教育委員会管理職女性登用
平成12年12月代表質問
教育委員会管理職女性登用について
教育という言葉は、教えるという字と、育てるという字からできています。教えることと、育てることを比較すると、育てることの方が、大切なのではないでしょうか。
女性は子どもを育てることに関して、天才的な才能があります。
さて、呉市教育委員会を分析しますと、女性の管理職は一人しかいません。これでは教えることが重点になり、育てることがおろそかになるのではないではないでしょうか。
学校をはつることと、コンピューターを整備するハードウエアは進みますが、子どもの、心の問題に対する取り組みが、後回しになる恐れはないでしょうか。
今のコンピューターの授業は、キーボードに慣れることと、社会でどう役に立つかと言った、ビジネス面が強調されています。女性であれば、3次元の絵を描かせてみようとか、コンピューターに作曲をさせたらと、夢と創造性をかき立てる発想が、出てくるのではないでしょうか。たとえば、卒業アルバムは生徒に、CD−ROMで作らせるといった発想も、出てくると思います。バックミュージックは音楽部に、ナレーターは放送部といった具合にすれば、学校に来るのが、楽しみになるのではないでしょうか。
女性は、子どもが何に目を輝かせ、どのようなことに夢中になるかを知っています。
ここでおたずねします。
教育委員会の中で女性管理職は非常に少ないと思いますが、人事はどのような哲学で行われるのでしょうか答えてください。
答弁 次に、教育委員会管理職女性登用についてお答えいたします。
子供を育てるということにつきましては、女性も男性も一緒になって取り組んでいかなければならないことだと認識しております。お尋ねの教育委員会の女性管理職についてでございますが、公民館長1名のほか、小学校におきましては校長6名、教頭14名、中学校におきましては校長2名を配置しております。
女性職員の管理職への登用につきましては、これまでも本人の経験年数、識見、適性等を考慮して行ってまいりました。今後とも、研修等様々な機会を通じまして、その能力が十分発揮できるよう取り組み、適材を適所に配置してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。