廃発泡スチロール浮き


令和6年12月定例会
1.豊かな海の育成について
(7)カキいかだの廃発泡スチロール浮き処分の現状   水産振興室
◆29番(岡崎源太朗議員)
 次に、カキいかだから外れたであろうカキいかだの浮きの発泡スチロールが、天応の川にも長い間漂っておりました。自治会の川掃除で処分できる大きさではございません。海岸にもところどころ打ち上がったのを見ますが、清掃ボランティアでは処分できません。所有者が分かれば、処分をお願いできるのですが、所有者が分かりません。
 ここで質問いたします。
 カキいかだの発泡スチロール浮きの管理と処分はどうなっておるでしょうか、お尋ねいたします。

◎農林水産担当部長(久保隆弘) 議員御案内の漁業で使用される発泡スチロールは、一般的にフロートと呼ばれておりまして、老朽したフロートは、カキ生産者が産業廃棄物として処理しておりますけれども、養殖の過程で、強風や波浪でありますとか、こういったことにより意図せず一部流出してしまうものもございます。
 こうした中、カキ生産者団体は、これに対して強い問題意識を持っておられ、フロートなどの流出防止及び回収対策に取り組んでおられます。具体的には、流出し、海岸に漂着したフロート等の回収でありますとか、地域住民等と連携した海浜・海面の清掃活動を行っておられ、一方で、呉市はそうした清掃活動のごみ処分費を支援しているところでございます。こうした取組により、広島県が実施している海洋ごみの調査では、フロートについて、平成30年度と比較し、令和5年度は重量ベースで8割以上の削減となっているなど、改善が図られているところでございます。

◆29番(岡崎源太朗議員) ICタグというのは、今1個30円程度だそうでございます。トレーサビリティーと申しますか、ICタグをカキいかだの発泡スチロールの中心に埋め込んで所有者を管理するとか、デポジットといいますか、カキいかだの廃発泡スチロールの処分費を事前に預かっておくとか、何らかの登録、管理、処分する方法を、今後御検討いただければと思います。