西瀬戸三海道




平成21年6月代表質問
ここでパネルを使って質問させていただきます。
 国道185号あるいは呉線沿線は、4市、呉市、東広島市、竹原市、三原市の市民の連携として「みちばた会議」などの取り組みを進めてきています。これを尾道市や江田島市までラインを延伸すると、それぞれの町は一直線上に並びます。なんと不思議なことでしょう。
瀬戸内しまなみ海道、安芸灘とびしま海道はそれぞれ橋で連結され、観光や交流で連携されつつあります。
 大崎下島の東隣に逆三角形をした岡村島があり、ここからフェリーが今治に出ていて、所要時間約1時間です。本州からしまなみ海道で今治に渡った方が、帰りは岡村島に渡り、しまなみ海道を通って呉に渡るルートがあるそうです。あまり知られていないことから、うらしまなみ海道。略してうらしま海道と呼ばれているそうです。
 たとえばこの一直線上の6町を通るルートを「芸南路さざなみ海道」として、既存の瀬戸内しまなみ海道、安芸灘とびしま海道に加え、「西瀬戸三海道」として、瀬戸内の多島美と歴史をめでる新たなトライアングルを構成し、航路を含め、多様な取り組みで観光振興の創造をしてはどうかとご提案申し上げますが、市の考えをおたずねします。

答弁 江田島市から尾道市までの海道
 まっすぐに並んだ江田島市から尾道市までの6市で,「芸南路さざなみ海道」を構成し,既存の「しまなみ海道」,「安芸灘とびしま海道」と併せて『西瀬戸三海道』として,観光振興に係る多様な取り組みを′してはどうかとのご提案でございすが,今後,滞在型の観光客を増やしていくためには,他都市の観光資源と広域的に連携していくことが不可欠であると考えております。
 このため,去る5月22日に,広島・宮島・岩国地域観光圏に加わり,さらには,NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」,「竜馬がゆく」の大河ドラマもにらみながら,松山市,福山市も視野に入れた広域的な観光にも取り組んでいるところでございます。
 これからの観光行政は,いかに沢山のアイデアを持ち,いかにタイムリーに実行していくかに懸かっていると思っております。
 ご提案のトライアングル構想も,素晴らしいアイデアとして今後の参考にさせていただきたいと考えております。

要望   とびしま海道ではいまドラマの撮影がされています。
仮称ですが、西瀬戸三海道は、ドラマの撮影場所を巡るルートとして、今後多くの観光客が予想されます。
観光スタッフとタクシーは呉市の知識だけでなく周辺の観光情報を勉強する必要が出てきます。
 江田島には牡蠣ラーメンがあります。三原・尾道ラーメンは有名です。呉は冷麺、ここに安芸津と竹原のラーメンが合わされば、仮称・芸南路さざなみ海道は直線ですから、さながらラーメン海道一直線、ラーメンベルト地帯と呼ばれるようになるかもわかりません。
 江田島幹部候補生学校のレンガはイギリス製です。呉海軍工廠のレンガは安芸津の海軍レンガ工場で作られたものです。ローラーで延ばした跡があり、曲がっているものもあることから、急いで手作りで作ったことがわかります。
江田島市から竹原市までは、レンガ建物が数多くあり、これだけでも観光ルートになります。