女性史
平成28年6月一般質問
*** (2)女性史の電子化 男女共同△課 港区
質問 港区の男女共同△センターでは女性史を発行している。呉市男女共同△課ではアンサンブルを発行して女性の起業を応援しているみたいですが、港区のように女性史を研究してみてはどうでしょうか。わざわざ印刷・製本をする必要はありません。タブレットで録画して、ネットで見られるようにしてはどうでしょうか。
答弁 男女共同参画の推進のためには,現在の社会情勢を把握すると共に,様々な視点から,女性のこれまでの歩みや,時代による意識の変化などを検証することも大切であると認識しております。
本市には,戦後,助役として招へいされながら,女性に公民権が与えられていない時代であったため,正式に就任することなく,実質的な「日本初の女性助役」として活躍された「高良とみ」さんがおられました。後に,初の女性参議院議員となり,女性の地位向上のために活躍された高良さんの足跡について学習を続けている市民団体が市内にございます。
私どもと致しましては,そうした学習の成果等を本市の男女共同参画の施策に活かしていけるよう,連携を図ってまいりたいと考えております。
また,こうした男女共同参画に関する情報は,紙媒体のほか,ホームページに掲載して,インターネットで見ることができるようにしており,今後も,様々な広報媒体を通じて,市民や企業に対する積極的な情報提供を行ってまいります。
要望 女性の記憶はすごいものがあります。呉水雷団鉄道に関する手記を読みますと、何年何月何日何時の列車に乗って、誰々がどういった言葉にどう応えたと、事細かく覚えておられます。映像がなくても情景が浮かんできます。女性の記憶というのは恐ろしいなと考えさせられます。絶対に浮気はできませんね。
「高良とみ」(こうら)さんは日本初の呉市女性助役。日本初の女性参議院議員になられました。ご在世の時に映像記録を録画していたら女性の社会進出のバイブルになったでしょう。
呉市の財産は高齢者の体験と記憶です。遅くならないうちにぜひ映像で残してもらいたい。