職員互助会の現状
令和6年決算特別委員会
職員福利厚生事業
職員福利厚生事業についてお尋ねいたします。
互助会ですが、市から互助会に税金の補助があると思われますが、この割合、総額に対して補助金の割合というのはどれぐらいなのか、お教えください。
◎松村人事課長 職員厚生会に対する事業主としての公費負担割合でございますが、給料の1000分の2.2ということでございまして、予算に占めるもの、令和5年度決算における公費負担割合は約27%でございます。
◆岡崎委員 分かりました。
そこで、その中の項目に芸術鑑賞助成というのがありまして、これを令和5年度でやっていたのが22市町中4市だけなんです、呉も含めてですけれど。この芸術鑑賞助成というのはどういったものなんでしょうか、お尋ねいたします。
◎松村人事課長 芸術鑑賞助成でございますけれども、これは職員厚生会の会員に対して、呉信用金庫ホールでのコンサートとか、あと美術館の展覧会のチケットの購入費用の一部を助成するというものでございます。
◆岡崎委員 これは個人給付になるんじゃないんですかね。文化ホールのコンサートに行って、作業能率が上がるんでしょうか。精神的に強くなるんでしょうか。
そこで、お尋ねします。芸術鑑賞助成の効果というのをお尋ねします。
◎松村人事課長 効果という具体的なものは、なかなか申し上げにくいんですけれども、まず、職員それぞれの関心は多様でございまして、福利厚生事業についても幅広く提供していきたいと考えております。芸術鑑賞によって英気を養っていただく、そういったことも一つ、職員への福利厚生なのかなと考えております。
いずれにしましても、職員に対するそういった福利厚生事業につきましては、職員や市民の皆様の御理解が得られるように、適宜、見直しを図りながら取り組んでいきたいと考えております。
◆岡崎委員 まず、根拠なんですけれど、何か医学的な根拠があるとか、グラフで何か示すことができるんでしょうか、お尋ねいたします。
◎松村人事課長 具体的にそういった数値とかグラフで申し上げることが、なかなか難しいところではあるんですけれども、先ほど申したように、職員のそういった関心もいろいろありますので、そういった意味で幅広く福利厚生について取り組んでいきたいと考えております。
◆岡崎委員 効果が証明されていないのなら、支出をする根拠がありません。芸術鑑賞助成は廃止すべきです。間違った制度と言えます。
令和 3年 3月定例会 予算特別委員会
◆岡崎委員 人事管理費、福利厚生事業で職員互助会についてお尋ねいたします。 職員互助会に対して公費負担の割合は幾らなのか、お尋ねいたします。
◎平木人事課主幹 互助会に対する公費負担割合でございますけれども、給料の1000分の2.2となっております。
◆岡崎委員 予算に占める割合というのは分からないでしょうか。
◎平木人事課主幹 予算全体に占める割合というのはすぐ分かりませんけれども、金額としては1,200万円を公費の補助として計上しております。
◆岡崎委員 芸術鑑賞に助成をされておるようなんですけれど、芸術鑑賞に助成とは何なんですか。
◎平木人事課主幹 芸術鑑賞の助成ということでございますけれども、芸術鑑賞というのは、例えば、文化ホールなどで行われるコンサートとか、呉市立美術館などで行われる展覧会チケットについて、厚生会が一部補助することにより割引してチケットを販売しているところでございます。
◆岡崎委員 芸術鑑賞に助成しているのは、広島市を除く県内13市のうち3市だけなんです。ボウリングなどのレクリエーション団体助成というんなら分かるんですけれど、芸術鑑賞というのは個人寄附に近いのではないでしょうか。他市の大半は廃止なんですが、芸術鑑賞助成を廃止するという考えは来年度ないでしょうか。
◎平木人事課主幹 地方公務員の福利厚生については、地方公務員法において地方公共団体が実施することが義務づけられております。呉市では、公費により呉市職員厚生会に対して委託を行っており、実施しているところでございます。職員の関心というのは人それぞれ多様でありますので、福利厚生事業についても幅広く提供したいと考えておりまして、職員には芸術鑑賞によっても英気を養っていただきたいと考えております。いずれにいたしましても、職員に対する福利厚生事業は議員の皆様や住民の皆様の御理解が得られるよう、点検、見直しを行いながら適正に実施してまいりたいと考えております。
平成28年度予算特別委員会
岡崎 149ページ、職員福利厚生事業、いわゆる互助会についてお尋ねします。ことしの補助率と補助枠は幾らだったんでしょうか、お尋ねします。
河野人事課長 互助会、呉市厚生会に対する事業主負担の補助率でございます。1000分の2.2でございます。負担額は2,400万円余りでございます。
なお、平成23年に大きな見直しをしまして、1000分の3.5から2.2に落としたものでございます。
岡崎委員 ですから、3割ぐらいが税金の負担になるかなと思うんです。
ところで、ボーリング大会に対する補助はまだしていらっしゃるんでしょうか。
河野人事課長 呉市職員厚生会で体育事業、レクリエーション事業としてボーリング大会をしております。この財源といたしまして、各職員の給料から天引きした会費収入、それから事業主の補助金、半々ぐらいで事業を実施しております。
岡崎委員 要は、税金の補助があるということでございます。平成18年、総務省から住民の理解が得られるものとなるよう点検、見直しを行いなさいという通達がありました。ということは、ボーリング大会に税金補助をされとるということは、住民の理解を十分にいただいたと理解してよろしいのでしょうか。
河野人事課長 その通達を受けて内容を見直し、職員厚生会の中で行っている個人給付につきましては負担金を充てないという整理になっております。
それから、その検討の中身としましては、労働安全衛生法の中に事業者の責務が書かれております。労働者の健康の保持、増進を図るため、体育活動、レクリエーションその他の活動について、便宜を供与する必要な措置を講ずるように努めなければならないと定められております。また、他都市、それから民間事業者も調査いたしましたけれども、特に著しく均衡を欠いたものではないということになりまして、継続しております。
岡崎委員 そのときの通達に、福利厚生事業の実施状況等が公表されているかとありまして、広島市は補助額とか補助率をホームページで公開しておるんですが、呉市は一体どうなんでしょうか。
河野人事課長 申しわけございません。呉市については公表しておりません。
岡崎委員 今後公表するというお考えはございませんでしょうか。
河野人事課長 職員厚生会とも相談させていただきながら検討させていただきます。
岡崎委員 もういっそ私もこれで時間をとられるのはあれなんで、税金補助というのをやめたらどうなんでしょうか。
河野人事課長 他都市の数字をいろいろ調べてまいりまして、平成23年度に大きな見直しをしております。今後につきましてはまた調査を行いながら、いろいろ検討してまいりたいと思います。
岡崎委員 ぜひ大きな見直しをしていただきたいと思います。
平成25年度予算委員会
総務 P143職員福利厚生事業 職員厚生課 職員互助会の現状
岡崎 143ページの上のほうですが、職員福利厚生事業、職員互助会の現状というタイトルで質問させていただきます。
職員がお金を出し合って旅行やスポーツをする互助会制度がございます。ただ、ちょっと疑問に思うことは、以前は積立金の6割の税金が投入されておりました。平成18年度までは結婚祝い金や出産祝い金までも支出されておりまして、祝い金の半分が税金では市民が納得しないんではないかと思います。
そこで、質問しますが、来年度の互助会に対する補助の額と補助割合はどうでしょうか、お尋ねします。
吉原人事課長 呉市における当該事業に係る予算につきましては、職員福利厚生事業、予算書にございます5,146万3千円のうち1,587万2千円でございます。この残りは、労働安全衛生法によります健康診断に要する経費等3,600万円を計上しているものでございます。
この福利厚生事業に要する経費につきましては、平成17年度には、先ほど委員御指摘のありました市の負担が1000分の6、職員の負担分として1000分の5の割合で5,800万円でございました。その後、合併とか行財政改革等によりまして事業の見直し、それから負担割合の見直しを行いまして、平成23年度からは市の負担としては1000分の2.2、職員の負担が1000分の3.3の割合で、今の平成25年度は1,587万2千円予算計上させていただいているものでございます。
岡崎 そこは後から聞こうと思っておったんですが、ちょっと段取りが。
そこで、地方公務員法42条がありまして、これが補助の理由であろうと思います。そこで、旅行の場合なんですが、本人の場合は2分の1、家族の場合は3分の1が互助会から補助されておりました。地方公務員法42条の書き出しは、「職員の」から始まります。「その家族」とは書かれておらんのですが、家族の旅行にまで補助されてきたこの理由を教えてもらいたいと思います。
それと、旅行対象補助が来年度あるかどうか教えてください。
吉原人事課長 職員の元気の回復、地方公務員法の第42条で、地方公共団体は──先ほど委員から御指摘のございました、職員の保健、元気回復、その他厚生に関する事項について実施しなければならないとなっております。職員の元気回復をするためにも、家族に対するそういった厚生部門は必要と考えて今まで行ってまいりました。しかしながら、福利厚生のためのレクリエーション事業につきましては、平成22年度から宿泊を伴う事業は中止しておりまして、助成もしていないところでございます。
岡崎 わかりました。旅行には補助されていないということで。
もう一個だけ教えてください。ボーリング大会補助はまだ残っておるんでしょうか。
吉原人事課長 ボーリング大会は、スポーツ助成で残っております。
岡崎 ボーリング大会に補助されるという、とてもいい制度なんですが、健康づくりになるということだと思います。いい制度なんで、これ全市民に互助会制度を拡大するという考えはございませんでしょうか。
吉原人事課長 職員の福利厚生ということでございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
岡崎 わかりました。今の時代、こういう補助はどうかと思いますので、できれば縮小の方向でお願いできればと要望いたします。