ペットボトルリサイクル
令和6年決算特別委員会
ペットボトルの回収
◆岡崎委員 回収いたしましたら、それを色のついたものと、ついてないものに分別されると思うんですけれど、これにかなりの人数が使われておると思います。ペットボトル回収の分別に幾らぐらいかかるのかお尋ねいたします。
山内環境施設課長 集められたペットボトルについてなんですけれども、これは広多賀谷にあります資源化施設で処理をしております。
その資源化施設は、ここの取扱品目として、ペットボトル以外に、缶類、瓶類、紙類、そのほか小型家電などの分別も実施しております。
ペットボトルについては、業務委託としてシルバー人材センターの方々に作業をしていただいているんですけれども、約30人の方に班別に分かれていただいて、ペットボトル、缶類、瓶類、その他の品目も含めて分別作業等をしていただいております。
ペットボトルだけに限って、幾らというのは難しいんですけれども、全体で年間で約3,600万円の委託料を支出しております。
◆岡崎委員 30人、3,600万円の一部ということで、実はこれについて全国で統計を取った例がありまして、1キログラムのペットボトル収集に大体500円ぐらいかかるそうです。運搬の費用もかかるんですけれど、今度は、それをペットフレークにするのに、洗浄したり、運搬したりとかで、大体100円かかるそうです。1キログラムに100円かかる。ですから、全体で600円かかって、今ペットフレークを売りますと、大体キログラム115円だそうでございます。ですから、この1キログラムに対して、400円ぐらいは税金が投入されるということなんですが、もしこれを燃やしますと、ペットフレークは1万カロリーのエネルギーを持っておりますので、燃やしましたら、4キロワットぐらいの発電になるわけです。今、売電価格が1キロワット15円ですから、60円ぐらいもうかる。つまりペットフレークにしますと400円ほど税金がかかるけれど、燃やしたら60円の売電収入があるということなんですが、私は地球のためにサーマルリサイクルすべきだと思うんですが、考え方を教えてください。
◎西国環境業務課長 ペットボトルの分別収集は、費用がかかる割には脱炭素の効果はどうかというところなんですが、ごみとして焼却処分すれば、御承知のとおり二酸化炭素が排出されます。ペットボトル1本のサーマルリサイクルは1回限りで、代わりに新たな原料が消費されることになります。製品リサイクルがされることで、資源循環が図られて、脱炭素に寄与するものと考えております。
◆岡崎委員 ペットボトルの原料というのは、炭素、酸素、水素で、紙と同じなんですね。それをリサイクルするために運搬すればガソリンがかかります。圧縮するベーラーにも電気代がかかります。要は多くの税金と大量の石油を使って、大量の洗浄液が出ます。美しい地球を保つために、サーマルリサイクルをすべきと思いますので、どうか方向転換してくださいますよう御要望いたします。
令和5年3月定例会予算特別委員会
次に、予算書207ページ、ペットボトルについてお尋ねいたします。
ペットボトルのリサイクルなんですけれど、運ばれてきましたら、それを透明なペットボトルと色のついたペットボトルとに分けたり、キャップとか分けられると思うんです。シルバーの方が、5人ぐらいで作業されているんじゃないかと思うんですけれど、どれぐらいの方が、分別の作業をされて、おおよそ幾らぐらいかかっているのか教えてください。
◎大野環境施設課長 委員、お問合せのペットボトルの分別作業についてでございます。
先ほども申しましたように、資源化施設のほうにペットボトルが運び込まれまして、分別作業等を実施しておりますけれども、資源化施設の取扱いの品目として、ペットボトルのほかに、缶類とか空き瓶などの瓶類、そのほか小型家電などのちょっとした分別なども実施しております。シルバー人材センターの方に、委託で業務をやっていただいておりますけれども、それらの品目、それぞれ回収したものを班分けで実施しております。1班が6人、4班体制、予備のシフトの関係もございますので、8人4班体制で、32人、そのほか班長を含めて、トータルで34人のシルバー人材センターの方で、全体の分別作業を実施しております。
委託業務としては、シルバー人材センターのほうで、年間でおよそ3,500万円程度の委託料ということでお支払させていただいております。
◆岡崎委員 3,500万円かかるんですね。それがペットフレークを売るよりも、もっとかかっているんじゃないかと思います。そもそも、回収するのに燃料がかかります。これを圧縮するベーラーにかけても燃料や電気代がかかります。また、ペットフレークを運んでいくのに、燃料がかかるということで、大変石油を使うことと、税金の投入があるということで、そもそもはっきりと燃やしたほうがいいんです。といいますのが、ペットボトルというのは、ペット樹脂といいまして、酸素と水素と炭素からできておりますので、燃やしても一切有害物質が出ないわけでございます。サーマルリサイクルと言いまして、これを燃やしますと、1キロ当たり3円ぐらい程度の収入になるということで、ぜひ今後は、回収せず、サーマルリサイクルを検討してくださいますよう提案申し上げます。
平成21年予算特別委員会
◆岡崎委員 これも反対の立場で質問させてもらうんですが、1本のペットボトルを処理するのに、全体でいろいろエネルギーとか人件費とか考えましたら74円ぐらいかかるそうであります。以前質問しましたら、呉市で処理費用が1トン26万円というふうに言われました。要は、お金をかけてこれをリサイクルしておるんですが、燃やしたらこれ、要は燃料として使えばトンで3万円ぐらい電気代がもうかると思います、売電でですね。要は、リサイクルやめて燃やしたらどうかと思うんですが、どうでしょうか。
◎石川環境施設課長 現在、資源化施設のほうで資源物を収集して処理しておりますけども、年間330トンぐらい資源回収いたしまして、それを再利用ということで売り払いをしております。費用でございますけども、収集も分別も瓶、缶ともに同じように収集しておりますので、ペットボトルだけ幾らかというのはちょっと難しゅうございますけども、ちょっとトンの数字が出ておりませんけども、またちょっとはっきり数字はお知らせしたいと思いますけども、どちらにしましても今資源として有効に活用しているということで、今までどおり収集をさせていただいて、資源としてパレット等に再利用しておりますので、そういうような方向でやらせていただければと思っております。
◆岡崎委員 要は、ペットボトルをつくるのに、つくるよりも今運搬とか回収とか洗浄するとかでそれ以上の要は石油がかかっておりますし、ペットフレークを洗浄するのに大量の廃棄物が出るということで、地球環境に大変よくないということであります。平成13年の予算委員会で質問したときに、1トン26万円ですというふうにおっしゃられました。ちなみに、佐伯区が1トンの処理に50万円かかるそうであります。要は、このように税金を投入してマテリアルリサイクルするより、燃やしてサーマルリサイクルするほうがいいのではないか。炭素と水素と酸素が原料でありますので、燃やしても全くダイオキシン等は出ません。害はないので燃やすべきだと思います。考えていただければと思います。要望です。
平成19年度決算委員会
☆ペットボトルをリサイクル
○質問 国の方針に基づき,ペットボトルをリサイクルしている。19年度はどのくらいの量を収集したのか。
○答弁 329トンである。
○質問 収集し,何人かで選別を行い,圧縮などをしていると思うが,このペットボトルのリサイクルのために,どのくらいの費用が必要なのか。
○答弁 ペットボトルは資源ごみとして収集された後,資源化施設へ缶などと一緒に持ち込まれ,それぞれ選別され業者へ売り払っている。なお,選別については業務委託しており,6,7名で行っている。
○質問 ペットボトルだけの費用は出ないようだが,収集費用の全国平均は1キログラム当たり500円程度と聞く。粉砕し,洗浄し,フレークにするのには,1キログラム当たり100円程度なので,合計すると1キログラム当たり 600円かかるそうだ。この作業には,ペットボトルを製造する以上の石油を使い,また洗浄する際は有害物質が発生する。ペットボトルそのものは酸素と水素と炭素で製造されるので,燃やしても全く有害物質は出ない。そのようなことから,燃やしてはどうかと思う。ペットボトルをリサイクルするために,地球の貴重な資源を使用するのはどうかと思うので,燃焼させ,発電し,市が儲けた方がよいと思うが,ライフサイクルアセスメントについて検討しなかったのか。
○答弁 くれエコアクションプランということで,省資源・省エネルギーの環境保全活動に取り組み;庁内の二酸化炭素の削減に努めている。ペットボトルについても,極力,使用しないように減らしていこうと考えている。なお,ペットボトルを減らすことによる庁内での二酸化炭素の削減については,数値がまだ出ていない。
○質問 大量の石油を消費し、大量の廃棄物を出すリサイクルは間違である。リサイクルしていない自治体もあり,再考していただきたい。
平静18年予算委員会
平成18年度処理量は
トンあたりの処理に要する経費は人件費を含めていくらか
処理業者にいくらで引き取ってもらっているか
1トン処理するのに 万円かかる
燃やせば売電で3万円
マテリアルリサイクルは石油資源と税金の無駄。サーマルリサイクルトン3万円
平成15年決算委員会
☆ペットボトルリサイクル
げんたろうペットボトルの
平成15年度処理量は?
答弁 236トンだ。
ペットボトルの成分は炭素と水素と酸素。紙と同じだ。燃やしても害はない。二酸化炭素がでるだけだ。売ってもトン2千円にしかならない物をトン26万円かけて資源にする。燃やせばトン3千円発電する。無駄なリサイクルはやめて燃やしたらどうか。
答弁 いまは業者に売却している。
平成13年度予算委員会
リサイクル推進事業
◆岡崎委員 あと53分ですので、手短にさせていただきます。
113ページ、リサイクル推進事業ですが、ペットボトルの処理に人件費を含めて年間幾らかかる予定でしょうか。
◎神垣環境政策課長 ペットボトルは缶類と合わせて収集して、資源化施設で圧縮保管して日本容器包装リサイクル協会の方に引き渡しておりますが、全部を合わせますと1トン当たり約26万円かかっております。
◆岡崎委員 ペット材料の単価が1トン2,000円ぐらいと聞いておるんですが、2,000円の物をつくるのに26万円かかるのかなというふうに思います。佐伯区では1トンのペットボトルの処理に50万円かかるそうです。ふたやラベルや色があるのでマテリアルリサイクルは無理です。ペットボトルは燃やしてもダイオキシンは出ません。サーマルリサイクルを目指したらどうでしょうか。この事業をやめることが税金と石油のむだ遣いをやめることになります。今後の研究を要望します。
平成12年予算委員会
◆岡崎委員 それでは、次に同じページで、ペットボトルのリサイクルについてお尋ねします。
10月から回収されるペットボトルの引き取り先のめどはお立ちいただけましたでしょうか。
◎神垣環境政策課長 10月から半年分で67トン出る予定になっておりまして、指定法人に引き取っていただくことになっておりますが、今のところ57トン引き取るという話で来ております。最近になりましてあとの10トンも何とか受けられるんじゃないかという形で情報は入ってきております。
ムダなペットボトルリサイクル
燃やしてもダイオキシンの出ないペットボトルより、ダイオキシン発生源の廃プラスチック
(マヨネーズの容器等)を回収する方に力を入れるべきべきではないか。
ちなみにお隣の熊野町では資源ゴミを14種類に分けて収集するそうだ。
(処分する手段が見つかっていない。)
参考 1kg3円の再生ペットフレーク(再生材料)を作るのに600円かかります。石油燃料も消費します。ペットボトルを燃やして発電すれば、売電で1kg30円の収入になります。資源と環境のためには燃やす方がベターです。(数字は全国平均)