青少年健全育成




平成18年度予算委員会
青少年健全育成 289青少年育成費
◆岡崎委員 次に、289ページ、青少年育成費についてお尋ねします。
 少年がコンビニや書籍で簡単にポルノ雑誌などを見ることができて、ビデオレンタル店や家電量販店でポルノや暴力的なビデオあるいはゲームソフトが入手できる環境は、青少年の健全教育に好ましくありません。規制すべきと思いますがどうでしょうか。

◎正脇学校安全課長 議員御指摘のように、一部のゲームでありますとか図書類、テレビ番組などで、暴力であるとか残虐性、性描写において目に余ることがあるのは我々も承知しております。しかし、既に広島県青少年健全育成条例がございまして、有害図書類の販売規制あるいは風俗営業に関する規制がございますので、そちらで今のところ大丈夫かと思います。

◆岡崎委員 ぜひ規制どおり守られることをお願いいたします。
 もう一つ要望がありまして、全国で子どもの権利条約を制定する動きがあります。これが決まりますと、有害情報に自由に接する権利を与えます。くれぐれもこのような動きに惑わされないように要望いたします。



平成11年9月代表質問
D次に青少年の教育についてでございますが、
 コンビニエンスストア・ビデオ店においてホラー、暴力、性描写をしたビデオと有害雑誌の区分陳列の徹底するべきであり、スポーツ新聞、ポルノ 雑誌、コミック、ビデオ等は専門店でしか販売できないようにすべきと思われますが、市の考えをお聞きします
 50年前に国のためを思って空母に体当たりをした青年がいました。現在は同じ年の青年がちょっとしたことで「キレる」と称して当たり散らします。
カルシウムが不足しているから我慢が出来ないと言うのであれば、戦時中の方がキレる青年が多かったはずではないでしょうか。青年を取り巻く環境が管理教育になったから、無味乾燥の心になったのではないでしょうか。
教育が管理されても、子ども達の心が管理されてはいけません。親がただ生活の糧の提供者になってしまい、社会が見物人になり、教員が労働者になってはいないでしょうか。
 教育の土台となる家庭と、それを取り巻く社会のお互いの協力体制を築いていくことが、必要と思います。
 国は「青少年育成基本法制定」について動いております。
「青少年育成基本法の具体案」として、
小学校の教室等を活用して、子育ての体験や悩み等を交換できる「親子交流センター」の設置。
教育委員会が教員の適職性に関する評価を定期的に行い、不的確と認められる教員については、配置換えも含め厳正な処置を実行しうる仕組みをつくる。
特別非常勤講師制度等による社会人の、学校教育への活用推進をする。
と、このような内容ですが、呉市としては、国の青少年の取り組みに対して、賛成の立場をとられるのでしょうか、それとも国に反対の立場をとられるのでしょうか、考えを答えて下さい。

社会教育部長(細川正之) 青少年の教育についてお答えいたします。
 まず、有害図書の取り扱いについてでございますが、御承知のとおり青少年の健全な育成を阻害する恐れのある書籍、雑誌、ビデオなど有害図書類につきましては、「広島県青少年健全育成条例」に基づき、青少年への販売、贈与、貸付は禁じられておりまして、書店等で陳列する際には、他の図書類と区別するとともに、容易に監視できる場所に置くことが義務づけられております。
 有害図書類の指定につきましては、県知事が青少年環境整備審議会の答申に基づき、個別に指定し、広く告示するとともに、各販売業者等の指導を行っているところでございます。
 本市といたしましても、青少年問題協議会で策定しております「呉市青少年問題基本対策要綱」の中に有害図書類の販売業者等に対する自主規制や区分陳列の働きかけなどを掲げ、呉市におけるあらゆる関係機関、団体と連携を図りながら取り組んでいるところでございます。今後とも青少年に好ましくない環境の排除、改善に努めてまいりたいと考えております。
 次に、青少年育成基本法の対応について御答弁申し上げます。
 本市の青少年の健全育成につきましては、先ほども御答弁申し上げました「呉市青少年問題基本対策要綱」に基づき、従来から鋭意取り組んでいるところでございます。
 御案内のとおり、今年7月22日に出された国の第15期青少年問題審議会の答申の中に「青少年育成基本法」の制定に向けて、検討声明の具体的な提案が出されました。議員さん仰せの点につきましては、私どもも同様に考えているところでございます。法制化により、青少年行政の方向性や枠組みが明確化されることは、ぜひとも必要であると考えております。何とぞ御理解のほどよろしくお願いいたします。