工水水源を上水水源
令和4年決算特別委員会
◆岡崎委員 大ざっぱでいいんですけれど、決算書36ページですけれど、工水が、販売価格でトン幾らぐらいなのか。それと、上水が販売価格でトン幾らぐらいなのか、教えてください。
◎小川経営総務部副部長 上水と工業用水を販売する価格でございます。決算概要の52ページを見ていただきたいんですが、そこに、給水原価と供給単価というのがございますが、そこの中の供給単価というのが、市民の方に水を売った平均の単価になっております。水道の場合は、令和3年でいいますと235円、それから、工業用水は13円80銭となっております。
◆岡崎委員 そこでなんですけれど、日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区の関係で、工業用水の利用が減ると思うんです。例えば、工水を上水道に回せたら、235円のものが13円になるという、いろいろ手続はあるんでしょうけれど、要は、工水を上水に一部回せないかなということの提案なんですけれど、これ、技術的にどんなでしょうか。
◎小川経営総務部副部長 もともと水道で供給させていただいている水質と、工業用水で供給させていただいている水の水質が大きく違いまして、水道というのは飲み水ということで、かなりお金をかけまして浄化処理をさせていただいております。決算概要の52ページなんですが、水道事業で給水原価というのがございますが、令和3年度で224円です。これは、水を飲めるまでにするのに224円かかるということで、一方、工業用水事業を見ていただきますと、給水原価は12円26銭で、その程度の処理しかしていないということで、工業用水を水道に回すということになりますと、それの処理が同じようにかかってしまいますので、そういったことは難しいため、できないのではないかと考えています。
◆岡崎委員 よく分かりました。ただ値段が235円が13円になるんならということを思いました。以上です。
令和4年予算特別委員会
◆岡崎委員 おはようございます。
これまで日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区が工業用水を4万6,000立米使ってきたんですけれど、今余っているのではないかと思われます。そこでなんですが、これを上水に回したら水道代が安くなるとかということはないんでしょうか、お尋ねします。
P.108
◎増木経営企画課長 工水水源を上水水源に転用してはどうかとのお尋ねでございますけれども、現在、工業用水道の水源については、1日当たり、11万7,000立方メートル所有しております。これに対して現在の契約水量でございますが、10万3,700立方メートル、これがもし仮に日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区が全て設備を休止いたしますと、契約水量自体が6万立方メートル程度になってしまいます。ですので、5万立方メートル程度は実質的に余ってまいりますけれども、一方で水道事業におきましても、上水水源の量が結局余ってきているという状況がございます。そうしたことから、水道、工水を総合的に考えて、水源の適正化、統廃合を考えていかなければなりません。それと併せて、日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区の撤退によって県の工業用水道事業も大きな影響を受けることから、県の工業用水道の水源も含めた部分で考えていく必要があろうかと思っております。
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◆岡崎委員 今後もどうなるかは分かりませんけれど、もしいい方法がありましたら、ぜひ適正な方法でお願いしたいと思います。