日本遺産亀ヶ首発射場跡
令和6年3月定例会予算特別委員会
予算書271ページ、文化財保護費、日本遺産魅力発信事業、沖田委員からもありましたけれど、亀ヶ首発射場跡環境整備について、違う点から質問させてもらいます。
私は4回ほど訪れましたが、船着場が整備されておりまして、実は船で3回行ったんですけれど、かなりの費用がかかりました。船が着くところにちょうど割った石がございまして、満潮のときしか行きにくいという状況でございます。ところが、亀ヶ首発射場の背後には、丘の真上まで舗装された道路が行っております。また、車が方向転換する少し広い場所もあります。ここまではグーグルマップで見ることができます。ただ、個人所有の土地と道だと思うのでありますが、借り上げ整備というのはできないものか、お尋ねいたします。
◎三浦文化振興課長 亀ヶ首発射場跡のお尋ねでございますけれども、かなり広範囲になります。ほぼ全部民有地でございますので、亀ヶ首までのその道筋といいますか、そちらの面積を出すとか、そういう部分の借り上げということはなかなか難しいと考えております。
◆岡崎委員 広めの獣道でございますが、1か所だけ危ないところがございますので、日本遺産の補助金か何かをお使いいただきまして、木の階段ができないかということをよろしくお願いいたします。
ちなみに、ここでは大変すごい研究が行われまして、例えばイギリスから鉄板を輸入して、どういう角度で当てたら打ち抜くことができるか、あるいは水中の鉄板を打ち抜いたような研究もされておりました。また、海軍でありますからサンチという単位でございますが、実は48サンチの方針を試射実験したんですが、このとき砲身が破裂いたしまして、4人の士官を含めて亡くなられたということから、46サンチになったということでございます。
また、普通の砲弾というのは角度45度が最大射程なんでございますが、なぜか「大和」の主砲だけは、48度にしましたら800メートルほど延びたそうでございます。42キロメートル飛んで800メートルですからそう大きいわけではありませんけれど、ニュートン物理学を超越したと申しますか、このようなテクノロジーがあったわけでございます。ここで映像がありましたら、大変迫力を感じることができます。テクノロジーの場所でございますので、VRでできることをぜひお考えいただければということをお願い申し上げまして、質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
令和3年6月15日 一般質問
【質問】日本遺産亀ヶ首発射場跡に行くためには船が必要です。
発射場背後50m程の山の尾根までは車で行けます。そこから獣道を通れば陸路で行くことは可能です。
☆ルートを整備する考えはありませんか。
【答弁】
「亀ヶ首発射場跡」については,昨年度日本遺産の構成文化財として追加認定されたが,認定以前から,くらはし観光ボランティアの会をはじめとする地域の皆様が,整備や保存・活用の取り組みを盛んに行ってこられた。
今年の1月には,日本遺産認定記念の企画展やシンポジウムを開催し,多くの皆様にご来場いただいたところである。
現在,亀ヶ首発射場跡へは船でしか行くことができない状況だが,陸からのルート整備については,地権者や地域住民の方々,観光関係団体とも連携しながら検討していきたい。
【提案】後世に残す遺産として見学しやすいように配慮をよろしくお願い致します。