国民健康保険基金



令和6年決算特別委員会
国民健康保険財政調整基金
◆岡崎委員 主要な施策の成果等に関する説明書263ページ、国民健康保険料についてお尋ねいたします。
 国民健康保険料の余剰金と申しますか、余ったお金を基金として積み立ててこられたと思うんですが、基金が令和5年度末で幾ら残っていたのかお教えください。

◎前原保険年金課長 国民健康保険財政調整基金の令和5年度末の残高でございますけれども、21億1,363万9,664円でございます。

◆岡崎委員 分かりました。ありがとうございます。県の制度になりまして、料金体制が変わりまして、今まで激変緩和で使われてきたと思うんですが、そろそろ5年がたつんですけれど、これ激変緩和で終わるのか、それとも、まだ継続されるのかお尋ねいたします。

◎前原保険年金課長 国民健康保険事業についてでございますけれども、令和12年度から令和17年度のいずれかにおきまして、県内の保険料水準を完全統一することとしております。その統一時期につきまして、令和6年度から令和11年度の間に決定することとしております。
 統一時期が確定しない中、基金活用の調整が難しいといった面はございますけれども、これからの完全統一に向けて、呉市の保険料率を、県が示す保険料率に段階的に近づけていく中で、被保険者の負担が激変しないよう、保険料の引下げ財源として基金を活用してまいりたいと考えております。

◆岡崎委員 もうしばらく延ばされるということでございますが、公平性の観点から申しますと、全部が全部、激変緩和に使われるのはどうかと思います。受益者負担の原則から、これは一般会計に繰り入れることはできないと思います。今まで収めた方に、広く還元できる機会がありましたら、ぜひお願いいたします。



令和5年3月定例会予算特別委員会
◆岡崎委員 予算書300ページ、国民健康保険事業のうち、国民健康保険財政調整基金についてお尋ねいたします。
 今、基金は幾らぐらい残っているのか、教えてください。

◎恒次保険年金課長 令和3年度末の基金残高が22億9,363万9,664円でございます。
 令和4年度末の基金残高でございますけれども、先日、補正をさせていただきまして、積立てが3億円で、取崩し額が3億4,000万円で、差引きいたしまして22億5,363万9,664円になる予定でございます。

◆岡崎委員 国民健康保険事業は、県が単位化されましたんで、この基金は、受益者負担の原則から、出した人に使うべきではないかと思います。ということで、減らしていく方向にしないといけないと思うんですけれど、どういう予定なのか教えてください。

◎恒次保険年金課長 今御質問にございましたような形になっておりますけれども、令和6年度から、準統一の保険料率が開始いたしますと、今、各市町のほうで保険料の引下げということでの基金という活用ができないこととなっております。そういった状況でございますので、現在、広島県が中心で、国民健康保険の連携会議を設置しておりまして、その会議におきまして、被保険者に還元するために、基金や決算剰余金を活用して、保険料を引き上げる仕組みについての議論が今始まったところでございます。

◆岡崎委員 今おっしゃいましたように、今までは激変緩和措置で、ちょっとずつ減らしてこられたんではないかと思いますが、それも令和6年度で終わるということで、ぜひ無駄に使われないようにお願いいたします。



令和4年決算特別委員会
◆岡崎委員 国民健康保険基金についてお尋ねします。
 主要な施策の成果等に関する説明書の247ページで、余剰金といいますか基金があって、平成30年度に確認しましたら、28億1,500万円とお聞きしました。今は県単位化ということで、激変緩和のために使われたと思うんですが、今は幾らぐらい残っているのかお尋ねします。

◎恒次保険年金課長 令和3年度末の基金残高は22億9,363万9,664円でございます。

◆岡崎委員 受益者負担の原則から、これは一般会計に入れるというわけにもいきませんし、要は23億円を持っておいてよいのかなというのがあります。このことで、例えば、特別調整交付金が減らされるとか、そういったことはないのかお尋ねします。

◎恒次保険年金課長 基金が多いことで国からの財源等が削減されるという話は、まだ承知しておりません。

◆岡崎委員 例えばなんですけれども、不足額が出たら、いつもなら国と県が助けてくれるんですけれど、呉市は基金があるんだからそこから補填しろとか、そういったことになりはしないのかなという心配があるんですけれど、再度お尋ねします。

◎恒次保険年金課長 平成30年度から国民健康保険が県単位化になりました。これに伴いまして、国民健康保険で連携会議が設置されておりますけれども、その場においても基金の活用についてというのは、まだ議論の対象になっていないというのが現状でございます。

◆岡崎委員 今まで高い保険料が設定されていまして、やっとためたお金を不足補填に使われるのであれば、何となく浮かばれない思いになります。納めた方に使われますようにお願いいたします。




平成31年 予算特別委員会
◆岡崎委員  余剰金と申しますか、蓄えが20億円ぐらいあるんじゃないかと思うんですが、まだこれあるんでしょうか。どれくらい残っているか教えてください。

◎山川保険年金課長 基金のことでよろしいでしょうか。
 平成29年度末のときに28億8,200万円で、平成30年度になりまして6億円繰り入れをする予定であります。
 実は5億3,300万円を先日の補正予算でお願いをいたしまして、それによりまして平成30年度末の残高は28億1,500万円になろうかと思います。

◆岡崎委員 恐らくこれはとりあえず使う当てのないお金ではないかと思いますし、困ったお金ではないかと思うんです。といいますのが、受益者負担の原則がありますから、一般会計に繰り入れるというわけにもいかないでしょうし、払っていただいた方にサービスしないといけない。ですから、余り先延ばしをすることができないのではないかと思います。
 また、県になったので5%オフですとか安くするわけにもいかないし、何か事業をするしかないのではないかと思うんですが、何か健康イベントですとか、28億円使う御予定とかはあるんでしょうか。

◎山川保険年金課長 ただいま28億1,500万円と申しましたが、実は今、県単位化以降いろいろ制度が変わりました。基金につきましては、もうほとんどふえる要素はございません。ただ、そのかわりと言っては何ですけれども、もう財政上給付なんかの心配をする必要もなくなったということもございます。
 委員のおっしゃるとおり、これは使い道がどうなのかという話にはなるんですけれども、これ実は県単位化になりまして、6年間は激変緩和期間という保険料を調整する期間が設定されております。県の保険料とまだ呉市の保険料と幾分乖離がございまして、これまでにも委員会のほうで御報告をさせていただいたんですけれども、低所得者の保険料につきましては、少し負担が重くなるのではないかということがございます。それで、そこを一気に負担を重くすることが抵抗ございますので、少しずつ段階的にという形をとらせていただこうと思って、激変緩和期間中にこの基金をどんどん使わせていただこうと思っています。計画的にこれを使って、大体給付費の5%ぐらいになるように使っていこうと思っていますので、最終的に激変緩和の期間が終わったときには10億円ぐらいになるようにと考えております。

◆岡崎委員 これからふえる要素もないし、そんなに極端に減る要素もないということで、激変緩和で消費されるということでございます。
 何のお金だったか忘れないうちに使っていただきたいなと要望します。



平成30年度予算委員会
 281ページ、国民健康保険についてお尋ねさせてもらいます。
 基金が若干残っておるんじゃないかなと思うんですが、一体どれぐらいあるものか、教えてください。

山川保険年金課長 国民健康保険の基金でございますけれども、平成28年度末で22億6,100万円でございました。平成29年度の予算では、4億円を基金から繰り入れをする予定で、このたびの補正予算で6億2,200万円の積み立てができることになりましたので、24億8,300万円になる見込みでございます。

岡崎委員 委員会でも言いましたので、余り詳しくは言いませんけれど、国民健康保険、今後は県が管理されるようになるということで、これは基金の当面の使い道がないんではないかと思うんですが、ほっといたら埋蔵金になってしまうおそれがあるんですが、何か今後使う計画はあるのか、教えてください。

山川保険年金課長 基金でございますけれども、国民健康保険の財政構成のために使いますので、使い道は限られております。医療費の動向によりまして、財源が不足する場合とか、保健事業での活用、それから被保険者の保険料負担の激変緩和措置などに使うようにしております。これまで呉市については、保健事業の財源については、保険者としての経営努力を認められて、国や県から特別調整交付金などをもらうことで100%の財源を確保してまいりました。今後も、先進的な事業を展開することで財源確保につなげていこうと思っています。
 あと、納付金なんですけれども、県が示した納付金というのは、年度の途中での変更は行わないことになっています。もし仮に実際の必要額と、納付金の金額に不足が出た場合は、その不足について、翌年度の納付金に計上して示されることも想定されております。そういうときに、基金があれば、そのような場合も基金で対応ができると考えております。広島県の運営方針では、3年後に中間評価を実施して、必要に応じた見直しが行われることになっておりますので、いましばらく基金の保有については御理解、御協力をいただければと考えております。

岡崎委員 大変丁寧な御答弁ありがとうございました。ぜひ今後、呉市ならではのすごい取り組みをしていただければと思います。ただ、受益者負担の原則から、今まで払った方が生きているうちに実施していただければと思います。また、蓄えがある市しかできないと思いますので、今、呉市はジェネリックで成功しておりますんですが、また次のシステムをぜひすぐ実行していただければと思います。