ひとりぐらし高齢者支援対策


平成26年度予算委員会
 では、次に行かさせてもらいます。
 ひとり暮らし高齢者支援対策についてお尋ねします。ページとしては339ページ、食の自立支援配食サービス、その他になろうかと思います。
 実は、来年度の議会報告会でひとり暮らし高齢者支援対策を報告するようになりました。今議会で審議されないと項目が減ってしまいますので、大変申しわけないんですが、やむにやまれず質問させていただきます。
 ひとり暮らし高齢者支援対策についてどんな事業があるか、私なりにまとめさせていただきました。一つが要援護高齢者等見守り支援事業がございます。ほかにも食の自立支援配食サービス、これは食事を届けながらのサービスですが、プラス300円で食事を届けるときに安否をその都度確認されるそうでございます。もう一つ、ひとり暮らし高齢者巡回相談事業は、これ民生委員が週1回巡回される委託事業だそうでございます。その他、通報装置では緊急通報装置等給付事業と高齢者向け優良賃貸住宅、これは通報装置が建設時に義務づけられておりまして、これぐらいかなとは思うんですが、報告の都合がございますので、高優賃以外、事業のあらかたな概要とほかにも事業がありますよとか見当違いですよというのがありましたら教えてください。

◎池田介護保険課長 ひとり暮らしの高齢者の方に対するサービスは、委員仰せのサービスもその一部でございます。ひとり暮らしだからその他サービスをするものではございませんで、ひとり暮らし高齢者の方で例えば身体状況、それから生活環境を参考にさせていただいて、必要な方に対してまだほかの給付もさせていただいとります。例えば、これは173ページのほうの高齢福祉費になるんですけれども、火災警報器や電磁調理器を給付する事業、高齢者在宅福祉事業の中にございます。それから、家事援助や外出支援を行います在宅福祉事業もその要件に該当することがございます。それから、例えばひとり暮らしなんですけれども、そのお宅でお住まいの中で独立して生活することが困難だという方には、同じ173ページの中で生活支援ハウス運営事業もさせていただいとります。これは、生活支援ハウスに入居していただいて安心して過ごしていただく事業でございます。それとさらに、一番大切なのはやはり身近な相談窓口で、ひとり暮らしの方がいろいろ御不安がおありでしょうから、身近な相談窓口といたしまして地域包括支援センター、それから地域相談センター、これは特別会計のほうでさせていただいておりますので、今申し上げた339ページの事業でございます。
 以上でございます。

◆岡崎委員 さまざまな制度をされておられることにつきましては、大変頭が下がる思いでございます。かなり前になりますが、ひとり暮らし高齢者に対して毎日声をかけると月700円もらえる補助制度がございまして、府中町の女性会が100人の高齢者に手分けして声をかけることを実施されておりまして、月7万円の収入があって、それを月2回ほど3万円で講師を呼んで講演会をされておった公民館行事がございました。鳴門市では阪神大震災以降、ケーブルテレビを全世帯に整備して、家庭のテレビとカメラ端末を置いて在宅で市から毎日健診を受けるサービスもしておられました。そのほかにも、ボランティア券をつくって配ってひとり暮らし高齢者に声かけ事業をしておられる自治体がございます。
 要望ですが、呉市も高齢者を抱えまして、地形柄、外出がしにくいまちでございます。釈迦に説法になるとは思いますが、今後も他市の事例を研究していただきたいのですが、どんなでしょうか。この心意気がありましたら教えてください。

◎池田介護保険課長 ひとり暮らし高齢者の方の見守りに関しましては、現在、呉市のほうでは民生委員によります要援護高齢者等訪問事業のほか、地域の皆様におかれましては自治会の方々による声かけ、それから老人クラブの皆様による友愛訪問、そういった関係機関、地域の皆様、それから行政が一体となって取り組んでいるところでございます。ただ、今後も高齢者の方はふえてまいります。今の体制で十分かと言われると、まだ十分ではないと考えておりますので、今後、高齢者のニーズを把握させていただきながら、他都市のいい例がございましたらそれも参考にさせていただきながら研究してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。

◆岡崎委員 熊野町の私の知人で、ベッドと壁の間に少しのすき間がありまして、そこに転落して挟まって、落ちたときに手の骨を折ったために抜け出せずに3日後に救出された方がいました。毎日何らかの方法で誰かが声をかける仕組みをできたら考えていただくよう要望して、終わります。ありがとうございました。