スマートフォンで防災




平成28年3月定例会
◆(岡崎源太朗議員) 私は、じみんの会、岡崎源太朗でございます。
 昨年、一昨年と、市役所内のタブレットの導入とSNSによる行事の情報発信を訴えてまいりました。きょうは、市民お持ちのタブレットとスマートフォンを使って、安心・安全、快適、便利な呉市になるように質問してまいりたいと思います。
 パソコンと違いますのは、スマートフォンはプッシュ機能とGPS機能がついております。プッシュ機能がありますので、登録をしておけば、例えば津波のおそれがあるので防災情報を確認してくださいといった通知とか、呉市でどこの会社でいつ就職体験ができますよという情報とか、そろそろお子様の予防接種ですよという通知をする、それも期間限定ですることができます。さらに、郵便番号を登録しておけば、地域を限定して通知をすることができます。また、GPS機能がありますので、ここから一番近い避難場所はどこかとか、ついでに近くの観光場所はないかといった、今の場所から検索をすることができます。
 静岡県では、防災情報をSNSで発信しております。アカウントを登録しておれば、各種警報、避難情報、避難開所状況を登録した方に通知することができます。呉市でも取り入れてはどうでしょうか。
 ここで質問席に移動しますが、スマートフォンの活用についての質問は、参考までに画像を出させてもらいます。タブレットでアドレスかキーワードで御検索をいただければ、補足説明になります。

◎総務部長(大下一弘) スマートフォンを活用した防災情報の通知に関する御質問にお答えいたします。
 防災情報は、迅速にできるだけ多くの市民に伝えていくことが重要であり、スマートフォンを活用したSNSによる情報提供も有効な手段の一つと考えております。このため、呉市でも今年度より静岡県の事例と同様に、フェイスブックを活用して台風情報や交通規制などの防災情報の発信を始めたところでございます。
 議員御指摘のアカウント登録した登録者に対する情報通知など、さらなるスマートフォンの活用につきましては、今後先進地の事例を調査するなど、研究してまいりたいと考えております。


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◆17番(岡崎源太朗議員) アプリによりましては、郵便番号を入力いたしましたら、地域限定で通知をすることができます。例えば郷原ダムの水位が上がって決壊のおそれがあるとき、いきなりサイレンで避難警告を出すのではなく、例えば広町田地区限定で降雨情報やダム水位の細かい状況をプッシュ通知し、クリックしたら動画でダム水位のライブ状況を見られるといったほうが安心と準備ができるのではないでしょうか。また、こういったこともあると思います。アメリカにいる息子からおやじ、スマホで見たら今、中通をうろうろしよるみたいじゃが、あと30分で津波が来るけえ小学校に避難したほうがええでといった電話が来ることが可能になります。つまり、ふるさと呉市の親を遠くからスマホで見守ることが可能になると思いますので、ぜひ取り組んでいただければと思います。