ホルムアルデヒド
平成14年6月定例会
◆岡崎源太朗議員 6番目に、校舎改修における安全性の高い資材の活用についてお尋ねいたします。
地震で崩壊の危険性がある学校校舎を大規模補修していただいております。児童の生命の危険がなくなり、大変喜ばしいことであります。しかし、引き渡し直後の校舎内のホルムアルデヒド濃度を私が測定した結果、測定器の測定上限0.12ppmをはるかに超え、測定そのものができませんでした。WHOの基準は0.08です。ちなみに市役所内は0.03でした。市役所も昔は文化のにおいがしたのかもわかりません。ホルムアルデヒドは発がん性があり、水に溶けやすい有毒な気体で、気管支炎、ぜんそく、不眠症、皮膚湿疹、卵アレルギーなどを引き起こします。ホルムアルデヒドは、合板をFC0にすれば防げます。今後大規模補修をする場合は、合板は高規格にするべきだと思われますが、御見解をお伺いいたします。
◎教育総務部長(藤原秀明) 学校教育問題についてのうち、(6)についてお答えをいたします。
呉市におきましては、岡崎議員さんが測定されました同じ場所でホルムアルデヒド濃度を財団法人広島県環境保健協会に委託し、文部科学省の定める方法により測定いたしましたところ、0.019ppmという結果でございました。この測定値は、WHOの基準並びに文部科学省が定めた学校環境衛生の基準である0.08ppmを大幅に下回っておりますので、心配はございません。御案内のとおり、ホルムアルデヒドを初めとする揮発性有機化合物は、児童生徒の健康に重大な影響を与えるとの認識から、校舎等を新築や改修する場合の合板等につきましては、現在も日本農林規格に基づく高規格のものを使用し、児童生徒の健康に影響を及ぼさないように努めているところでございます。
また、校舎等の新築工事のあった学校につきましては、今後もこれまでどおり換気を十分に行うよう指導、助言してまいる所存でございますので、よろしくお願いいたします。