自殺




平成28年度予算特別委員会
自殺についてお尋ねします。
 自殺率は、平成27年度でどんなものでしょうか。

野戸健康増進課主幹 平成26年なんですが、呉市は20%、それから広島県は19.4、全国が19.5となっております。

岡崎委員 それはちょっと単位がわからないんですが、10万人のうち何人とかという感じでわからないものでしょうか。

野戸健康増進課主幹 人口10万単位です。

岡崎委員 自衛隊がひょっとしたら自殺率上げている面があるかもわかりません。
 ところで、来年度はどういった対策が考えておられるか、もしお考えがあったら教えてください。

野戸健康増進課主幹 自殺の原因となるものが健康のこととか、それから生活とか経済的なものが全国的に要因とされておりますけれども、呉市では、そういう方々が早目にそういう人に気づいていただけるように、地域の方々に人材育成ということでゲートキーパー研修をしております。それとあわせて、地域の皆様に自殺に対してのいろんな啓発の講演会をこれからも行っていきます。そしてまたもう一点は、精神科医と保健師による心の健康相談もやっておりますので、できるだけ早目にそういった機関につながるように広報等も努めてまいります。

岡崎委員 実は方法の一つで、鬱の薬にパキシルというのがありまして、これは厚生労働省から、服用したら自殺をしたくなる願望を唆す薬なんですが、厚生労働省の言われるとおり注意喚起をしてみたらどうかなとか思うんですが、そんな考えはないんでしょうか。

野戸健康増進課主幹 一応この鬱の薬は専門医が本人の状況を踏まえて処方されておりますので、その指示に従って飲んでいただきたいんですが、もし様子が変わったよという御相談があれば、できるだけ早目に受診されるように御案内をしていくつもりです。

岡崎委員 パキシルの自殺率というのがありまして、服用したらどれだけ自殺するかという率があるんですが、0.32%だそうでございまして、日本全国の服用する数を掛けますというと5,000人ぐらいになるんです。ですから、日本人が3万人自殺するうちの5,000人ぐらいがひょっとしたらこの薬の影響かもわかりません。この服用を禁止できればいいんですけれど、なかなかそうはまいりませんので、自殺数を減らすためには、医師に対して意見を言うのは難しいかもわかりませんがそれとなく伝えていただければということを要望します。



平成25年度予算委員会
衛生 P183精神保健事業 健康増進課     自殺問題
 次に183ページ、先ほどと同じですが、精神保健事業、自殺問題について違う観点から質問させてもらいます。話にもありましたように、今年度、自殺者は減少傾向だそうです。ところで、鬱から自殺につながるケースもあると言われます。統計は出しにくいとは思われるんですが、鬱から自殺につながる割合がわかれば教えてください。

正脇保健所副所長 御質問の鬱病の方が自殺に至るケース、率ということですが、こちらについては統計はございません。ただ、厚生労働省のほうで自殺された方の御遺族に対する調査では、鬱病等の気分障害の受診歴のある方が約50%いるという数字は出ております。

岡崎 鬱の代表的な薬の中で、服用すると自殺をしたくなる薬があります。うそではありません。添付文書の注意でこう書いてあります。抗鬱剤の投与により24歳以下の患者で自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与に当たってはリスクとベネフィットを考慮することと書いてあります。その横っちょのほうには警告と書いてありまして、自殺に関するリスクが増加する、その下のほうには、慎重投与、重要な基本的注意と書いてあります。要は、これを服用しますと自殺したくなるのだと思います。自殺を企てる頻度が統計で0.32%で、服用者数を掛けますと4,000人になります。注意をすれば4,000もの自殺を防ぐことができるかもわかりません。ここで要望です。この薬を服用するときは自殺したくなるので気をつけてくださいと注意喚起をしていただきたいのですが、どうでしょうか。

正脇保健所副所長 精神科の専門医の方が処方した薬を医師の指示に従って服薬量を守って飲んでいただければ問題ないとは思っております。

岡崎 釈迦に説法で大変申しわけございません。この薬は投与をやめても自殺願望は残るそうでございます。その辺のところをよろしくお願い申し上げます。


平成22年度予算委員会
自殺 保健所活動費 P199  1200万円
 自殺について聞きたいんですが、費目にはないんですが、県から地域自殺対策緊急強化で29万5千円出ておりますので、どういう取り組みをしてるのか、お答えください。

野間保健総務課長 この事業は、広島県自殺対策緊急強化基金事業として行うものでございますが、具体的には自殺のサインに気づき、見守り、必要に応じて専門医療機関につなぐなどの役割を果たしていただくゲートキーパーとされる方々に支援技術等を学んでいただくために、講師を招いて講習会を開催する費用として17万7千円、そして自殺予防のための啓発用のチラシ作成のために11万8千円を計上しているものでございます。
 以上です。

岡崎委員 わかりました。御丁寧な答弁ありがとうございます。自殺防止には、家族のきずなが必要であると言われております。ぜひ、電話相談だけでなく、こういった家族のきずなをつくっていくほうもお願いしたいと思います。



平成21年度予算委員会
自殺 保健衛生費P199
◆岡崎委員 早速でありますが、自殺について、これ199ページ、保健衛生費になろうかと思います。
 昨年、内閣府の調査で、本気で自殺を考えた方が19.1%おられるそうであります。ただ、自殺というのは県の担当でありますので、ただ働き盛りを失う経済的な損失、それと家族の心理的な負担ということを考えましたら、呉市におきまして何らかの対策が必要なのではないかと思いますが、取り組みというのがありましたら教えてください。

◎野間保健総務課長 呉市における自殺防止のための施策というお尋ねでございますが、精神保健という観点からお答え申し上げますと、保健所におきましては、自殺をほのめかす人からの相談も含めまして精神科医師、保健師によります心の健康相談というのを実施しております。これは定期的に実施しておりまして、平成19年度におきましては医師の相談を44回、そのほか保健師による訪問の相談、それから電話相談を随時受けております。そういった状況で、精神的なケアということで行っております。
 以上でございます。

◆岡崎委員 電話と訪問による対応があるということであります。本当にありがたい限りであります。
 以前、知的障害者を持つ親と話したんですけど、言われました。この子を見てくださいと、車いすで自力で立つこともできません、うまく飲み込めなくて鼻から御飯が出ることもあります、でも一生懸命生きてます、五体満足な人がどうして自殺するんでしょうかというふうに言われたことがあります。本当にそのとおりではないかと思います。
 自殺の原因としては、倒産とか失恋とか、あるいは国会で間違った質問したとかというのもありましたが、本当議会で迷惑をかけて、それが原因なら私は4回ぐらい自殺しとるかなと思うんですが、冷静になってみたら恐らく自殺はしないだろうと思います。これは人の命がかかっておりますので、本当にできるだけケアをしていただきたいと思います。
 ちょっと話それました。簡潔に進みます。