人格完成の教育


平成21年6月代表質問
 同じく世田谷区では、「世田谷区教育ビジョン」を打ち出し、人格完成を目指した教育をしております。
すべての子供たちが、自他を愛し、理想と志をもち、日本の文化・伝統を継承し、世界の人々と共に生きることのできる自立した個人として成長することが目的だそうです。
 ふたたびパネルが登場します。
 具体的にはこのようなポスターと名刺サイズにちぎれる目標カードで意識付けをしています。標語は毎月変わります。ご説明用に「良心」を選びましたが、7月の標語ということで特段意味はございません。
 我が呉市においても人格完成を目的とした明確な教育ビジョンを打ち出し、学校、家庭、地域が連携して、子供を育てる環境を育てるべきと思いますが当局の答弁を求めます。

答弁 教育基本法では「教育は,人格の完成を目指し,平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」と規定されているところでございます。
呉市におきましては,こうした人格の完成を目指し,確かな学力の向上,規範意識の洒養,社会性の育成に向けての取組を推進しているところであり,取組にあたっては,道徳教育の果たす役割が重要であると考えております。
具体的には,道徳の時間をはじめ,全教育活動の中で,自分の命を守ること,きまりを守ること,家族を大切にすること,郷土やわが国の伝統と文化を大切にする心などを育成しております。
しかしながら,こうした子どもの教育は学校だけで成り立っものではありません。学校と家庭,地域が緊密な連携をとり,同じスタンスで子どもを教育することが大事であると考えております。このことは,教育基本法においても学校,家庭及び地域住民等の相互の連携協力の重要性が盛り込まれ,教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに,相互の連携及び協力に努めるものとすると定められております。
教育委員会といたしましては,これからも義務教育9年間を通して,学校と家庭,地域が一体となり,子どもの望ましい人格の形成に向けての環境づくりに取り組んでまいります。