市街化調整区域
平成28年6月一般質問
***4 .市街化調整区域の宅地化について
*** (1)現状 都市計画課 御殿場市浜松市
質問 御殿場市では都市計画法の開発許可の特例を適用して住宅建築を可能にしました。呉市でも市街化調整区域の宅地化は可能なのですか。
答弁 市街化調整区域内の建築規制の緩和についてでございます。市街化調整区域は,都市計画法に基づき建築物の建築を抑制するべき地域として位置付けられており,議員ご照会の御殿場市の取り組みは,当該市の人口動向等に即した施策であると考えています。
一方,呉市では,郷原地区において,当時,市街化調整区域の用地を学びの丘住宅団地として造成・販売しております。
また,平成15年には,都市計画法の改定に基づき,市街化調整区域においても市街化区域から1km以内で,周辺に一定数以上の建築物が立ち並び,かつ4m道路に抜道しているなどの一定の条件を満たせば,建築物の建築が可能となる条例を制定し,規制の緩和を行っているところでございます。
平成25年度予算委員会
土木 P217 建築指導行政費 調整区域
217ページ、建築指導行政費、調整区域についてお尋ねします。私の両親は香川県出身です。実家に行くときに目にするのが、高松市に一気に家が建ったことです。聞きますと、線引きをなくしたためにどこでも家が建築可能になったということですが、呉市も高松市と同じように都市計画の線引きはなくせないものでしょうか。調整区域はなくせないでしょうか。
委員の御質問は、市街化区域と調整区域の区分けがなくせないかという御質問だと思います。委員御承知のとおり、市街化区域は既に市街化を形成している区域、またおおむね10年以内に市街化として優先的に、かつ計画的に市街化を図る区域になってございます。また、逆に市街化調整区域は市街化を抑制していく区域と、開発を抑制していく区域、家が原則建てられない区域での仕分けがございます。今、委員仰せの高松市のように、呉市も市街化区域の線引きをなくしたらどうかということでございますけれども、呉市は広島圏域、エリアの圏域でございますけれども、広島圏域都市計画区域で、法律で広島市、政令市を含む大規模都市につきましては、線引きをしなさいという決まりがございまして、地理的条件も御存じのように広島市が中心でございまして、4市4町、大竹市、廿日市市、広島市、それから呉市、あと4町あわせますと、ちょうど広島市がその帯のど真ん中でございますので、広島市を外して広島圏都市計画区域を、広島市を外すのは非常に国と県も難色を示しているところでございます。
ですから、まとめましたら、政令市の広島市があるから線引きを外せないということなんですが、何とかして広島市をのけて都市計画区域設定はできないものでしょうか。
先ほども申し上げましたけれども、法律上ではそうなってございますが、一時道州制の話もございました。そういうことから、中心になる広島市を外すことは非常に困難と聞いてございます。
わかりました。家が1軒建ちますと、その経済波及効果は大きいものがあります。といいますのが、たくさんの業者が絡むからです。呉市は面積の割に平地が少ないところです。広島市を除外する案もまだまだ諦めず、検討してください。
平成22年度予算委員会
質問 都市計画調査費1,200万円についてお尋ねします。
都市計画決定がなされますと、家が建てられる市街化区域と調整区域に分けられます。調整区域に指定されますと、建設が制限されまして、実質建てられなくなるわけです。
四国香川県は、線引きをなくして、調整区域をなくしております。高松市の方に聞くと、あっという間に家が建ったそうであります。ただ、難点は、地価が下がったそうであります。下がったというよりは平均化したのではないかと思われます。
高松市と比べて平地の少ない呉市は、線引きをなくして、郷原、栃原、苗代で住宅建設を可能にするべきと思いますが、線引きはなくせないでしょうか。
今村都市計画課長 旧呉市の区域でございますけども、こちらの区域は広島市を中心として、西は大竹市から呉市まで4市4町で構成する都市計画区域でございます。こちらのほうは市街化区域と市街化調整区域に区分されております。これは都市計画法によって、政令市を含む都市計画区域ではこの区域区分をしなさいという形となっております。これは大都市では公益の視点で無秩序な市街化を防止するという観点から規定されておるものでございまして、広島圏都市計画区域に含まれる呉市の都市計画区域は調整区域をなくすことはできないというふうな状況でございます。
岡崎委員 はい、わかりました。要は広島圏都市計画区域の中に政令市の広島市が入っておるから線引きをなくすことができないということであれば、じゃあ広島市と分ける、広島市を除けばいいのではないかと思うんですが、できないでしょうか。
今村都市計画課長 確かに広島圏都市計画区域から広島市が外れれば、実務的にはできなくもございません。しかしながら、昨今、道州制とか言われる中で、そうなれば広島市に州都をということも議論もなろうかと思いますけども、そういうことになれば呉市としてもその一翼を担うという議論も出てくるものと思われます。また、昨今、コンパクトシティというふうなことを言われておりますけども、これは市街化が郊外に薄く広く広がることによって行政コストが増大するという側面があって、最近はコンパクトシティという課題を全国的に検討しておるところでございます。市内におきましても、焼山地区等におきましては、古い住宅団地では既に空き家等、空き地が発生している状況がございます。また、新しい住宅団地ではまだ売れ残るという状況もございまして、現段階ではそういうことを検討する視野にないというふうに考えております。
岡崎委員 では、要望で終わりますが、田舎を調整区域にするから、もっと過疎になると思います。前にも言いましたが、私は小泉総理にメールを送りました。どうしても調整区域にしたいのなら東京23区を調整区域に指定したらどうでしょうか、東京はもう家が建つ必要はないと思いますとメールを送ったことがあります。ぜひ線引きをなくして、しかし将来道路になるところには一定の制限を設けるとして、呉市に家をふやして人口をふやしましょう。
終わります。