インターン情報の発信
令和4年6月代表質問
1.産官学連携による産業振興について
(4)企業インターン情報の発信
【質問】上越市では,インターシップ促進事業があり,企業のインターン情報を市がまとめてホームページで公開しています。登録すると情報が更新する度にインターン情報メールで送られてきます。
呉市ではインターン情報と学生をつなぐ取り組みはどのようになっていますか。
【答弁】
企業のインターンシップ情報と学生をつなぐ取組については,現状,大きく3つに分けられると思います。
1点目は,民間就職情報サイトなどです。こういったサイトは,インターンシップを実施している企業を,地域,業種,あるいは社名等で絞り込んで検索することができるため,現状,多くの学生が活用しているものと推察しています。
2点目です。呉市では,商工振興課が事務局を行っている,呉市雇用促進協議会の事業として,42社分のインターシップの情報を掲載した学生向けの企業ガイドを(2,500部)作成し,県内外の大学や専門学校などに配布して,市内企業へのインターシップを促進しています。
この企業ガイドには,企業のQRコードを付けており,利用される方がスマートフォンなどから簡単にアクセスできるようになっています。
最後に広島県の取組です。県が管理する「ひろしま就活応援サイト」では,県内企業のインターンシップ情報などを発信しています。残念ながら呉市内の企業の登録は現在1社のみでございますので,今後,市内企業の活用促進を図っていきたいと考えております。
いずれにいたしましても,企業へのインターンを希望する学生にとって,様々なチャンネルがあることは,非常に良いことだと考えています。
また,現在のところ議員ご案内の上越市のような仕組みはございませんが,企業のインターン受入情報が,必要とする学生などに効果的に伝わるよう,引き続きP
Rに努めるとともに,より効果的な仕組みについても検討して参ります。
【提案】上越市はインターン情報を市のホームページでまとめて、QRコードにしてそれを大学の学生寮の掲示板に張らせてもらったり、学校のホームページに張り付けさせていただいています。それも地元大学だけでなく、東京工業大学とか首都圏の大学に張らせていただいています。この取り組みは民間企業ではむつかしく、市職員がお願いに行くから可能なのだと思います。
北九州市では企業の出資で研究所を作って大学に研究していただいています。生分解プラスチックの作成に成功しています。材料は残飯で、分子の結びつきによっては1年で土に帰る物から10年で土に帰る物など様々な生分解プラスチックの作成に成功しています。
再生コンクリートではすでに商業ベースに乗っています。
呉市はかつて造船技術世界一でした。航空機技術は日本一でした。呉市周辺の9つの大学・研究機関と連携を取ることで、世界をリードする町に返り咲くと確信します。跡地には防衛庁をはじめ、国の研究施設を誘致し、テクノポリス・クレと呼ばれるようになることを願います。
平成28年3月定例会
◆17番(岡崎源太朗議員) 上越市では、登録した学生にインターンシップ情報が1年間通知されるシステムがございます。東京や大阪の大学に行った場合、大学の就職担当者が地元呉市の就職情報を紹介してくれたらいいのですが、多くは大学に近い企業、近いというのは二つ意味があると思うんですが、そういったことの紹介になると思います。また、呉市のハイテク企業が東京の高度な技術を持った大学に就職インターン情報を持っていくのは、大変敷居が高いそうでございます。しかし、行政のインターンシップ情報のアドレスを大学の就職サイトにリンクさせてもらうというのは難しくはないそうでありまして、また企業のインターンシップ情報が検索サイトの上位にいくことはなかなか大変なんですが、行政のホームページは大抵上位になるので、検索が容易だそうでございます。呉市も、上越市のようにインターンシップ情報を自治体のネットで公開したら、UIJターンに大きな効果があると思われますが、御見解をお尋ねします。
◎産業部長(種村隆) 学生の就業体験に係るインターンシップのお尋ねでございますけれども、呉市内では100社以上の事業所で大学生あるいは高校生を対象としたインターンシップを実施しておりまして、希望する学生が企業のホームページ、あるいは民間の就職情報サイトから直接企業等に申し込む、議員が言われたようなインターネット環境はもう既に整備され、活用されていると考えております。こうした民間の就職情報サイトでは、インターンシップを実施しております企業を地域、業種、あるいは社名等で絞り込んで検索することができるため、多くの学生が活用しているものと推察しておるところでございます。
ただ、議員が言われましたように、呉市に立地する企業がこうしたサイトを活用して企業情報等を全国に発信できれば、UIJターンの促進にもつながると考えております。そのため、市内の企業がサイトを活用する際のノウハウ、学生サイドじゃなくて市内企業のほうがこうしたサイトを活用して、どんどんみずからインターンシップとか、あるいは企業情報を発信していく、そうした必要な支援策については研究したいと考えております。
なお、来年度の新規事業でございますけれども、大学生等に提供する市内企業のガイドブックには、市内企業が行いますインターンシップ、こういった情報も掲載するなど、広報にも努めてまいりたいと考えております。
◆(岡崎源太朗議員) 上越市では、スマホをかざしますと就職紹介アプリがダウンロードできるQRコードを印刷したビラとか、QRコードを印刷した担当者の名刺を秋葉原で配る計画があるそうであります。世界屈指のアニメーターとクリエーターが集まる秋葉原で求人をするそうでございます。それも、スマホでQRコードをかざすだけで、地元ハイテク企業に人材をスカウトすることができます。その経済効果ははかり知れないものであると思います。東京事務所のような固定した施設よりも、タブレットとスマートフォンでコーヒーテイクアウトの路上テーブルでモバイル活動をしてもらうほうがUIJターンにつながると思います。スマホは振りますとアドレスを交換できますので、ぜひキャンパスの中でスマホを振り振りしていただきますことを願います。おわかりいただけましたでしょうか。