みなとオアシスについて




令和7年12月一般質問

1.みなとオアシスについて    港湾振興課
(1)宝町地区の港湾計画
【質問】「みなとオアシス」とは、地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進するため、住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われる施設として、国土交通省港湾局長が申請に基づき登録するものをいいます。つまり住民参加型の交流観光事業で地域の活性化を図るものです。
大和ミュージアムが来年4月リニューアルオープンします。大和ミュージアムは博物館ですが、今後も多くの見学者・観光客が見込めます。この際、やまとミュージアムがある中央桟橋周辺をみなとオアシスとして国の認定を受け、住民参加による地域振興を図り、「みなと」を核としたまちづくりをすべきと思われます。

質問 ここでまずは大和ミュージアムを含む中央桟橋付近の港湾整備計画をお教えください。

【答弁】産業部長。
 港湾計画は、港湾法第3条の3に規定されている法定計画であり、港湾の安全で効率的な利用を確保し、地域経済や防災、環境配慮などを踏まえながら、港湾整備等を総合的かつ計画的に進めるための基本方針を定めるものです。
 宝町地区の港湾計画でございますが、大和波止場については、港湾利用者の福利厚生の目的で、平成16年に供用開始し、緑地として土地利用区分を定めている部分と、外周の岸壁を係留施設として、埠頭用地と定めている部分があります。
 大和ミュージアムにつきましては大和波止場と−体的な観光客の利用があり、港湾を通じた交流活動を推進する施設として、交流共生用の構成用地と定めております。
 また呉港の玄関口である中央桟橋ターミナルにつきましては、船舶乗降旅客の取り扱い等を行うための用地として、埠頭用地と定めております。
 なお、みなとオアシスを登録にあたり港湾計画上の制約はございません。

(2)宝町地区でのみなとオアシスの可能性

【質問】早速ですが、中央桟橋付近で国のみなとオアシス登録にむけて取り組んではいかがでしょうか。

【答弁】産業部長。
 みなとオアシスは国土交通省が平成15年に制度を設立したものでございます。
 現在の登録数は全国で169ケ所となっており、広島県内では14ケ所が登録されております。また呉市では、令和元年、10月20日に下蒲刈桟橋、美術館欄島閣を中心とした、周辺施設でみなとオアシス下蒲刈を登録し、各種イベントを開催しております。
 今後、大和ミュージアム、及び中央桟橋ターミナルなどの周辺施設をみなとオアシスで登録することで、宝町地区への集客が見込まれる他、登録した港間の連携による、交流人口の増加が期待されます。
 宝町地区のみなとオアシスヘの登録については、呉駅南側の土地利用、及びまちづくりの方向性などの状況を踏まえて、検討を進めて参りたいと思います。

【提案】大和ミュージアムから二河川まで建物が建っていない海に面した空間と公園があります。少し離れていますが、海の駅であるクレイトンベイホテルの横に港湾課管理のマリンパーク川原石、まとまった更地があります。みなとオアシスに認定されますと、大和ミュージアムに来られた見学者に地元交流と地元産品をお土産にご購入いただくためにイベントの開催や交流施設建設・商業施設建設も可能であろうと思います。
 また、船によるみなとオアシス巡回見学ツアーが可能となります。平和公園を出て、みなとオアシス広島から船でみなとオアシス宮島に渡り、宮島参拝をして、みなとオアシスえたじまに渡り教育参考館を見学して、みなとオアシス下蒲刈で日韓交流を学び、仮称みなとオアシス呉の大和ミュージアム見学をするという、みなとオアシスをクルーズ船でめぐる歴史平和世界遺産学習ツアー実現が夢です。平和関連施設とユネスコ文化遺産を船で巡るツアーです。仮称みなとオアシス呉ができると可能になります。ご検討の程よろしくお願いいたします。ピースヒストリークルーズPHCを実現しましょう。