太陽光発電
平成25年度予算委員会
環境 P187 太陽光発電システム等設置助成事業
岡崎 187ページ、太陽光発電システム等設置助成事業についてお尋ねいたします。ソーラー発電は私は賛成ではありませんが、理由はソーラーパネルが発生する電気よりもソーラーパネルをつくるときの電気のほうが多くかかるからです。シリコンウエハーをつくるときにたくさんの洗浄液を出します。地球規模で考えるとよくないと思われます。家庭の屋根につけるのは個人の勝手なんですが、来年度からはメガソーラーで更地の上に建設されるそうでございます。土地利用がもったいないので、老婆心ながら一言提案させていただきたいんですが、ソーラーパネルを葉っぱのような形にしてきれいな形、縦にツリー状に配置をすれば、地上占有は柱の太さだけで済みます。縦長をすれば街路樹のかわりに歩道に設置ができたりとか、広葉樹のように横に広げれば日陰ができまして、下で子どもが携帯ゲームをすることができたりします。こういったように縦に3次元でソーラーパネルを配置したら、プラス補助ですとか何か特典がとかというようなことが考えられないか質問します。
藏本環境政策課長 一般的に太陽電池パネルは、発電効率はもちろんのことなんですけれども、それに加えまして土地の形状でありますとか、あと風圧、風の圧力、そういったものの大きさでありますとか、あとメンテのしやすさとか、そういったものを総合的に検討した上での設置位置とか角度とかいろんなものを決められてくるというのがございまして、委員御提案のツリー状にというのは、ちょっと技術的に可能かどうかちょっと私もよくわかりませんけれども、一応業者のほうはそういったいろんな多角的な検討をした上でパネルを設置されておるということで御理解いただきたいと思います。
岡崎 ただでさえ地球によくない太陽光発電で、土地利用が悪い、計画性のないメガソーラーに補助は必要ないのではないかと思います。私の予言では、いずれ壁紙のようなソーラーパネル用紙ができて、壁に張りつけたら発電ができるような時代が来るのではないかと思います。そのときに二次元のソーラーパネルというのは笑いの種になるのではないかと思いますので、呉市はテクノロジーのまちです。ぜひ三次元ソーラーを先取りして考えていただければと思います。要望で終わります。
平成21年度予算委員会
◆岡崎委員 太陽光発電システム設置補助事業について反対の立場で質問するんですが、ソーラーパネル、きのうも出ましたが、安浦支所で売電が年に12万円ですけど、設置費が1,300万円、100年以上かかるというのがありました。中央桟橋で、たしか当初は売電年間100万円入るというはずだったんですけど、設置費が3,200万円かかったということで、単純計算して30年かかる、売電価格も今下がりましたし、パネルも汚れてきたら発電効率が落ちるということで、コストが合わない事業であります。補助をやめたらどうかと思うんですが、どうでしょうか。
◎川村環境政策課長 先ほどもちょっとお答えしたんですけども、我が国におきましてこの太陽光発電というものをグリーン・ニューディール政策の骨格とされてまして、国のほうでも2020年までに進めることによって現在の25倍、3万7,000キロワット、これによりまして60万人の雇用が生まれるという壮大な雇用計画も立てられております。そういった国のほうが大きく進められておりますし、また太陽光発電につきましても、18年度をもって一たん廃止されたものが、この1月13日から国においてもまた再度開始のほうをされております。こういった点を受けまして、いろいろな自然エネルギーを使った発電というのがございますけども、呉市におきましては、呉市の地形的、自然的特徴を生かしました、ほかの地区に比べて日照時間が多い、また風力等におきますような強い風が吹かない点をもって、呉市においては太陽光発電、これをまた進めていきたいというふうに考えております。
◆岡崎委員 今、コスト面から言わせてもらいましたが、今度エネルギー面から言わせてもらいます。ソーラーパネルの原料でありますシリコンウエハーというのがあります。これは高純度のシリコンウエハー、シリコン99.9、9が9つほど並ぶそういった高純度のシリコンをつくらなくてはなりません。そのためには、岩石をどろどろに、それも非常に精密な温度管理をしないといけないことから、電気炉でぐつぐつ煮るんですが、そのときに、要はシリコンウエハーをつくるときに、ソーラーパネルが自分が一生涯つくって生み出す電気よりもはるかに多くの電気を使ってシリコンウエハーを製造しないといけない。また、このシリコンウエハーを洗浄していくんですが、そのときに大量の廃棄物が出てしまう。ただ、どうせつくっておるのが東南アジアでありますので、東南アジアのエネルギーを使って、東南アジアに大量の廃棄物を出して、呉市にとっては心が痛いだけなんでありますが、ここで呉市民を代弁というよりも、地球を代弁して言わせてもらいますが、コスト的にも合いませんし、地球環境にとっても大変よくないということで、要望としてはぜひやめていただきたいということを言わせていただきます。
平成18年度予算委員会
ソーラーパネル
質問 ソーラーパネルの原料であるシリコンウエハーを作るには
高純度のシリコンが必要であり、そのためには岩石をどろどろになるまで煮ないといけない。
ソーラーパネルの製造に、ソーラーパネルから得られるよりはるかに多くの電力を必要とする。