重粒子線がん治療施設






令和5年6月一般質問
2.重粒子線がん治療施設誘致について
(1)重粒子線がん治療施設誘致を働きかけてはどうか
【質問】***2.重粒子線がん治療施設誘致について
 医療技術では、重粒子線がん治療施設と言う最先端技術があります。癌の治療には外科手術をする。抗がん剤などの投薬治療をする。放射線治療の3つがあります。放射線治療の問題点はがん細胞に放射線を当てるときに体の入口出口の健康な細胞にもダメージを与えることです。特に入口はがん細胞より強い放射線が浴びせられ、正常細胞が被ばくします。重粒子線治療は炭素原子核を光の70%もの高速で当てるものです。不思議なことに入口の正常細胞には影響が少なく、がん細胞を根こそぎ破壊して、そこで停止するので出口の正常な細胞には影響を与えません。放射線や陽子に比べて質量が大きいので、破壊力が大きく、ほとんどのがん細胞が破壊されます。正常細胞に影響を与えないので、医療施設に併設して入院治療する必要がありません。ただ粒子を加速するために大きな粒子加速器の設置が必要なことから広めの土地が必要です。当初、加速器はサッカー場ほどの大きさがありました。今は体育館程度です。将来テニスコートサイズになるようです。
 交通の便が良く、まとまった敷地が呉市にはいくつかあり、近々まとまった土地が手に入るかもしれません。機会あれば呉市に重粒子線がん治療施設を誘致すべきと思われますが市の考えをお示し下さい。

【答弁】 呉市における重粒子線がん治療施設の誘致については,平成17年から平成18年にかけて広島大学と協議を行い,天応第2期埋立地への誘致活動を行っておりました。
 しかし,重粒子線がん治療施設ではありませんが,平成27年10月に広島市に「広島がん高精度放射線治療センター」が開設され,広島県内においても高精度な放射線治療の医療提供体制が整えられました。
 こうしたことから,現在呉市では,「重粒子線がん治療施設」の誘致活動は行っておりません。

【提案】放射線治療施設は全国どこにでもあります。重粒子線がん治療施設は中四国にありません。先ほども言いましたが、呉市には土地があります。近いうちにまとまった土地が手に入るかもしれません。私はこの土地を利用して、国連関連施設の誘致、防衛省の研究所誘致、重粒子がん治療施設誘致すべきと思います。物作りの技術で世界に貢献し、医療施設が充実した健康になる町として周辺に貢献できるよう機会あれば、誘致にご努力されますようお願い申し上げます。