小規模通所授産施設の経営補助
小規模通所授産施設の経営補助
平成16年6月定例会
◆17番(岡崎源太朗議員)
次の項目で、障害者福祉について、小規模通所授産施設の経営補助についてお尋ねします。
小規模通所授産施設は、10名以上19名以下の施設です。小規模授産施設は、施設に対する補助でありますので、人数10人のときはいいのですが、生徒がふえるに従って経営が苦しくなってまいります。他施設は人数による補助です。そのため、他施設との不均衡が生じております。人数による緩和措置ができないものかお尋ねします。
◎福祉保健部長(松田敏彦) 小規模通所授産施設の経営補助についての御質問にお答えをいたします。
小規模通所授産施設は、定員10名以上19名以下の小規模な通所授産施設として、平成13年度に創設された制度でございまして、現在呉市では知的障害者及び精神障害者の小規模通所授産施設が各1カ所設置されております。また、市内にはこれ以外に利用者定員が20名以上の大規模な知的障害者通所授産施設が4カ所、法人化されていない小規模作業所が13カ所ございますが、これらの施設の運営は、利用者1人当たりの月額単価が定められており、利用者がふえれば運営費に対する補助もふえる仕組みとなっております。
一方、議員御指摘のとおり、小規模通所授産施設の運営費補助は、利用者数に応じた補助額ではなく、国の基準に従い1施設当たり年額1,050万円を上限に、施設運営のために必要となる経費を補助しているところでございます。小規模通所授産施設とその他の通所授産施設を比較いたしますと、その他の通所授産施設が施設長のほかに利用者7.5人当たり1人の指導員を配置しなければならないなど、厳しい職員配置基準が定められているのに対し、小規模通所授産施設は職員の配置基準や設備基準が緩やかで、入退所や活動内容等についても自由度の高い施設となっております。小規模授産施設の補助額は、国の補助制度により、このような施設の性格、位置づけに対応した水準に設定され、また利用者の増減に伴い配置職員数を増減することなく、柔軟に運営できるよう定額的な補助制度となっているものでございますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
いずれにいたしましても、障害のある方々の多くが将来にわたって住みなれた地域で生き生きと暮らしていくことを望んでおられるという現状を踏まえ、議員御質問の小規模通所授産施設を初めとした、地域で安心して暮らしていくための各種サービスを総合的に推進してまいる所存でございますので、よろしくお願いをいたします。
平成16年予算委員会
小規模通所授産施設の経営補助
小規模通所授産施設は10名以上19名以下の施設だ。
小規模授産施設は施設に対する補助なので人数10人の時はいいが、生徒が増えるに従って経営が苦しくなる。他施設は人数による補助だ。そのため他施設との不均衡が生じている。
人数による緩和措置はできないか。
答弁小規模通書授産施設は職員の配置基準や設備基準が緩やかで、利用者の増減に伴い、配置基準を増減することなく柔軟に運営できるよう計画的な補助制度となっている。
ひとりごと 国の猫の目行政で現場は大変です。ダンボールを集めてやっと暮らしているしょうがい者に苦労させるな。