双方向通信アプリ
令和4年12月一般質問12月8日
3.生活情報アプリについて
(1)生活情報発信の現状
(2)双方向通信アプリの導入
【質問】市からの情報発信は市政便りなどの紙媒体、テレビなどがありますが、最近ではSNS等で情報発信する自治体が増えてきました。
呉市はどのような電子媒体で情報発信しているか現状を教えて下さい。
【答弁】本市の電子媒体を活用した情報発信の現状についてお答えします。
まずは情報発信の大きな柱となるのがホームページです。お知らせやイベント・募集記事などの市政情報全般をはじめ, 新型コロナウイルス感染症や,災害に関する情報など,幅広く発信しております。
さらに,スマートフォンの普及に伴い,多くの人がSNSを活用しておられることから, 拡散力のあるLINEやTwitter,Facebook,YouTubeにより即時性を活かしたタイムリーな情報発信に努めているところでございます。
また,市政だよりにつきましては,文章をタップすると文字を拡大できる機能や多言語に対応した機能を備えたアプリ「カタログポケット」を活用し,電子書籍としても配信しております。
***(2)双方向通信アプリの導入
府中市では生活情報を一括して市民と双方向でやりとりできる双方向スマートフォン用アプリ「My府中」の運用を初めて一年が経過しました。市民の評価はいかがなものか把握しておられましたら答えて下さい。
【答弁】議員ご紹介の,府中市の生活情報アプリ「My府中」は,お気に入りの風景や道路の危険個所などを,写真や位置情報を用いて投稿できる機能や,利用者が関心のあるキーワードを選択することで,ごみ収集日の通知,避難所の開設情報の通知を受け取ることができるプッシュ通知機能など,複数の機能を持つ自治体公式のアプリでございます。
府中市では,昨年11月にこのアプリの運用を開始しており,1年間で約6,500人(府中市人口の約17パーセント)の方が登録されているとのことでございます。
議員お尋ねの,府中市民の評価につきましては詳細を承知しておりませんが,市職員や市内企業の従業員を対象に行った導入前のテスト運用では,アプリを開いていなくてもスマホの画面上にお知らせが届く「プッシュ通知」機能が好評だったと伺っております。
【質問】今の携帯電話のほとんどにカメラが付いております。市から一方的に情報を流すだけでなく、市民から写真や動画を送って頂くと、貴重な情報になります。
呉市も双方向通信アプリを運用すべきと思われますがお考えをお示し下さい。
【答弁】
スマートフォンなどのカメラ機能を活用して,市民の皆さんから位置や画像などを情報提供していただく仕組みについては,例えば,施設や設備の不具合などをいち早く市にお知らせいただく場面などで,本市においても有効な方法であると認識しております。
そのため,ICTを活用して様々な課題解決に取り組む「スマートチャレンジくれ」の取組テーマの一つとして,公共施設の損傷等に係る通報システムの検討を行っておりますが,こうした市民の皆さんから情報提供していただく仕組みの構築にあたっては,手軽に通報できる反面,投稿についてのルールづくりや,いただいた情報に対して,どのような対応を行っていくのかといったプロセスの整理など,課題も多くあります。
いずれにいたしましても,新たなデジタルツールの導入に際しましては,関係課と協議しながら,解決したい課題は何か,どういった成果を期待しているのか,市民サービスの向上につながるものか,費用対効果はどうか,といった様々な要件を検討し,本市にとって最も効果的な手法を選択していきたいと考えております。
【提案】例えば川が氾濫した場合、道路までは水が来ているのか、緊急車両が通れないほどの水量であるかは投稿の動画を見れば一目瞭然です。ハイテクを利用して安全安心快適な仕組みを作ってくださいますよう要望いたします。