水陸両用車
平成19年6月代表質問
☆水陸両用車
水陸両用バスが平成14年に日本に初上陸した。この水陸両用バスをポートピアで展示し、7000人の市民にに観てもらった。広小坪では自治会と消防団の協力を得て体験運行をした。今月からこの車両は大阪市で業務運行を始めた。広島、呉、江田島の観光地、瀬戸内海巡りには水陸両用バスが最適だ。呉市での水陸両用バスの導入について考えはないか。
答弁 水陸両用バスの呉市での導入が図られれば観光の目玉になる可能性はあるが、車体価格が1億円程度と高額であり、着水、上陸用のスロープが必要などの多くの設備投資が必要となる。しかし、大阪市で民間運行が始まった現状において、呉市としては大阪市での活用例について採算性等を注視していく。
要望 修学旅行生を乗せた水陸両用バスが原爆ドームを出発した後、宮島の鳥居の前を通って江田島教育参考館に行く。呉湾を渡ってやまとミュージアムと鉄のくじら館を見る。なんとすばらしい修学旅行コースだろうか。呉市だけ設備投資をする必要はない。水陸両用車は理論的には地球上どこでも走れる車だ。4つの平和施設を回遊し、子供に夢と感動を与える乗り物として今後検討を要望する。
平成18年度予算委員会
水陸両用車 237観光施設整備費
◆岡崎委員 同じページになると思いますが、237、観光施設整備費についてお尋ねします。
観光スポットを船でめぐるクルージングを計画されておられるようですが、それならいっそ水陸両用車が最適と思われますんですが、この案の一つに加えていただくわけにはまいりませんでしょうか。橋の通行料も多分ただで行けます。水陸両用車の導入について可能性をお尋ねします。
◎木坂商工観光部次長 クルージングについての水陸両用車の導入についてのお尋ねでございます。
水陸両用車につきましては、平成14年に中国経済産業局が中心となりましてプロジェクトを立ち上げております。以後実用化に向けて検討が今現在されているところでございます。しかしながら、技術的な問題、さらには開発、運航に係る費用の問題、それらがございまして、現段階では実用化は非常に難しいというふうに聞き及んでおります。
私ども来年行いますクルージングにつきましては、100人程度が乗れる高速艇を今現在予定しておりまして、水陸両用車につきましては本当に魅力ある御提案ではございますが、将来の夢として温めてまいりたいというふうに考えております。
また、高速艇でめぐる瀬戸内海につきましても、議員御承知のようにとてもすばらしいものがございますので、ぜひ御乗船いただきますようにお願いを申し上げます。
◆岡崎委員 では、夢を語ります。三之瀬からバスが上陸したら恐らく拍手が起こるであろうと思います。桂浜から海水浴客を横にバスが上陸したら、やはり呉市の技術をたたえられるのではないかと思います。私は実際水陸両用車に乗ってみました。扉をあけたら海がありました。もう感動いたしました。海から陸に上がるときはもう思わず声を出してしまいました。ただ、日本にまだ2台しかありませんし、営業用の車はいろいろ難しくて走っておらないようでございますが、実現すればナンバーワンとなるということでございますので、ぜひ長期的な視野でよろしくお願いいたしたいと思います。
平成17年予算委員会
☆水陸両用車
平成17年3月定例会予算特別委員会
◆岡崎委員 次に、以前議会でも導入案が出ておりました水陸両用車についてお尋ねします。
百聞は一見にしかずで、3年前に呉市に来ていただきました。小坪の海にも入ってもらいました。これはその後どうなったんでしょうか。
◎歌田企画調整課長 水陸両用車の導入の件でございますが、平成14年9月でございますが、中国運輸局、中国経済産業局が中心となりまして「水陸両用型観光船利用促進プロジェクト」が結成されました。その後、呉市もニーズ懇談会の中に企画部長がメンバーといたしまして、大和ミュージアムと江田島の旧海軍兵学校を結ぶ観光ルートであるとか、合併町におきます今後海の駅等もふえてまいりますので、その海の駅等を結ぶ可能性について、観光船の利用方法について多角的に検討をいただいておるところでございます。
ネックとなりますのは、やはり1億円を超すと言われる車体価格に加えまして、着水するための長いスロープの整備が必要であるとか、瀬戸内海を航海する上での安全基準であるとか、現在その辺につきましては平成15年度以降、呉市が入っておりますニーズ懇談会とは別の技術関係懇談会というのがございまして、そちらの方で15年、16年と実用化に向けての技術の確立であるとか今後の実証実験だとか、その辺に向けての検討が進められていると聞いております。我々としましても、水陸両用船の導入につきましては、有効な乗り物であろうと考えておりますので、より実行可能なものにしていくため、関係機関等と連携しまして研究を進めてまいりたいと考えております。いましばらくお時間をいただきたいと思います。
◆岡崎委員 理論的には、地球上どこでも走れる夢の車であると思います。しかし、実際は川は流れがあったり、海には波があって航行は難しいというのがあるそうでございます。そういった意味では、瀬戸内海というのは大変な有利な条件ではないかと思います。他市ではできない好条件があることもぜひ考えて検討いただきたいと思います。