているのかお尋ねします。
◎惣引下水施設課長 消化ガス等の利用はいたしておりません。消化ガスというのは、大体汚泥から出るものでございますが、今のところ呉市では、そういうシステムがございませんので、採用しておりません。
◆岡崎委員 よそでは消化ガスを利用しているところもありますので、今後考えていただいたらと思います。それと、今、広島市とか尾道市のほうでは、下水汚泥の46%を炭化して燃料にするプロジェクトがあって、総事業費92億円で炭化することで1キロ当たり4,000キロカロリーから5,000キロカロリーぐらいで燃焼するそうなんですけれど、令和3年度はこういった面に利用するという考えはなかったかお尋ねします。
◎増木技術部副部長 汚泥燃料化施設ですが、県内には、委員仰せのように、広島市の西部水資源再生センターと、それから県の流域下水道でございますが、芦田川浄化センターに設置をされております。昨年度、県内の下水道事業を行っている、参画を希望する事業体が集まって、汚泥燃料化施設の共同設置について検討いたしました。検討した結果、沼田川浄化センターに設置するということで、それを前提で検討してまいったんですけれども、やはり費用対効果が出ないということで、共同設置は見送ったという経緯がございます。ただ、仰せのように、今からいろんな脱炭素化に向けた取組を行っていかなければなりませんので、また何らかの方法で、県内のほかの事業体と様々な検討を行っていきたいと考えております。
◆岡崎委員 汚泥といえども、まだエネルギーを持っていますので、ぜひ地球のために有効利用していただければと思います。
平成22年度予算委員会
岡崎委員 では、汚泥のリサイクルについてお尋ねします。ページは3ページ、処理場費13億円になろうかと思います。下水汚泥をリサイクルしておられると思いますが、汚泥リサイクルは今どうされているか教えてください。
遠藤下水道部主幹 現在、下水道から発生する下水汚泥に関しましては、セメント原料あるいはコンポスト化ということで全量リサイクルしております。
以上です。
岡崎委員 広島市は、下水汚泥の46%を炭化して燃料にするプロジェクトを実施しております。総事業費は92億円、炭にして、これを竹原の火力発電所で燃料として使うそうであります。炭化することで1キログラム当たり4,500から5,300キロカロリーで燃焼するそうであります。また、上越市では生ごみとまぜて加温発酵させることで、メタンガスを発生させて発電を行っております。路盤材もいいとは思いますが、燃料としてサーマルリサイクルされるようなお考えはありませんでしょうか。
遠藤下水道部主幹 現時点におきましては、非常に安定に有効利用されておりますので、現段階では変更する予定はございません。
以上でございます。
岡崎委員 では要望ですが、広島市や上越市のように燃料として使うべきだと私は思います。技術のまち呉ですから、ぜひハイテクで処理していただきたいと思います。
終わります。