ICT・RPA



令和6年決算特別委員会
ICT支援員派遣事業
◆岡崎委員 主要な施策の成果等に関する説明書213ページ、ICT支援員派遣事業についてお尋ねいたします。
 令和3年度の予算で審議したときは、ICT支援員が6人だったと思うんですけれども、令和5年は4人になっていて、ICT支援員が尻すぼみしたといいますか、力を弱めた理由というのを教えてください。

◎木屋学校教育課長 ICT支援員は、令和3年度が6人で、令和4年度、令和5年度が4人というところのお尋ねでございます。
 令和3年度につきましては、GIGAスクール構想初年度ということで、特に新型コロナの影響もあり、急遽タブレットが導入されたということで、その運用を進めていく必要な支援として6人を配置しておりました。その後、様々なマニュアルの整備とか、あるいは教職員のタブレット活用力も次第に高まったところで、令和4年度、令和5年度は4名の配置となっております。

◆岡崎委員 今度は内容なんですけれども、どういった方が配置されたのか、情報処理の資格とかを持っておられるのかをお尋ねします。

◎木屋学校教育課長 ICT支援員につきましては、特別な資格等の条件は付しておりませんけれども、任用に当たっては、これまでにICT支援員であったり、あるいはICTアドバイザーといった経験のある方、あるいは教員免許状を有する方を優先して採用している状況でございます。

◆岡崎委員 前にお聞きしたときは、退職した校長経験者とかとお聞きしました。私が心配しているのは、今、AIが発達しておりまして、AIに対応できるのかということでございます。今のAIというのは、文章を理解してまとめることができる、あるいは漫画を描いたりすることができる、動画や映画を独自に作ったり、大変進歩してまいりました。ですから、今コンピューターによって、何ができるのかというのを熱く語る人が、要るのではないか。興味を引き出すような指導員で、やっぱりコンピューターを実際に扱っておる方のほうがいいのではないかと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。

◎木屋学校教育課長 今、委員仰せのように、本当に日々大きく進歩しているところでございます。そうした中で、現在任用しているICT支援員につきましては、学校からの信頼も厚くて、要請も大変多いですし、好評を得ているところでございます。もちろん、今任用しているICT支援員も新しいことにしっかりと前向きに取り組んでいるものでございますので、新しいことにしっかりとチャレンジをしていくということには、支援員もそうですけれども、学校全体としても、我々教育委員会としても取組を進めてまいりたいと思います。

◆岡崎委員 先週、連休で孫が来て、タブレットで絵を描きました。その絵を使って、今度はゲームをつくりました。今の小学生は、ゲームをつくることができる、そういった時代になったんだなと思いました。今からは、オペレーターをつくるというよりは、クリエーターをつくるといった方向にしていただき、そのためのICT支援員を多く雇っていただければと思います。



令和 3年 3月予算特別委員会
◆岡崎委員 ICT施策推進事業についてお尋ねします。
 RPAは、働き方改革で人間の仕事をソフトウエアロボットに代行させて業務を持続化するということです。石川県加賀市ではRPAを導入して、市職員の業務負担を軽減することで市民のサービス向上に反映させております。
 質問します。
 RPAを導入する考えがあるかお尋ねします。

◎堀江情報政策室長 RPAの導入については、他市の事例など情報収集に努めております。本市におきましても、どの分野でRPAが導入できるかなどを研究しているところでございますが、実際導入している他市に話を聞いてみますと、ロボットが実行するプログラム、この作成にはそれなりの知識が要るということです。一人の担当者がかかりっきりになるでありますとか、ロボット作業になじむ業務の取捨選択が難しいなど、多くの課題があると感じております。今後、使いやすい汎用性の高いものができましたら、費用対効果を見極めながら、また、呉市の顧問とも相談しながら、引き続き研究してまいりたいと考えております。

◆岡崎委員 RPAというのは、プラットフォームが変わるわけじゃないんです。システムはそのまんまで、職員の定型業務をロボットがしましょうということなんです。例えば、会計年度任用職員を雇ってするような大作業が、RPAなら夜にセットしたら朝にはできておるとか、ランチから帰ったらもう仕事ができていたという感じの仕事なんです。ぜひ、RPAというのをお考えいただければと思います。ICT化によって、ワンストップサービスから24時間対応のノンストップサービス、駅やコンビニからアクセスできるマルチアクセスサービスも今後お考えいただきたいと思います。ただ、これは予算書にはないので、来年度、一般質問で提案させていただきます。



平成29年度予算総体質問
 次に、IoT・ICTの取り組みについてお尋ねいたします。
 東広島市にスーパーコンピューターの端末を設置するそうでございます。スーパーコンピューターは薬の開発等で使います。東広島市に国の研究機関、理化学研究所誘致も決まっておりまして、東広島市は今後世界の医療の中心になるでしょう。
 きょうはスティーブ・ジョブズの誕生日だそうでございまして、呉市は新庁舎になってコンピューターのシステムが変わったと思いますが、現在の状況を教えてください。

◎企画部長(近藤昭博) システムの変更はございませんけれども、新庁舎になりまして各システムのサーバーを集中的に移設しております。旧庁舎ではサーバー室が手狭なことがございまして、やむを得ず各システムのサーバーが点在している状況でございましたけれども、新庁舎では一定の広さのサーバー室を整備いたしまして、大容量の無停電電源装置の設置や総合監視ソフトによるサーバー室の管理等セキュリティーを強化いたしまして一カ所に集約して一元管理をしております。

◆17番(岡崎源太朗議員) 新庁舎になるまでは、福祉はすこやか、教育はつばき会館に端末があったと思われます。新庁舎になりまして同じ建物になりました。サーバーシステムの端末が集中し、リレーショナルデータベースでデータが一元化できるのであろうと思います。データの統合によりまして、教育福祉に今後活用が広がると思います。
 ここで、あらゆるものをインターネットにつなぐIoTの技術を生かし、福島県会津若松市では住民の食事や睡眠状況のデータを収集分析して保健指導に生かしております。川崎市では、情報通信技術ICTを利用し、土の水分量や日射量に応じて培養液を自動供給するなど農業分野に生かしております。
 ところで、呉市はIoT、ICTを活用した取り組みはいかがなんでしょうか、教えてください。

◎企画部長(近藤昭博) 本市では、ICTを活用した先進的な事例といたしまして、レセプト情報を活用して国民健康保険の医療費を抑えながら重症化予防指導などの事業を展開しておりまして、呉市モデルとして全国にも紹介されております。
 また、新庁舎の総合窓口開設にあわせまして、窓口業務をサポートし市民や窓口業務の負担を軽減する窓口支援システムを導入いたしました。
 さらに、本年1月からはマイナンバーカードを活用いたしましてコンビニで住民票等の証明書を取得できるコンビニ交付サービスを開始したところでございます。
 以上のように、これまでもICTを利用した行政サービスに取り組んでまいりましたが、今後も市民の利便性向上と行政運営の効率化を目標に、呉市の現状に見合ったICTの利活用について関係部署と連携しながら取り組んでまいります。

◆17番(岡崎源太朗議員) 国は、大規模災害に備えてICT技術の災害情報連携システムを構築しつつあります。呉市におかれましても、GIS地理情報システムにリンクできれば、的確な避難指示が出せると思います。国と連携してIT技術で安心・安全のまちを構築していただきますよう御提案申し上げます。
 また、他市ではコンピューターを利用して効率よい行政を実現するために専門家を配置しているところもございます。呉市は、民間の知恵と発想をいただくために民間のIT要員の配置、委託というのはできませんでしょうか、お答えください。

◎企画部長(近藤昭博) 現在、本市の情報部門は、正規職員を配置いたしまして、庁内LANの維持管理やマイナンバー関連の事務等、情報分野全般に関する業務を行っております。トラブル発生時の初動は正規職員、市役所の職員が担いますが、原因究明や復旧等につきましては保守業者に委託をし対応しているところでございます。他都市におきましては、民間企業からシステムエンジニアを派遣、常駐させ、システムの維持管理や担当職員のサポート等に従事させている都市もございます。情報部門は、情報技術に関する相当な知識も必要になるため、システムエンジニアの常駐等につきましては人材育成の面からも一つの手法であると考えております。他都市の状況も参考にしながら今後研究してまいります。

◆17番(岡崎源太朗議員) ありがとうございます。
 ところで、江戸川区では、人型ロボット、ペッパーを図書館に導入しております。下野市では、ペッパーくんを市プロモーション特命課長に任命して市の魅力等を宣伝しております。呉市でもペッパーくんを導入してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。

◎企画部長(近藤昭博) 集客施設や商業施設に人型ロボットを導入し、接客や受け付け業務等に従事させている例がふえてまいりました。市内でもクレイトンベイホテルのロビーにペッパーくんがおります。呉市では今のところ人型ロボットを導入する予定はございませんけれども、例えば公共施設に導入した場合、話題性だけではなく、ロボットの導入が業務の効率化やコストの削減につながるかどうかが一定の判断基準になると考えております。したがいまして、他都市の導入効果やロボットに搭載する機能の開発状況等を注視しながら、導入の是非について今後研究してまいります。

◆17番(岡崎源太朗議員) 経済産業省は、国会答弁の下書きを人工知能にさせる実験をするそうでございます。ペッパーくんはプログラムでどんどん頭がよくなるそうでございます。私もペッパーくんに取ってかわられないようバージョンアップしてまいりたいと思います。