緊急連絡カード




令和7年12月一般質問
(2)緊急連絡カードの活用
ア 自宅からの救急搬送時に緊急連絡カードの有効性   消防警防課

【質問】こたつにお薬手帳が置いてあったり、玄関や冷蔵庫に民生委員さんが推奨する緊急連絡カードが貼ってあると自宅から救急車で搬送するとき、受け入れ先の病院に情報が伝えられ、治療がスムーズになると聞きました。

質問 そこでお尋ねしますが、緊急連絡カードの効果の有効性をおたずねします。

【答弁】救急隊が傷病者を医療機関へ搬送する際には傷病者の症状や既往歴,かかりつけ医療機関,お薬情報などの医療情報に加え,家族等の緊急連絡先といった関連情報を把握する必要があります。
 しかしながら,救急現場において,これらの情報を救急隊が十分に把握できない場合も少なくありません。このような際には,議員御案内の「緊急連絡カード」が分かりやすい場所にあれば,救急隊がマイナ救急では把握できない緊急連絡先等の情報を把握することができるため,一定の効果はあると考えております。

【提案】手術をする際には家族の同意が必要となります。しかしながらマイナンバーカードには家族の連絡先は書いてありません。本人との会話が困難であるときには手術の手続きが進みません。そのためには家族の連絡先を書いた緊急連絡カードの携帯か冷蔵庫に張り付けることが大切となります。

イ メディカルデータの入った緊急連絡カードの作成

【質問】呉市では,個人の終活情報を記す人生の彩いろどりノートを普及しており,その中に緊急連絡先や医療情報を記す項目があることは承知しておりますが,それでは緊急時にどこにあるか分からず,救急隊等の緊急対応に使用できないことが想定されます。
 そこで提案です。かかりつけ医等のメディカルデータの入った緊急連絡カードを呉市独自で作成し,緊急時すぐに見ることができるよう取組を進めてはどうか。当局の考えを伺います。
 
【答弁】ご紹介いただいたように本市では,倒れた時の緊急医療情報や緊急連絡先等,様々な終活関連情報を記す「人生の彩ノート」の活用を積極的に普及啓発しています。
このノートの中には,「もしものときの情報シート(救急医療情報)」というページがあり,緊急連絡先やかかりつけ医,服薬情報等を記入していただくようになっています。
このページを切り取り使用することで,議員にご紹介いただいたようなメディカルデータの入った緊急連絡カードとして活用することも可能ではないかと考えています。
個人情報の保護にも十分に配慮しながら,緊急対応時に,「人生の彩りノート」に記載した緊急連絡先等の情報を利用することができるよう,対応方法について,警察や消防など関係機関の意見を伺いながら,検討を進めてまいります。

【提案】マイナンバーカードからメディカルデータを読み取ることができますが、家族の情報はありません。緊急手術をする場合、家族の了承が必要ですが、患者本人の意識がない、会話ができない場合は、手術に取り掛かれません。家族の連絡先を書いた緊急連絡カードを携帯する、あるいは冷蔵庫に張っておくことが生存率を高めます。
 人生の彩ノート3ページにはもしものときの情報シート・緊急医療情報ページがあり、これには家族の連絡先・かかりつけの病院・病名を記入する欄があります。アレルギーとその他、伝えたいこと、の欄があり、ここにアルコールアレルギーがあるとかペースメーカーや金属板を入れてあることを記入する項目があります。冊子の裏にも緊急連絡先を記入する場所があり、大変よくまとめられていて優れたものであるといえます。
 人生の彩りノートは一昨日4万4千部配布したとのご答弁がありました。しかし、この3ページのもしものときの情報シートのページが掲載された人生の彩ノートが発行されたのは今年4月からです。私の実家には老人会と高齢者サロンで配られた2冊の人生の彩ノートがありましたが、どちらも古い3ページのもしものときの情報シートの印刷されてないものです。緊急情報カードを冷蔵庫に貼ったり、持ち歩こうとすれば、今年発行の人生の彩りノートを手に入れて、3ページだけ切り抜き、残りの人生の彩りノートは捨てるか資源ごみに出すこととなります。もったいないと言わざるをえません。
 ここでご提案でございますが、大変よくできた人生の彩ノートではございますが、緊急性を要する3ページのもしものときの情報シートのこのページだけ1枚を別に印刷して配布すること。と、緊急時にもしものときの情報ノートのページは書いてあっても消防隊員が目にすることはないので、このページは削除するかミシン目を入れて切り取りができて冷蔵庫に貼れることができるよう作り直されることをご提案申し上げます。
 同じ質問内容なので提案とさせていただきます。