触地図
平成20年予算委員会 P185
広島県庁に行きましたら、触地図といいまして点字でつくったような地図があります。点字の文字だけではありませんで、こういう図形なんかも、もこもことした感じでつくってあるんですが、ただ、これをつくりますと、1部が数千円になったそうでありますので、何かいい方法ないかなというのを聞きましたら、熱でこう、もこもこっと膨れる紙があるそうであります。熱転写プリンターでしたら、図形もつくれるということでありまして、こういったのがありましたら、例えば市政だよりでも、文字だけではなくて、地図をつくったりとか、図形をつくったりとか、版画みたいなんでしたら、こういった形にすることができるんですが、こういったような事業は含まれてませんでしょうか。
神垣福祉保健課長 現在のところは、施設等、例えばすこやかセンターであるとか、最近は広市民センター、音戸市民センター、施設の構内図ですね、そうしてさわったらわかる、そうしたところまではやっておりますが、触地図までは現在整備はしておりません。現在ですね、これはいろいろな情報の中で、国土地理院がそういった触地図を、そういった情報をですね、情報と立体コピーシステムというんですか、そうしたものを組み合わせて、今、議員が示されたようなものを試行的にやっておられるというふうに聞いております。今後そうしたものが、もっと普及あるいは市販化されましたら、現在の障害者の日常生活用具の給付事業というのがございますけれども、そうした中で、そういった品目に加えるとかそうしたことは検討できるかというふうに考えております。
岡崎委員 多分そんな大げさなものではなくて、これは1枚150円ですので、ぜひ取り組んで、試行的にしていただければと思います。
平成17年3月定例会予算特別委員会
◆岡崎委員 では、191ページ、社会参加促進事業についてお尋ねします。
触地図というものがあります、触れる地図と書くんですが、公共施設の位置関係を点字とでこぼこであらわしてあります。色が派手なのは、色弱の方に配慮したそうでございます。視覚障害者が安心して外出、観光してもらうためには、このような触地図を予算を使ってつくるべきと思うんですが、いかがでしょうか。
◎山口福祉保健部次長 触地図についてのお尋ねでございますが、現在、呉市では呉市の地図はつくっておりません。しかしながら、各公共施設では、触看板といいますか、建物の中がわかる看板は整備をしているところでございます。障害者団体の方からは、逆にイメージを、地域のイメージをするためには必要という意見もあれば、一方その地図の中にさまざまな情報があり過ぎて、なかなかさわってわからないという話もございます。したがいまして、これから整備するにしても、今度はその地図をもとに実際動ける環境づくり、要は現場での案内も要るわけでございますので、各課と今後連携しながら研究してまいりたいというふうに考えております。
◆岡崎委員 実は、熱転写プリンターで手軽に出せるものもあるそうでございます。これだと図とか絵も打ち出せるそうでございます。ハイテクでぜひ安心な町をつくっていただきたいと思います。